広瀬和雄 著 『まるわかり古墳手帳』 倉敷市真備町箭田『箭田大塚古墳』(後編・石室) | 国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

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楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:伯備線・豪渓駅周辺、通称セリカカーブにて



国内に残ってる古墳、大小合わせて10万基以上、コンビニの店舗数より多いのは驚き。
近所でもグーグルマップで拡大すると、そこら中に古墳の存在が。
近所なので手当たり次第(鏡野町・久米町周辺)に行ってみても「なんじゃこりゃ」
墳丘の形跡すら確認できないものが大半かな。
写真も撮ってはいるが、ただの雑木林にしか見えないので、これはさすがにボツにせんと
というのはありますね。

そんな大量の古墳を一々載せませんわな。
よって掲載があるのはよりすぐった有名どころの古墳ばかり、50ほどだったか。
「もしチャンスがあれば寄れるかな」な古墳はメモって書き残しました。
そんな古墳のメインどころはやっぱり近畿地方ですよね。
奈良~大阪・堺にかけての密集地帯は周るのに効率がいいっちゃ、そうなんですが、
岡山県も古墳の数は多い(吉備国は強大だったので)ですが、掲載は3つだけ。
その3つは訪問済み、一応訪問記を貼っておきます。

























↑、最後の「金蔵山古墳」、石室の写真がないってことは、到達できてなかったかもしれないです。
残念ですが。


で、本題、『箭田大塚古墳』掲載はなかったですが、この石室の大きさからいうと
「載せとかな」と思いましたけどね。

解説板を読んでみると、ここに「牟佐大塚古墳」と初耳の名、こりゃまた行ってみないとねr。
東岡山駅近くの「穴甘公園」へ新幹線撮りに行くとき、すぐそばを通ってるのにノーマークでした。


大きいとは事前に聞いてましたが、これだけ大きいと思わず感嘆な声を上げてしまったね。


では、入場してみましょう。


新しめの門扉が。写真整理していたとき気づいた。
もっとかぶりつきで内部を撮っておけばよかったなと後悔。


この一から”廻れ右”して入口を撮る。わりと深い位置にあることがわかるかと。


天井部にデッカイ1枚岩「よく積んだな」と関心。5世紀前半の作だと書いてあった。


巨石通しの隙間にも石、まるで「野面積み」のように。


横幅、高さとも広くで、昔の単位でいうと「それぞれ2間・2.6m」くらいでしょうか。
そして天井岩の1枚、大きさもですがこの厚みです。どうやって積んだのか…


引きで見ると、全部が小笹に覆い尽くされて、墳丘が確認できないのがわかるかと。


以上です、機会があれば是非とも実物を見て、石室の大きさを体感していただけると、
感動すると思います。5世紀前半は、紀元400年~ですのでね、よく作ったなと。

ただ、石の置きさからいうと、「奈良・明日香村の石舞台古墳」には負けるかも。m(_ _)m