☆イニシエーション・ラブ 乾くるみ 文藝春秋 (2007/04)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




あなたは、これを読んで誰が好きになりますか?



君は、誰に共感して、だれを嫌いになりましたか?


 




普通の恋愛小説だと思いきや内容はやっぱりミステリーなんですよ。



まじで面白かったな!



とってもご縁があって手に入った本なのです。



すぐに読破してしまいました。


 





論理展開の巧みさや読後の意外性などは、非常に面白いミステリーだと思います。



内容を推敲され、より深く考えられた上で作られた小説ですね。


 




後日、この本で読書好きな仲間たちと語りあうことにしています。



同じ本を読んでも、また違った視点を感じあいたい。



同じ視点でも、自分では気づかない点に気づかされたい。



わずかに受け取る感じが違うところがあってもいい。



客観的に多面的な読み方ができるのがうれしい!


 



共通の本を通じて、語りあい、学びあい、そして大切な何かを気づきあうのが楽しいのですね。






 


主人公の鈴木くんや成岡繭子さん、石丸美弥子さんなど、この本に登場してくる人物の相関図を頭に入れながら読むといいな。







 


ぼくは、ある登場人物に共感できるところもあります。



しかし、恐ろしく感じたり、哀れに感じたり、ずるがしこいなあと感じたりします。





 



 


鈴木くんの視点だけでなく、成岡繭子さんの主観で語る言葉をもっと知りたいなあ。



彼女が語る物語をもっと知りたいなという衝動に駆られます。


 



 




もし成岡さんが実在するなら、ぜひ彼女にこう聞きたいのです。



「あなたは、じつはかわいそうな女性を演じていませんか?」


 





解説~再読のお供に~大矢博子さんより 抜粋



「ある時期にしかできない恋愛、というものがある。愚かしいほどに一生懸命で、恋愛こそすべてで、好きな人のちょっとしたしぐさに舞い上がったり落ち込んだり、通りすぎてみれば微笑ましくも痛々しい、誰もが一度は経験する最初の恋。

本書は八十年代後半を舞台に、誰もが通り過ぎるごく普通の恋愛を、けれどもとても一生懸命な恋愛を、そして―とても素直で正直な恋愛を描いた物語である。

でも、それだけではない。……



(この再読の解説は、続きます。ネタバレになるので実際には本を読んでいただきたいです)


 



 





「僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説—と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。」


と本の裏に解説があります。





 <目次>


Side-A

1 揺れるまなざし 8

2 君は100% 26

3 YES-NO 50

4 Lucky Chanceをもう一度 68

5 愛のメモリー 94

6 君だけに 116



Side-B

1 木綿のハンカチーフ 130

2 DANCE 150

3 夏をあきらめて 170

4 心の色 196

5 ルビーの指輪 218

6 SHOW ME 243



◎1963年、静岡県生まれ。静岡大学理学部数学科卒業。98年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞して作家デビュー