車を走らせた時、その後方にスリップストリームが発生します。
粒子が進む時も、粒子(の後方?)にスリップストリームが発生しているのです。
そして、
この粒子のスリップストリームは、空間に歪(ひずみ)を生みます。
「ヒッグズ粒子」と名前は付いていますが粒子ではないので検出は不可能です。
歪は単体では存在できません。
車のスリップストリームが単体で存在できないのと同じです。
だから、
粒子加速器で素粒子を何回壊しても、存在を確認することは出来ないのです。
全ての粒子は、この空間の歪みに影響を受けながら進んでいます。
この影響を質量と言い、万有引力と言います。
素粒子などは、時々この歪みに飲み込まれ三次元空間から消えます。
直ぐにまた出て来ますが・・・。
素粒子の空間転移は、別次元に移行したから見えなくなるのではなくて、
歪みに落ちたから見えなくなるのです。
故に素粒子の空間転移は、残念なことに光速を超えることがありません。
この空間の歪みは計算で出ます。
断熱圧縮で生まれる熱は、
運動する粒子のエネルギーを歪みが吸収しきれないことで発生します。
同様に、
断熱膨張で温度が下がるのは、
運動する粒子のエネルギーを歪みが余分に吸収するから発生します。
この歪みの検出が出来ないのは、あらゆるエネルギーを吸収しているからです。
つまりブラック・ホールが視えないのと同じ理屈です。