大西 康之 著 『稲盛和夫 最後の闘い』 | 国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

国道179号沿線住民とっ散らかりブログ

楽器もできない音楽好きのおっさんが
中坊並みの文章力で書いてるブログ。
撮影地:若桜鉄道、八頭高校前~因幡船岡駅間

$Mr. BLUE SKY 気ままな徒然ブログ

前にブログで稲森氏のことを書いていて、読んでみると内容的にも
重複していたので、今回は簡単にしか書きません。

私はこの方を「最後のカリスマ経営者」と崇拝していますと昔、書きました。
稲森氏はJALが大嫌いで一度も利用したことがなかった。

「客室乗務員もカウンターもマニュアル仕事。丁寧だが心がこもっていない。
 高学歴の幹部は自負心が強いくせに、政治家や官僚にはペコペコする」

幹部は本物の官僚より官僚的で、お金を稼ぐことよりも社内調整や政府との
交渉にいそしむ事が「仕事」と考える人が経営層を支配してきた。
「病んだ大企業」の典型。
「計画は一流、言い訳は超一流」
立派な再建プランを過去に何度も反故にしてきたのが、JALという会社。

乗り込んで最初にやったことは、道徳(哲学)を叩き込もうとしたが
あまりに当たり前すぎて猛反発を食らったそうですが、官僚的幹部には
その当たり前の感覚が欠如していたそうです。

どんな小さな数字であれみのがさず、数字を追いかける。
結果には理由がある、いい数字も悪い数字もです。
その数字を紐解くことによって、経営状態把握のヒントにしています。

「動機善なりや、私心なりしか」
最初に考えることは、自分の懐を潤すためではないか?
目立ちたいというスタンドプレーではないか?
自分の中に私心がないことを、確かめるそうです。

一番感心したのは、航空連合の移籍話の件。
「スターアライアンス」「スカイチーム」「ワンワールド」の3つがあり
JALはワンワールド陣営でしたが、再建にあたり移籍を考えたそうです。
ワンワールドは3つの中では一番弱小で不利なのですが
JALの利益より、(移籍すると)今までの(お客の)マイレージがチャラ
になってしまい、贔屓客のデメリットにならないよう
不利を承知で留まることを決断しました。

こういうところが、目先の金儲けにあざとい最近の経営者との「器量の差」
になるんだな、これが・・(^-^)