こんにちは。今回は番外編 陶磁器でいう美人とは?PART3 です。
“白磁の素晴らしさ” について少しおはなししましょう。
先ずは結論から言いましょう笑。
真っ白な陶磁器の素晴らしさとは、『白色は一切の言い訳ができない』 ところにあります。
どういうこと?とお思いでしょうね。
それは白色がはどういう色なのかを考えていただければわかると思います。
今までにこういう経験はありませんか?
白のYシャツやブラウスに醤油やソースなどの滴やカレーをこぼしたりしてしまったコト。お気に入りの白色の靴に泥が跳ねてしまったコト。洗車したばかりの白い車にすぐ雨が降って泥が跳ねてしまったコト。
どれもが思い出すだけでも嫌な気持ちになりますよね笑。
私が申し上げたいのは、白色とはとても綺麗で何色にも映える万能的な面がある一方、汚れや傷が極端に目立つ、ということです。
それは白色の陶磁器でも例外ではないんです。
製造過程において付いてしまった汚れや傷は、焼き上がり後、白磁の場合とても目立ちます。ですから柄や色のついた陶磁器に比べ価格が低いわりに、心理的に検品作業が厳しくなります。つまり、言い訳ができないんです。
みなさんが今お使いの白い陶磁器は、実はそういった傷や汚れが付いてしまったモノを検品され除外し、一級品といて店頭に並んでいたモノを購入されているケースがほとんどです。皆さんのお手元にある白磁はそういう難関を突破したモノなんですよ。
素晴らしくありません?価格は安いのに、白色であるが故に妥協が許されないなんて。
実はこうお思いの方はいらっしゃいませんでしたか?
“焼けば簡単に白い陶磁器はできあがる。” と笑。そうではないんです。白磁が白磁になるためには長い工程があるんですw
そしてなにより、白磁にはみなさんがお気づきではないくらい様々な種類の白色があるんです。
安っぽい白。 高級感を感じる白。 透通る白。 涼しげな白。 温かみのある白。
乳白色。クリームがかった白。 白さを強調した白。
(全てが原料(土)などにより変わります。後ほど解説する機会を持つかもしれません)
比べて見ていただくとその違いはよくわかります。
白磁には本当にいろいろな種類がありますから、その場に応じて使用用途と変えると食卓の雰囲気がガラリと変わります。
例えば、コーヒーや紅茶を飲む際に使うカップ
夏
であれば涼しげな白色をつかった方が清涼感が際立ちます。
冬
であれば温かみのある白の方がいいですよね。
お客様がいらっしゃた時は、持て成す気持ちを込めて、高級感を感じる白。
食事の際の食卓も同様です。求める雰囲気に合わせて食器を使えば食材も映えますし、随分ムードは変わるものです。(高級レストランやホテルのラウンジではそうやって高級感を演出しているんですよ。)
どうでしたでしょか。
みなさんも是非白磁の違いをお店で手にとって見比べてください。そしてそれらが演出してくれる雰囲気をイメージしてみてくださいね。きっとその素晴らしさに気づいていただけることと思います。
最後に、私たちは価格が高いものが一言で“いいモノ”と申し上げるつもりはありません。
価格が安い白磁でも、お話したように素晴らしい品はたくさんあるからです。
それで次回から通常通り、『陶磁器知ったかぶり通信』に戻りたいと思います。