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中世と現代

 中世において城郭都市というものが世界には存在していた。防衛体制をとる必要性から壁をつくり、支配する地域の交通の要に場所が選ばれた。そしてその中で経済活動がはじまったのである。たいがいは中心に司教座聖堂(カテドラル)が一つまたは複数存在しておりその高さは周囲の建築物と比べても非常におおきいものであり実体として、天之御柱やオベリスク、トーテムポールや華表のような性格が強い。そのようにしてシンボルとして都市のなかに存在していた。また当時の図をみると都市は幾何学的であり、権力が反映されている。  現代では城郭都市はビルディングタイプとしてカタチを変えて存在していると思う。司教座聖堂のようなものがビルのてっぺんに相当し、普通の建物は積層されている。象徴の意味が現代では異なり精神性のようなものはもっておらず会社の強さ、権力に変わったのではないだろうか?城の壁はガラスのカーテンウォール、石造建築であるがゆえに周囲との関わりがあまりないので積層されても状況はそんなに変わらない(日本だったら塀をまわして外部空間をとりこんでゆくつくられかたをしており実体というよりかはより空間的構成がされているのが一般的な見方だろう)。FF7の森羅万象なんかはあるいみ今後の都市の一つの姿ではないだろうか?建築的にあのマチは結構正確な設定をしてあると思われる。企業が宗教と入れ替わる。どちらもゆってしまえばプロパガンダであり似たもの同士かもしれない。  最近思ったのがモダニズムの悲惨さは石造をぶち壊すための様式の否定なのに各地に広まってしまったことではないだろうか。そして石造と関係ないような地域に国際様式の建築がつくられ発祥の地周辺ではそのような建築は逆に否定されている事。それで各地のもつ良い所が森林破壊のようにむしばまれてゆくのは残念だ。この矛盾が不思議である。