毒を盛るひと1 ウソつきマラソン大会 | カラダとココロとたましいと ぢゅんさんのブログ

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浅かろうが深かろうが、気づきはその人にとっての宝なのよ。

このシリーズは、わたしが宇宙の法則やミラクルを語る口になりたいと願い、それを実行していく過程で、どうしても自分自身と向きあうことで、消化して昇華させることが必要だった
もっとも身近な[毒を盛るひと]とのエピソードと、
それについてわたしが感じたこと感じていることをギリギリまで言語化した記録です


昨日、久しぶりにブログをアップした。
(昨日の記事→あの夏は、わたしのもの

ここひと月ほど取り組んできた、自分のココロを見つめ直す棚卸しの中で見つかったもののひとつだった。





過去を振り返ってみる。


以前友達にわれたことがある。ぢゅんさんエピソード多いよと。

確かにそうだと思う。プラスの方向にもマイナスの方向にも。

例えば昨日の話

例えば子どもの頃、わたしは運動神経があまり良くなかった。特に走るのが苦手で。

短距離も長距離も、どちらもとても苦手で憂鬱だった。

走っていれば走り続けていれば早くなると言われていたが、まぁ多少は速くなったのだろう。
ただ、生まれ持って運動神経の良い子供たち、脚の速い子にはかなわなかった。

中学校の体育の授業では、授業開始前に工校庭のトラック5周 = 1キロのランニングが課せられていた。着替えの後にである。

わたしが走り始める。そこそこ頑張ってるつもりで走る。
しかし、私と折り合いの悪かったいわゆる〈いじめっ子グループ〉の女の子たちは、
後からグラウンドに現れて、そしてあっという間に5周走り終える。
ヘラヘラと笑いながら(←これ、体力的にゆとりがある、という意味で)。

体育教師と、折り合いが悪かった。
太ってるわけでもなく、痩せすぎでも小さくもない、
体格に恵まれたわたしが100メートルを20秒で走る姿がこう見えたらしい。
「ナメてるのか」。

わたしの一生懸命は、「平均以下」なので、なかったことにされる。
平均以下のスピードだから「努力してない」んだ、と。


冬。マラソン大会がある。
カリキュラムは、そのための練習にあてられる。

記録をとるシステムはこうだった。

先生がゴール地点に立って、ストップウォッチで計測をしている。
規定周回を回ったら、先生が声に出しているタイムを自分で記憶しながらゴールする。
全員ゴールした後、各自先生に報告/先生がノートに記録する。



ある日、体育教師に呼び止められた、
「お前、結構速いぞ!もっとがんばれ」

⁇⁇

そうなのか。わたしのクラスでは遅いけど、
学年ならそうでもないのかな⁇


違った。血の気が失せた。

張り出された上位タイム……
間違っている!

わたしの名前の後ろにある数字、こんな感じだった。

トップクラスに速い子  23分36秒
わたしの名前               23分36秒


違う!先生!
わたしの記録は36分23秒!
分と秒が逆!

走り終えたわたしが、ゼーゼーしながら言い間違えたの⁇
それとも先生が、間違えて記録したの⁇

(……あるいはわたしの動き、鈍臭さをグチグチ言い続けた教師が、本気?を出させようと、ワザと⁇)

真実はわからない。でもわたしの名前はトップクラスの表に並んでいる。

先生……違います……
いつもわけのわからないことで怒鳴りだす教師に、蚊の鳴くような声で訴えた。

「ハーン」。終わり。訂正などはしてくれず。

わたしは学年350人に対して「ビリッケツレベルのくせに、脚が速いと公言したウソつき」状態のまま、マラソン大会に突入する。







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