さて前回、陶磁器で美人というは何かというお話をしてきましたよね。

そしてその美人とは白磁。真っ白な陶磁器のコトだと最後におなはししました。


今日はその続きです。


本題に入る前に。

女性が自分を美しくみせるためにする化粧は男性にとってうれしい限りですが、化粧には流行り廃りがあるのがよくわかります。

たとえば古いところでいうと松田聖子の聖子ちゃんカットがなどに始まり、安室奈美恵のアムラー、最近なら蝦原友里のエビちゃんメイクなどです。その時々の流行に合わせて“美しい”というコトバの対象はどんどん変化していきますよね。

ですから美しさを求める女性は流行に逆らってまで聖子ちゃんカットをする方は今はいらっしゃらないはずです笑。(そう考えると、流行(はやり)が関係してしまう“美しさ”とはなんなんででしょうね?笑)


なんでそんなはなしをしたのかですって?

陶磁器でも同じようなことが考えられるからです。


柄を付けたり、色をつけたりなどして化粧をした陶磁器はもちろん素敵です。

でも残念ながら陶磁器にも流行り廃りがあります(涙)。時代に応じて変化していき、時間(トキ)が経つと見向きもされなくなる陶磁器も少なくありません。

そしてなにより、柄や色をつけた陶磁器は盛る料理によっては向き不向きが出てきてしまい、万能性に欠いてしまうんです。



それでは白い陶磁器はどうでしょう。白色とは陶磁器の“素顔”の状態です。

正直言って柄や色のついたモノに比べて味気ない気はしますよね笑。


でもちょっと考えてほしいんです。陶磁器の素顔である白色がどういう役割をしてくれるかを。

想像してみてください。もし料理という絵を描くとするのであればキャンパスは何色がいいのでしょう?料理を引き立ててくれる(おいしそうに見える)、色彩豊かに見える色とはなんでしょう?

もう、おわかりですよね。白色です。


昔から一流レストランをはじめとするシェフが必ず白色のモノを利用するのはそのためです。料理を引き立ててくれるだけでなく飽き難い色でもあるんです。

つまり白磁は時代によって変わるものではなく、流行にも左右されないんです。


あれ?このセリフどこで聞き覚えがありません? 『時代によって変わることもなく、流行にも左右されない・・』。PART 1の最初で、美しさを象徴する世界3大美女のクレオパトラや楊貴妃や小野小町の説明をした時と同じ表現ですよね。


“時代や流行に左右されるものではない”、とは陶磁器で言い換えるなら

“飽きない色であり、料理が栄え、万能性も兼ねている”ということができます。

まさにこういう陶磁器こそ美人に値するといっても頷けますよね。

だから陶磁器で『美人というは白磁』だと云えるんです。



どうでしたか?真っ白な陶器が美人である理由が少しはおわかりいただけました?

すこしでもこの気持ちが伝わることを祈って、次回はもう少しだけ白磁の素晴らしさをお話しましょう。

(色々なご意見があるかと思いますが、個人の主張として大目にみてやって下さいねm(_ _)m)



最後にもう一つ、いままでお話してきた陶磁器の『白磁を美しい』とするコトバをかりるなら、流行に左右されない女性の“美しさ”とは、ありのままの姿である“素顔”のことなのかもしれませんねw



今日は番外編です。


陶磁器でいうキラキラ美人キラキラとはなに?っていうおはなしです。


もしかしたらお持ちの陶磁器の見方が少しだけ変わるかわるかもしれませんよw


突然ですが、楊貴妃・クレオパトラ・小野小町という3人の名前を聞いたことありますか?

彼女達は俗に世間で言うところの世界3大美女と言われているヒト達です。時代によって変わることもなく流行に左右されることもありません。これぞ美人ですよね。

当時彼女達がどんな感じで化粧をしていたかはわかりませんが笑、きっとその素顔もキレイだったのでしょうね笑。


それでは陶磁器ではどうでしょう?いったいどういうモノのコトを美人というのでしょう?

柄が付いてるモノ?陶磁器の生地に色が付いているモノ?それともただ単純に高価なモノ? 


いえいえそうではありません。陶磁器でいう美人とは白磁のコトです。

つまり真っ白の陶磁器のコト。

でもどうしてかわかります?柄が入っていたり、色がついているモノの方が見栄えもよく美人じゃないかって思った方もいらっしゃいません?


確かに、柄物や色の付いたものは、白磁のものより見栄えもよく、価格に高くなるものも多いです。

(なぜならそれは製造される行程が白磁の製造工程より増えるからです。陶磁器が出来るまでの簡単工程はおいおい説明していきますね)


では何をもって真っ白な陶磁器を美人と表現したのか・・・



それについては、続編でゆっくりお話することにしましょう。


ベトナムへ出かけますので、『陶磁器知ったかぶり通信』は2週間程お休みいたします。

ごめんなさいしょぼん

 さて皆さんはテレビで陶器を観るだけですぐに値段を見分けるほど簡単ではないと思うかもしれない。

 でも安い陶器と高い陶器では全く違う理由とか証拠があるんだ。

 そこで高い磁器を見分ける方法を簡単に説明しよう。

 

 まず 第一にその陶器が誰に利用されたかだ。

        有名な人が買ったり、使ったりした陶器。

        (皇族・貴族・将軍・殿様)だ。


     第二に陶器の希少価値がある。

        たとえばこの世の中に一個しかないほどのまれに見る数少ない陶器。

        製造者が不明でも貴重品に匹敵するほど美しい。


     第三に製造した人が有名人であること。

        有名な陶芸作家とか芸術祭にいつも名を連ねている作家もの。

        

     第四に複雑な造りをしているアンティーク陶器。

        実物とそっくりに作られているもの。まるでどっちが実物か見分けるの        

        が難しいほど本物のように見えるもの。


 それ以外陶器ははまず世の中に出てこない。

 まあそんなところだ。

 ここでちょっと皆さん考えてみてほしい。

 もし日本でセレブとか皇族のお孫さんが愛用している陶器だなどと報道されると、国民の方も同じようなものが欲しくなってしまうのではないだろうか。国民感情というものだ。

 たった一人の為に作られた陶器を見た人が、”良く似た陶器”でもいいから欲しくなる。これが”コピー商品”が出来る仕組みだ。     

 

 そこで過去には次のような法則が磁器に出てきた。

 磁器で出来た西洋アンティークの”底”には必ず裏に印が付いている。

 誰がいつ頃作ったかを証明する”印”だ。

 しかしその”印”が高価なものと通常価格とよく似ている磁器がある。

 でもじっくりとよく見るとなるほどほんの少しずつ違うのだ。

 高価なものは”時”の皇帝などが製造依頼をしていたんだ。

 だから製造者も中途半端な磁器を造るわけにはいかなかった。そこで最高級品を造って献上したんだね。

 でも地方の貴族も自分の為のオリジナル磁器を手に入れたかった。

 その後は次々とコピー商品を作るメーカーが出来たんだなあ。これが通常価格だ。

 商売になったんだ!それで大儲けした商人が現れた。

 今から200年以上前の話だ。

 続く!  

さてテレビで何でも鑑定団という人気番組があるね。

 出展者が借金のかたで引き取ってきた陶器とか、中国で買ってきた何百年も古いと思わしき陶器、どう見ても怪しい。

 あるいはヨーロッパで買ってきた陶器製人形が出てくるし、今まで見たこともない古めかしい日本製らしき陶器というかカメのようなものまで出てくる。

 どれも本物の陶器だと信じ、出展してみたというものの何百万円もするはずがなんと五千円という値段が付いてしまう。アッという間に長年自慢であった陶器がガラクタに変身してしまう。

 出展者にとってはこれほどがっくりする瞬間はない。画面から見ても如何にもがっかりしている顔だ。

 反対に高い値段がつくとオーと言って出展者は誇らしげに”どうだ”と言わんばかりに自慢したり感心したり。

 その後、鑑定した専門家が何故そんな値段なのかを素人に分かりやすく説明する。

 視聴者はなるほどと納得する。実に楽しい番組だ。

 そこで陶器に何故そんなに高い値段が付いてしまうのか?

 反対に何故そんなにも安いのか不思議ではないだろうか?


そんな理由を素人なりに知ってみたいのではないだろうか。

 そこでその見分け方を簡単に説明しよう。ただしこの場だけだよ。

 次回をお楽しみに!!