イ・・・(我が)意
ヌ・・・奴(やっこ)
イヌとは人と意を共にする(者)物と言う意味だったらしい。
心を共にする。・・・友
意とは主語の抜けた「我が意」のことです。
(イ)意とは我が意で、意を通すことを我を通すと言う。
意とは心とも言う。
イとは意、ヌとは奴(やっこ)で、合わせてイヌと成る。
即ち、イヌとは心を共にするケモノ(者?)と言う意味に成る。
主語が抜けているが
イ(我者=わしゃ)、ヌ(奴者=ぬしゃ)でも、イヌ
つまりイヌとは、我が意に従う奴(他者)と言うことになる。
昔は他人のことを「奴(やっこ)」と呼んだ。
同様に、
我者(わしゃ)、奴者(ぬしゃ)で心を同じくするから同心と言う。
時代劇の「同心」は、志を同じくする者
友って言うより仲間って意識が強いのだと思う。
それに対し「岡っ引き」は、別の立場でサポートする者。
私は
陸(おか)から、川や穴などにロープを投げて(引っ張り)助ける。
から「岡っ引き」だと習った。
「同心」と違い「岡っ引き」には他所者って意味合いが強い。
日本人は、
同じ様な職場でも、心意気の違いで区別していた様です。
意を同じくしないなら、同じ警察でも同心と岡っ引きに分ける。
差別をすることで絆を深めた様です。
日本人にとってイヌとは、人と獣でも、同心であり、
心を共にする(苦楽を共にする)仲間と言う意味なんだと思う。
ヒトとイヌ
その関係を(掛け替えの無い絆を)大切にしてゆきたい。
私はそう思います。