☆フェイバリット・ワン 林真理子 集英社 (2014/03)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



「この物語は私の、小説版“野心のすすめ”です」






さまざまな男性との出会いによって、主人公の夏帆の人生がびっくりするほど物凄く変貌していきます。






夏帆の人生のステージが1段ずつ上昇していくようなイメージで。






夏帆の立身出世物語のようなおはなしですが……。






林真理子さんのベストセラー“野心のすすめ”を読んでから、この本を読まれると、「なるほどな」とその意味や内容がよくわかるはずです。




◎1954年山梨県生まれ。日本大学藝術学部卒業。


コピーライターを経て、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を出版、ベストセラーに。


1986年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、1995年『白蓮れんれん』で柴田錬三郎賞、1998年『みんなの秘密』で吉川英治文学賞、2013年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞





208P

橋本さんは夏帆の髪をやさしくなでる。

そんな時、夏帆はとても幸せな気持ちになる。

愛している人に愛されているからではなく、自分がとても価値のある人間だと思わせてくれる男の人がいること。

女の子というのは、そのことだけでも充分幸せになれるのだもの。




371p

俊は言った。

「ナッチ、ひとつのものを手に入れたら、ほかのものを手放さなくてはならない時だってあるよ。

それが恋人や友だちなのは哀しいけど、ナッチはもうその場所に来ているのかもしれない」