先週のニュースなんですが、国立社会保障・人口問題研究所がこのほど、
2050年までの将来推計人口を発表したみたいです。
それによりますと、長野県南部飯田下伊那地域14市町村の人口は20年の15万5千人余りに対し、
50年は4万4千人余り減の11万1千人余りになる試算だそうです。
パーセントでは28.5%減。
年齢層別でみると若年層ほど減少率が大きくなっており、
さらに少子高齢化が深刻になりそうですね。
20年の国勢調査では、その5年前の調査時から飯伊で4.2%減ということで、
50年に28.5%減になるのもおかしくはないです。
14市町村別の人口推計を見てみると、飯田市は25.9%減の7万2千人あまり・・・
平成の大合併で松の地元の南信濃と上村が合併した頃は10万人を超えていたんですがね。
町村での減少率が最も高そうなのが、隣村の県最南端の天龍村でー69.1%。
20年の1.100人余りから360人くらいになりそうだとのことです。
天龍村は合併前の南信濃とどっこいの人口だったので
南信濃も今は飯田市と十把一絡げですが、個別の人口はそれぐらいになってそうです。
またリニア中央新幹線の南アルプストンネルの長野県側坑口、大鹿村も20年の千人余りから
50年には半減の500人余りになりそうとのことです。
まあ、国自体がすでに人口減少に転じている訳で、
47都道府県の内、東京都以外は20年の人口を下回る推計となっているので
県単位やまして一地方の人口は減るのは止む無しなんでしょうがね・・・。
でもですよ。
この人口推計で気になったのは自然減はその通りだと思うんですが、
この推計値、リニア等のインフラの整備による効果までは検討してるんですかね。
三遠南信道みたいな道路は人口増なんかにはあまり寄与しないと思いますが
リニアは首都圏、中京圏、関西圏を結ぶスーパーメガリュージョン構想であり、
日本の人口の半分を網羅する凄まじい事業です。
これは中間駅が出来る飯田下伊那地方には良くも悪くも様々なインパクトがあるはずです。
2027年以降に開業予定が変更になりましたが、
50年ともなれば流石に開業していると思われます。
吉と出るか凶とでるか・・・
何もしなくてもこんなもんなら、開業を契機に変化を求めたいものですね
画像は毎度の新幹線です(笑)。
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「今日の遠山弁」
遠山弁: ちょんのまをきる
意 味: わずかな間に行う浮気。
わずかな間に行う・・・って
なんにしろ「女人無害」の松には関係のない話ですな。