毒を盛るひと28 闇の中の光？

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このシリーズは、わたしが宇宙の法則やミラクルを語る口になりたいと願い、それを実行していく過程で、どうしても自分自身と向きあうことで、消化して昇華させることが必要だった
もっとも身近な［毒を盛るひと］とのエピソードと、
それについてわたしが感じたこと感じていることをギリギリまで言語化した記録です

プレ・毒を盛るひと〈あの夏は、わたしのもの〉

毒を盛るひと1〈ウソつきマラソン大会〉

前回の話

よっしゃー！こうなったらトコトンやるぞー！

トコトントコトン！

どんどん読んだ。2ちゃんねるの家庭板まとめを。

いろんなことを学んだ。

インターネットのどす黒いと呼ばれる場所から、

わたしはたくさんの光をもらった。

ハンドクラフト・手仕事系の人の多くが悩んでいる

「クレクレ」。

タダでくれ作ってくれクレクレクレ。

なんだったら「デザインしてあげてもよくってよ」までオマケでついて。

…

…

…あー恐ろし！

いっぱいいたわ！

わたしといわゆるご縁のある人が、どんどんどんどん「気軽に」頼んで来る。

えー…わたしがわたしの作りたいものを作る時間も、体力も、全部持ってかれるじゃん。しかもタダだと⁈材料費すら出さないつもりか！え？宝石貴石もつけろって⁈

ア

ホ

か

！

と、今なら思える。でもね、その当時は罪悪感でいっぱいだったの。

頼まれて、作れないことに。

それでこの2ちゃんねるのまとめを読んで、

頼まれて苦しかったのは、わたしひとりじゃなかったんだってわかった。

たくさんいたんだ、ってわかった。そして、

「断っていいんだ」

断って嫌われるなら、本望だ。

あなたの「作ってクレクレ」を断って嫌われるなら、

その程度のご縁なんだ。

今現在、わたしの周りは、

わたしの、〈イメージが降りてきて、その見えたイメージのものしか立体化出来ない。こうしてああして、と言われても、降りて来なければ作れない〉というかなり特殊な製作方法を理解してくれているひとと、頼んで断られてもしつこく迫らないひと、

そして頼まないひと、だけになった。

わたしを、指輪製造マシーンかなにかと勘違いしてくれた人たちはいなくなった。

（わたしのセンスじゃない）そんなの作りたくない！

いいと思えないもの、作りたくない！

デザインはこちらでするから作ってなんてイヤだ！

イヤだ、って言えないこと、辛かった。

わたしの人生に、選択肢なんてなかったんだな、って振り返る。

「断る」なんてありえないもの。

「NO」ってなに？

そんな生き方をしていたら、

製作を無理強いしてくるひとを、

関係ごと、切るしかなかった。

逃げるように。

口で言えないNOを、

行動で、示すしかなかった。

〈つづく〉

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