前にブログで稲森氏のことを書いていて、読んでみると内容的にも
重複していたので、今回は簡単にしか書きません。
私はこの方を「最後のカリスマ経営者」と崇拝していますと昔、書きました。
稲森氏はJALが大嫌いで一度も利用したことがなかった。
「客室乗務員もカウンターもマニュアル仕事。丁寧だが心がこもっていない。
高学歴の幹部は自負心が強いくせに、政治家や官僚にはペコペコする」
幹部は本物の官僚より官僚的で、お金を稼ぐことよりも社内調整や政府との
交渉にいそしむ事が「仕事」と考える人が経営層を支配してきた。
「病んだ大企業」の典型。
「計画は一流、言い訳は超一流」
立派な再建プランを過去に何度も反故にしてきたのが、JALという会社。
乗り込んで最初にやったことは、道徳(哲学)を叩き込もうとしたが
あまりに当たり前すぎて猛反発を食らったそうですが、官僚的幹部には
その当たり前の感覚が欠如していたそうです。
どんな小さな数字であれみのがさず、数字を追いかける。
結果には理由がある、いい数字も悪い数字もです。
その数字を紐解くことによって、経営状態把握のヒントにしています。
「動機善なりや、私心なりしか」
最初に考えることは、自分の懐を潤すためではないか?
目立ちたいというスタンドプレーではないか?
自分の中に私心がないことを、確かめるそうです。
一番感心したのは、航空連合の移籍話の件。
「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」の3つがあり
JALはワンワールド陣営でしたが、再建にあたり移籍を考えたそうです。
ワンワールドは3つの中では一番弱小で不利なのですが
JALの利益より、(移籍すると)今までの(お客の)マイレージがチャラ
になってしまい、贔屓客のデメリットにならないよう
不利を承知で留まることを決断しました。
こういうところが、目先の金儲けにあざとい最近の経営者との「器量の差」
になるんだな、これが・・(^-^)
