この人の本のテーマは大体が「世代間格差」で、乱暴な口調で書かれており
多少の拒否反応を覚えますが、テンポがいいので一気に読み終えました。
決して「内容が薄い」ってことではないですから、誤解のないように。
印象に残った議題は二つ。
まず、終身雇用が若者の雇用が増えない元凶論。
一度雇ったら簡単に首を切れないので、おいそれと採用できない。よって
できるだけ少ない人数で遂行しようとする傾向があり、サービス残業
場合によって過労死が発生する。
なので、雇用も簡単なら、不要になったら首も簡単に切ることができ
雇用の流動性が必要と解く。
わからないでもないが問題点は、切られた人間の受け皿(セーフティネット)を
どうするか?であろう。
それができれば、私も同意します。
中高年がやる仕事と全く同じ仕事が若年でできるなら当然、若年雇うほうが得
中高年が首を切られたくないなら、若年と同賃金の条件を飲めばよく
「同一労働・統一賃金制」に移行しやすくなると考えます。
進行形の悪法として「派遣の3年後の正社員登用」と「65歳定年延長雇用」
であることは間違いないでしょう。
前者の場合、「3年経ったらご苦労さん」と雇い止めになるに決まってます!
どこぞの「ポン助」がこんなくだらない法案作ったのでしょうか?
後者の雇用延長の件でも、早くも労使の間で賃金カット、新規雇用削減が
あちこちの企業で決まりつつあるのが現状です。
これも再考の余地があるとは思います。
著者は「維新の会」に御執心らしく、やたらと持ち上げる記述が見受けられますが
まだ「相続税100%課税」もブチ上げてない時ですが、今はどう思ってますかね?
消費増税賛成していますが、社会保障の担保になるでしょうか?
社保庁と同じ、シロアリ官僚の餌になって終わりになり得ませんか?
私は消費税増税でも「焼け石に水」にしかならないと思っています。
「入る方より出る方」を減らす方が手っ取り早いと考えていますし
その対案は、またの機会があれば書きたいと思います。
