汚い傘 | [simju]の詩集

[simju]の詩集

紡ぐ言の葉の箱

汚い傘
初出2005年11月02日19:09
 そのこうもりは獣の中ではあこがれとなる
カリスマだけどでも異質だからあこがれとなりつつも愛されはしない

 そのこうもりは愛する金糸雀がいるけど鳥の世界に踏み込めるわけはない。彼女もその世界で飛びまわるだけだ。


 ヒトにあしらわれて汚い雨をうけてヒトをおおって奴はきづく

因果応報

 汚いキモチでおまえが手に入れたものは汚い手ではがされて
そしてもとめる永遠など来はしない いつしか気にもしない?

 洗ってももう落ちないんだ この黒い肌は

 目をつぶっても現実がみえるなんてばかな生き物だよな
ぶつかるなら自分から頭を何度も壁にたたきつけて

 おまえはそのままなことに気がつく

嘘つきは嫌いだ そうさけんだ 一番の嘘つきは

 それでも永遠をさがしてくらい鍾乳洞で吊られている
足を組んで手を組んでかっこうつけて吊られている。

 汚い雨 振るときだけ広げられておまえは役に立てばいいんだよ。

 汚い雨を浴びるとまた汚い手でおまえは大切なものを失うんだから。ちいさな宇宙をすべて破壊しなきゃ でなきゃあなたは鳥のまま あいつは汚れた獣のまま

 向き合える世界なんてないじゃないか
ビルドされた世界がかりにあっても おまえはそれにさえまぜてらえないのかもな