円安なのに輸出が伸びない件 | 杉山 召のブログ

杉山 召のブログ

超能力と宇宙人のことを書いています。

円安なのに輸出が伸びない・・・そんなの当たり前です。
TPPで関税を撤廃して、これから育つ(筈の)消費者を
育つ前に刈り取っているからです。
後進国は関税で未発展の経済を守る必要が有ります。

EUは、
関税を撤廃したのでギリシャを破綻させたのです。
無思慮ですね。

通貨の安い後進国は、通貨の安さを生かして
労働力や農産物を輸出して外貨を稼ぎます。
彼らは外貨を蓄え、国として成長し、贅沢を覚えます。
育った彼らは、
良い製品を高額でも買う、強い購買力を持ち得ます。

米国が日本の高度経済成長を横目で見ながら、
日本の関税に苦しめられました。
ジャパン・バッシングです。
しかし、
関税を守って来たからこそ日本の成長が有った。

愚かな経済学者は日本の経済成長に懲りて
(米国一番主義?)
TPPで関税を撤廃する愚策に出ました。
その故に、日本以外の経済が伸び悩みました。
TPPが、
これから成長する消費者を潰してしまったのです。
後進国の経済を育てなかった。
だから、ドルを安くしても輸出が伸び悩んだ。
続く日本は、
TPPのせいで円が安くなっても輸出が伸びない。

TPPの生み出す経済破綻のスパイラルです。

弱者を守る関税を尊重して
後進国の経済成長を待って、
それから
育った新たな消費者の購買力に期待すべきなのです。

新たな購買力となる後進国の経済を育てずして、
輸出が伸びることは有りません。
円安になっても輸出が伸びないのは当然なのです。

子供は国の宝です。
発展途上国の経済も、言わば経済の子供なのです。
大切に育てて
新たな消費者に育って貰いましょう。

他人の豊かさを羨み、妬み、下品に足を引っ張って、
自業自得なのに、
「円安なのに輸出が伸びない。」って言うのでしょうか?
それって小噺ですか?

「人を呪わば穴二つ」です。