前回の続きです。



 ハノイから10Km行ったところにバチャン焼で有名な地域がある。
 ここに”ミンハイ” Minh Hai Ceramic という大きな会社が6階建ての展示場を開いている。

 ここの会社は世界でも有名な磁器製品を作っているのである。国賓すらここの会社で作られている磁器を利用しているのだ。日本のノリタケに匹敵する会社だ。


                   Minh Hai Ceramic


 この世界でも有名な会社ですら、ボッタクリ単価を平気で表示しているのである。

 ここの製品を買ったすべての人たちは普通単価の10倍になり、それでも買っていく観光客が山ほどいた。 私も記念購入したものの、その単価には驚いた。

 半額に交渉してもそれでも製品原価の三倍になる。 まさにぼったくりだ!

 さらに中国製品までベトナム製と言って知らん顔をして売っている。

 その中国製品をアンティークとして並べていた。

 どう見ても5000円前後の品。でもそれを古く見せるための技術が施されている。

 何と40,000円で売っていた。

  どこのメーカーでも嘘やボッタくりは当たり前。でたらめの磁器を誠しやかに売っている証拠をやっとつかんだ。一流メーカーの誇りなどどこにも無い。

 やはり共産主義国のなせる技なのかもしれない。

                                             続く!


 ※ノリタケとは日本を代表する高級品を作る洋食器のメーカー

                   ベトナム磁器の実状


最近ベトナム磁器が注目されてきた。

中国製品に比べて質が高いのである。従業員も中国人より誠実で理解力がある。

中国に比べても毎日新聞を読んでいる人も多いような気がした。

 ただどうしても知ってほしいのは中国と同様にベトナムは共産主義国家であること。 そのために何をするにも国家の許可と承認を受けなければならない。

 こと大きな商売となると許可と承認の繰り返しで事務作業だけでへとへとになる。

(その上前を撥ねる国民の方が国家よりさらに賢いと思っているが。)


 それを踏まえての磁器のお話だ。

さて、ベトナム製の磁器は中国に比べてさらに低価格だ。

 だから最近ベトナムからの日本人輸入業者も多くなった。裏印を見たら

Made in Vietnam もあるんだぞ。 もうMade in China の時代ではないのだ。

 でもそれは日本からベトナム情報を得る立場だから云える事だが、実際にベトナムに滞在するとその実状はガラッと変わってくる。


                   ぼったくり国家ベトナム


 始めからぼったくりと書くにはそれなりの大きな理由がある。

 ベトナムに滞在していると全てが日本人価格に変更されてしまうのである。

見た目がすぐに日本人観光客と分かってしまうのだ。

 たとえば、ベトナム人には水の値段はせいぜい500mlで30円前後、それが日本人には70円。1リットルでベトナム人に60円前後が日本人に150円に早変わりをしてしまう笑。

 土産物は安いどころか日本と同様単価がまかり通ってしまう。

 ベトナムだからさぞかし物価は安く、滞在しやすいと思うのは観光客にとって完全な間違いと言っていいかもしれない涙。

 たかが三日や四日滞在する 日本人観光客にとって物価の安いベトナムでヨーロッパ並みの生活をしなくてはならない値段だ。

 磁器も全く同じだ。

 ハノイから10Km行ったところにバチャン焼という地域がある。


                                             続く!!



                偽物天国 中国製磁器


 さて中国上海にはアンティークの通りがある。豫園とその近くの地域に古い磁器をたくさん売っている。ここで偽物がたくさん売られている。この地域では私が思っている価格の100倍からスタートする。


 1)あるアンティークショップでは私の父親が作った磁器が売られていた。

 今から70年前の時期であるがあの頃の価格を今の価格に変えてもせいぜい70円ぐらいでしかも格落ち品である。その磁器がなんと15,000円だった。値段を下げるように行ったけれど結局10000円までしか下げられないということで交渉は決裂した。元の値段からなんと150倍である。

 簡単にいえば全部が全部こうした価格を提示され殆どの店で相手にならない。


 2)磁器で出来た石鹸置きの始の価格は 8000円であった。

 “まけろ”と言ってようやく底値を3000円にしたが、これは日本で作られ私が60円で売った格落ち品だった。なんと50倍である。


さらに中国で作られた手書きの本物の偽物もある。

                   


                  手書きの古磁器の巻き

 日本では手書きと言うとそれだけ値段が高くなるが中国ではそうした絵を子供たちのアルバイトで書かせているのだ。あるいはプリント転写紙の上から筆で留めて筆書き似せて描くのだ。

 結論は全部が全部100%偽物磁器だと言っていい。一個もないと断言できる。

 ではなぜ偽物天国中国と言えるだろうか?


 現在の中国政府は100年以上前に作られた古い磁器製品は輸出禁止なのである。


 まして安い給料の中国人が買うだけの力はない。高級中国人が買っていった後んの残り物しか店頭に残っていない。

 それとも店の奥に本物が隠されていて、その本物のコピーをひそかに誰かに作らさせているのである。こうしたコピーを気のいい私たち日本人観光客をカモにして売っているのだ。だから日本にもこうした中国製の古い磁器が輸入されてくるんだ。

 

 最近の中国製品は色々問題があるが、それも磁器製品も同じなんだよ。


 今日現在中国製品が輸入されてるがそのほとんどがもう一度検品しないと日本の市場に出せないほど粗雑であることも一緒に記憶しておくといい。

 次はベトナム偽磁器だ!

                                            続く!


               偽物陶磁器の作り方教室


 さて陶磁器の偽物をどのように造るのか知って見たいのではないだろうか。

 そこで古い陶磁器に見せる方法を一つだけ伝授しよう。

 同じ古い磁器でも何百年も前に作られたもの、それに何千年も前に作られたもの

もある。

 そこでこのページでは200年から300年前に作られたかのように偽物を作ってみよう。

                  偽物講座その一

  皆さんがいつも利用しているご飯茶わんを200年前に製造してように見せるこつ。


 まず近所で100円か200円の茶碗を買ってきて、それを近所の川に行って水の中に浸けておけばいい。それでおしまいだ。

 特に汚い川の方がいろいろな汚水が混ざっている。 

 言い換えれば汚水にはミネラルがいっぱい混ざっている。

 カルシウム・ムグネシウム・鉄分・コバルト・亜鉛・銅・鉛そのほか塩酸・硫酸までが混じっている。

 こうした不純物が磁器を如何にも古く見せる要素になるのだ。

 これは中国人とヴェトナム人が良く使う手だ。

 中国でもヴェトナムに流れている川は決してきれいな美しい川ではない。

 それが好都合なのだ。

 一年経つと立派な古く見せた本物の偽物が出来るのだ。

 本来の磁器というのは200年や300年前に作られたものは色つやがしっかりと残っている筈なのだが。

 しかも今までもずっと利用され続けてきたはずだ。だから形の状態がとても良くなくてはならない。

 

 でもこうした偽物作りは日本ではやっていない。

 中国で作られた兵馬俑の偽物とか古陶器もこれに似て古く見せる事が出来る。

 もし川がなくても、汚れた水がふんだんにあれば簡単に出来るのだ。

 今まで100円が見事に10,000円に早変わりをする。

 何と100倍・1、000倍に値段が付けられてしまうのである。

ちなみに中国・ベトナムではこうした幼稚な方法で作られた偽物アンティークでも結構に騙されてしまう。

 次回はどういった所でアンティークが売られているかその場所を教えよう。

                                            続く

 

こんにちは。今回は番外編 陶磁器でいう美人とは?PART3 です。 

“白磁の素晴らしさ” について少しおはなししましょう。


先ずは結論から言いましょう笑。
真っ白な陶磁器の素晴らしさとは、『白色は一切の言い訳ができない』 ところにあります。


どういうこと?とお思いでしょうね。

それは白色がはどういう色なのかを考えていただければわかると思います。


今までにこういう経験はありませんか?

白のYシャツやブラウスに醤油やソースなどの滴やカレーをこぼしたりしてしまったコト。お気に入りの白色の靴に泥が跳ねてしまったコト。洗車したばかりの白い車にすぐ雨が降って泥が跳ねてしまったコト。

どれもが思い出すだけでも嫌な気持ちになりますよね笑。

私が申し上げたいのは、白色とはとても綺麗で何色にも映える万能的な面がある一方、汚れや傷が極端に目立つ、ということです。

それは白色の陶磁器でも例外ではないんです。


製造過程において付いてしまった汚れや傷は、焼き上がり後、白磁の場合とても目立ちます。ですから柄や色のついた陶磁器に比べ価格が低いわりに、心理的に検品作業が厳しくなります。つまり、言い訳ができないんです。


みなさんが今お使いの白い陶磁器は、実はそういった傷や汚れが付いてしまったモノを検品され除外し、一級品といて店頭に並んでいたモノを購入されているケースがほとんどです。皆さんのお手元にある白磁はそういう難関を突破したモノなんですよ。


素晴らしくありません?価格は安いのに、白色であるが故に妥協が許されないなんて。


実はこうお思いの方はいらっしゃいませんでしたか?

“焼けば簡単に白い陶磁器はできあがる。” と笑。そうではないんです。白磁が白磁になるためには長い工程があるんですw


そしてなにより、白磁にはみなさんがお気づきではないくらい様々な種類の白色があるんです。


安っぽい白。 高級感を感じる白。 透通る白。 涼しげな白。 温かみのある白。

乳白色。クリームがかった白。 白さを強調した白。

(全てが原料(土)などにより変わります。後ほど解説する機会を持つかもしれません)


比べて見ていただくとその違いはよくわかります。


白磁には本当にいろいろな種類がありますから、その場に応じて使用用途と変えると食卓の雰囲気がガラリと変わります。


例えば、コーヒーや紅茶を飲む際に使うカップコーヒー

夏晴れであれば涼しげな白色をつかった方が清涼感が際立ちます。

冬雪であれば温かみのある白の方がいいですよね。

お客様がいらっしゃた時は、持て成す気持ちを込めて、高級感を感じる白。

食事の際の食卓も同様です。求める雰囲気に合わせて食器を使えば食材も映えますし、随分ムードは変わるものです。(高級レストランやホテルのラウンジではそうやって高級感を演出しているんですよ。)



どうでしたでしょか。

みなさんも是非白磁の違いをお店で手にとって見比べてください。そしてそれらが演出してくれる雰囲気をイメージしてみてくださいね。きっとその素晴らしさに気づいていただけることと思います。


最後に、私たちは価格が高いものが一言で“いいモノ”と申し上げるつもりはありません。

価格が安い白磁でも、お話したように素晴らしい品はたくさんあるからです。




それで次回から通常通り、『陶磁器知ったかぶり通信』に戻りたいと思います。