同僚、同級生、地元住民や関係者たちが語る言葉を通じて、数珠つなぎのようにストーリーがあるひとつにつながっていきます。
SNS、週刊誌、新聞記事などをふんだんに使い、読者に飽きがこないような面白い工夫もあり。
こんな風にすると、先の展開がどうなるのかなと体が動いたり、心がワクワクとうなりながら読ませてくれますね。
いろいろな手法で物語のミステリーの本質に迫ってくる湊かなえさんは、懐がすごい深い作家さんだと思います。
彼女の作品は美しい!
また、次の作品を読みたくなります。
次は、「豆の上で眠る……。」かな!
<目次>
第1章 同僚Ⅰ
第2章 同僚Ⅱ
第3章 同級生
第4章 地元住民
第5章 当事者
「しぐれ谷殺人事件」関連資料
◎1973年広島県生まれ。2007年に「聖職者」で小説推理新人賞を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビュー。この作品が09年に第6回本屋大賞を受賞。
12年「望郷、海の星」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞
