真山仁 著 『疑う力』 | 国道179号線沿線住民とっ散らかりブログ

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「疑う力」なんて私そのものじゃないの、あらゆる事例に疑ってかかる癖。
真山氏、BS「英雄たちの選択」によく出てるんで馴染みがあるんです。
ですが、それはそれ・これはこれで書いてること全部「同意!」とはならなかったですね。
”表題に惹かれて借りてきた”ってことはありますが、最初に同意しかねる、というか
段々と腹立ってきた章がありまして、それが「安全保障からくる防衛費増大による財源」
なにも防衛費増額がけしからんというんじゃないんです。
ただ、初めに額ありきというのは首をかしげますし、氏は財源に消費税増税
なんなら税率30%やむなしという提言に腹が立つどころか、途中で放り出そうかと思ったくらいで。
この30%も防衛費捻出だけじゃなくて、GDP比200%を超える国債の償還です。
ああ、氏も”ザイム真理教の毒された罹患者”かと情けなくもなり。
バランスシートは債務だけの話をするからとっ散らかるんでね、資産にも目を向けないと。

いいですか?
マスコミが言う「利払いが大変だから利上げができない」という常套句
発行国債の約半分は日銀が持っとるんです、だとすれば半分は日銀に支払わることになり
その利払いはそっくりそのまま国庫に納められるってこと、知りませんか?
これもまた財務省のレクチャーによる隠蔽だと思うんですが、日本が1%の利払いも大変だというなら
アメリカなんて5%弱、毎年利払ってるその額たるや。
米国債ってFRBが保有してるのって半分どころか大半は外国(金融機関)が持ってますからね。
それでドル高ってなに?って思いますけどね。

なにがガッカリって、真山仁氏がザイム真理教信者だってことが、
それじゃ「コンスコン」と同類じゃないのって。


同意のところも書きましょう。
福島の原発事故のあの地域、あそこを生かすには放射性廃棄物の最終処分場にすれば全てが丸く収まるという主張。
全く同意でね、その通りですし、私も前々からそんなことを考えてました。

これ、たぶんブログで書いたことはないのかもしれないが原発事故が起き、
原発半径○km地域は強制退去、何年もの間立ち入り禁止に、
住まなくなれば家なんてあっという間に朽ちてしまい、帰還可能になるのには十年単位は必至
ならばその持ち家には住めないことがわかってるなら事故が起きた時点で
国ば賠償を兼ねて、3.11前の評価額に色を付けて(ダムに沈む部落の移住補償のようなもの)
数倍の値で土地家屋に農地・私有地の強制買い取り、汚染された土地は全部国有化したなら、
福島原発の処分・廃炉にしようがコンクリで固めようが、どうせ放射能で汚染された土地なら
最終処分場にして、いくらでも放射性廃棄物を持ち込めるんでね。
となれば最終処分場の問題は一挙解決、もう「トイレのないマンション」とは言わせないし
原発も今後心おきなくジャンジャン稼働できるってもんです。
これで余計に高く買わされる原油・LNGを軽減できて電気代も下がるってもんです。
電気代が下がれば文句も減る、ならば内閣支持率も上がるかもよ。(^-^) 

今もやってるじゃない、最終処分場に手を挙げる自治体を募って少なくない調査費20億円
調査後「いいえ」と返事しても返還不要という無駄遣い。
国はバカじゃね?といつも思う。

キレイゴトはええんですよ、現実、役人は腹ん中では思ってるんでしょ?
「あそこには未来永劫住めないな」って。
そう思いながら全額補償は3.11から十年以上経ってもまだしていない。
「住めないな」とは言えないんです、言った時点で国が全部責任を背負わなきゃイカンから
思ってても言わない。それが「キレイゴト」だと言っとるんです。
「住めないなとは思ってない」いうならいっそ、そこに実際に住んで現場から指揮したらどうだ?

できないし、やらんでしょ、それがホンネだから。m(_ _)m