親父の「バカモン!」 | 釣り師 松っちゃん

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南信州の山里に住む、釣り好き60代親父が綴る言いたい放題の釣りのブログです。
時々(毎回)脱線しています

昭和の時代は怖い物の代名詞に「親父」も入っていました。

地震、雷、火事、親父・・・


令和の時代は先だっての能登半島地震を例に出すまでもなく

地震と雷、火事はやはり怖い物の代名詞。

自然現象は人間の力では、どうにもなりません。


翻って、親父はどうか。


昭和と平成や令和では親父の威厳も怖さも、ちょっと違うかもしれませんな。にやり


そんな中、本日の長野県の地方紙「信濃毎日新聞」紙上に親父の事が書いてありました。

いつもの一面下部「斜面」にあった社説から抜粋して紹介してみたいと思います。



テレビアニメ「サザエさん」で磯野波平の声を45年も演じた声優の永井一郎さん。

82歳で亡くなって、今日で10年になる。

日本中で親しまれた役柄に重ねて古希の時に出版した著書

「バカモン!波平、ニッポンを叱る」を開いてみた。


教育から経済、文化ーと話題は幅広く、辛口だ。

例えば、当時のディベート教育には大反対。

相手を言い負かす力を奪うものだとし

< ものの本質を考えたり、正しさを問うたりする真摯な態度はない >。

ディスカッションこそ教育の本質ーと怒っていた。


人生論が面白い。山登りでなく、山を降りるスキーにたとえた。

欲望は重力と同じで消えない。加速もついて危険だ。

どうコントロールして滑るかが大事だと諭し、また世を憂う。

< どんな政策も欲まかせだ。金次第だ(中略)一度転ぶとみんなひとまとめで放り出されるぞ >と


今の政治を予見していたかのようだ。

最大派閥を中心に裏金を作ってきた自民党は、刑事処分を受けて

バタバタと派閥を解消したり、それに反発したり・・・。

生き残りをかけた議員たちの見苦しい争いも伝わる。

中途半端な「刷新」さえ実現するかどうか。


「バカモン!」と声がする。

「本質を見よ」。

派閥だけが問題ではない。

カネをかける政治、不透明な出入り、説明を拒む不誠実。


そもそも政治と政治家は誰のために、どうあるべきか。

有権者こそ根本を見つめる時だ。

国会が始まった。

泉下から響くカミナリ声を聞くようでは情けない。




昔から言うように、議員のレベルはそれを選ぶ有権者のレベルということですね。照れ




日本が潰れなければいい。

流石は田中総理。

こういう迫力のある政治家が今こそ出ませんかね。



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「今日の遠山弁」

遠山弁: ついで

意 味: 他の用事、用件と一緒に。併せて。

使い方: ツイデで悪いが頼むえ。