【イスラエル旧市街】



ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地がひしめき合う旧市街。


世界広しといえど、こんなにも異教の聖地が隣り合わせに詰め込まれた場所はここぐらいだろう。

歴史を掘り下げようものなら、費やす時間で俺の旅が終わってしまいそうなので程々に‥。



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                        <宿のすぐそばダマスカス門>



エルサレムに着くと剥き出しの銃を持った警官というか軍隊のような人をよく見る。

門のそばにももちろん2~3人いるものの、世間話をしていたりただヒマそうにしていたり‥。

思っていたよりもツーリストだけではなく、現地人も含め人通りが多くてまったくと言っていいほどピリピリした空気はない。


旧市街は城壁に囲まれていて、

北のダマスカス門から南門まで歩いて30分もかからない1km四方のホントに狭い範囲。


荷物検査もボディーチェックもなダマスカス門をくぐると、

近代的という表現とはかけ離れた歴史を感じるような建物・小道が広がる。


中には商店、お土産屋、両替屋、カフェ、宿まで詰め込まれていて、想像に反して観光客と現地での賑わい。

静粛なというよりは、繁華街のような雰囲気を感じる。


と、思えば一本小道にそれただけで静かな、それこそ何千年も前からこうだったんだろうなあ~とイメージできるような静かな古き時代の香りが漂う。


国を跨げばそこにある世界が変わるように、ここではほんの数分歩くだけ、

もしくは小道にそれるだけでまったく違う表情がある。


タイムスリップしたり、現在に戻ったり、迷路のような道を散歩するだけで、冒険気分に浸れる。

気分はリアルロールプレイング。



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              <昼間っから夕方までずっとゲームして過ごしていたおっさん>



スーパー世界遺産の旧市街。

なのに壁には思い切った落書きがたくさん。

世界遺産登録前からあったのか、登録後に書かれたのかはわからないが、道行く観光客のおばちゃんに

おもちゃの銃を乱射して、発狂しているおばちゃんとの絡みを見るとたぶん最近のかな。


大人の絡みはドライな感じになったし、ヤングの絡みはからかい気味なのが増えた。


うーん‥‥


国外で会ったイスラエリーはフレンドリーで不快な人とは会わなかっただけに同じ国籍でも

人の質の違いにビックリ。



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             <売り方が大胆な、インパクト抜群のブロッコリーピクルス>



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                  <世界最古のショッピングモールと言われるカルド>



出ました世界最古!!


ウロウロしているとよく手入れされた小奇麗な石畳のトンネル型小道を通り抜け、

ローマ風の柱を通り抜け迷って到着したのがカルド!


そうです!


ここは世界最古のマダバ地図に記されている世界最古と言われるカルドなんです。


4000年の歴史を持つエルサレムの街。

その頃から世界の中心と言われていたらしい。


なんとなくここに宗教の聖地が集まるのも頷けるような。


驚いたのがまだカルドがまだ現役な事だけじゃなく、修復したにせよその状態があまりに綺麗な事。

売っているものは大体お土産品。

さすがなのは絵など芸術品が多くあったり、おしゃれな美用品がメインだったこと。格式高め。




【ユダヤ教)スタイル】



新市街、旧市街のそこらじゅうで目にするのが"JEWISH"と呼ばれるTHE ユダヤ教徒スタイルの人達。

どんなに暑くても全身黒づくめのハット・ジャケット・パンツ・革靴スタイル。


「エロイムエッサイムー、エロイームエッサイムー♪」


彼らを見るとなぜか悪魔くんのテーマソングを口ずさんでしまうのは私だけでしょうか?


あまり多く表情を変えない彼らからは、外部・異教徒を受け付けないような雰囲気があり、

彼らが爆笑している姿がまったくイメージできないほどシリアスなオーラを纏っている。


とにかく絡みづらいというか、目に見えない彼らの結束の強さがある。

新市街でも行動するのは同じエロイムエッサイムな人達だけ。



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ユダヤ教はタブーの多い宗教。

食べ物と食べ方のタブーに注目すると以下の通り。


ラクダ、ウサギ、タヌキ、鳥の中の猛禽類(ワシ、タカ、ハヤブサ、トビ、フクロウ、ミミズク)、
爬虫類全般、羽のある昆虫、死んだ動物、猛獣などによって殺された動物、

ひれやうろこのない水生生物(ウナギ、タコ、イカ、エビ、貝類、ウニ、クジラなど)


また、

「子山羊をその母の乳で煮込んではいけない」という事から、

肉と乳製品を同時にとることもタブー。


では肉で何なら食えるか。。

・ひずめが割れていて、食物を反芻(出したり飲み込んだり)する動物。
(ウシ、ヒツジ、ヤギ、シカ、ガゼルなど)
・ひれやうろこのある魚。


ガゼルって‥‥


なにはともあれ、とにかく細かい!!

ストイック!!


なんでだべ??


東洋の果てにある島国からきた青年にとって、彼らの行いは疑問点だらけ。



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      <帽子を被り続けていたJEWISHの人たちが暑さに耐えかね、ハットの中身を見せた瞬間>



驚くなかれ!


帽子の下は大五郎カット、こめかみラインのみロン毛&クルクルヘアーのユダヤバージョン。


野球部が坊主にするのとはわけが違う。


開いた口が塞がらないとは、まさにこの瞬間。

これ現実です。


恐らく遠くはるか昔から、JEWISHはこうだったのだろう。

ユダヤ教ってなんだろうっていうまたまた疑問だらけ。



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                   <難しそうな本と議論、めちゃめちゃ絵になる光景>



"ユダヤ人は頭がいい"というフレーズをよく聞く。


約60年前、強引に分捕る形でイギリスとユダヤ人によってこの国が出来る前、

彼らは自分達の土地を持つことがなかった(ユダヤ人の定義も難しいが‥)。

そんな彼らが生きていく為にはじめた、両替商などの隙間産業が今では人々の必要不可欠なものになっている。


民族・宗教で独自の国を持たない彼らが地位を築くため、生き抜くために知恵を絞り続けた結果、

「ユダヤ人は頭がいい」というフレーズがおれの耳に届くまでになったのか。



旅してて感じたのが、『宗教は、信仰心は置かれ環境と立場の厳しさに比例する』というもの。



はっきりいって、彼らには非常に話しかけずらい。

歩くのもはやいし、目はなんか人間的というよりは機械のようで、挨拶も戸惑う感じ。

(これはあくまでも個人的主観)



だからこそ、街を凄いペースでスタスタ歩くJEWISHに道を尋ねてみた。


「Excuse me?」

「I`m looking for ~」


すると直立姿勢の彼は早口で、そして物凄く礼儀正しくシャキシャキっと早送りのような動きで道を教えてくれた。


笑顔こそなかったものの、イメージとは裏腹。


見た目も考え方も明らかに違う人達だけど、

イメージで彼らの全行いを決めつけるのはあまり短絡的だなと思った。

もちろんこんな些細な事でユダヤ人をどうのこうのいうのもナンセンスだけど、

イメージって恐いなとも思ったのも事実。

余計わけわからなくなりました。


まあ人それぞれってことかな。



しっかし、緊張しました。



ほんとここはすんごい外国だわ。


旅もちょうど8ヶ月経過し、14ヶ国目に入国したのはヨルダンの隣国イスラエル。

今回、メインの目的はなんといっても『嘆きの壁』とスーパー世界遺産・聖地がひしめき合う『エルサレム旧市街』


イスラエルと言えば、戦争・ユダヤ人・聖地‥‥とても一口で言えないような歴史と背景を持つ複雑な国。
1948年、ユダヤ人が旧約聖書に記された内容をもとに、領土を主張し建国。
60年足らずで4度もアラブ諸国と戦争(第1~4次中東戦争)の渦中にいた国。


国の事情も複雑なら他国との関係上、出入国手続きに関しても複雑な注意点が多い。



例えば、

■イスラエルのスタンプが旅行者のパスポートにあると‥‥
 周辺国、特にシリア・レバノンへの入国が拒否が高確率になり、ヨルダン・エジプトをはじめイスラム国家

 への入国審査が厳しくなるor拒否されるだろうと予想される。
 あまりに状況が流動的な為、はっきりしたことは言えないが、かつて入国した旅行者は別紙にスタンプを

 押して もらったり、入国審査官に対してクール且つ鬼の形相で「No stanp please!」と言っていただろう

 と想像できる。
 

※状況によって変化が激しい。



■イスラエリーはイスラム国家に入国できない。
 中東(ヨルダン、エジプトを除く)、北アフリカ、パキスタン・バングラデシュ・マレーシア等。
 地図上で確認すると意外にかなり広範囲の区域でNG。

 

こんな国他にあんのか?と疑問になるような条件の数々。


人から情報では、国境と入国審査官の相性にもよるが、最近はNOスタンプでいけてるケースが多数あるらしい。
いつも通り行かなきゃわからん状態なので、とりあえず行くしかない。



【その壱~ヨルダンサイド】


スロースターターなので、宿泊先のクリフホテルを朝9時頃に出発。
タクシーを拾って、30分以内のバススタンドへ(2.5JD)。
そこから国境までのセルビス(乗り合いタクシー)をCATCHし約1時間(5JD)で、ヨルダン側国境に到着。

IMMIGRATIONで冷静を装いつつ、はっきりと「No stanp please」。
出国税5JDを支払うと手のひらサイズの紙に切手を貼られ、越境用のバスを待つ。
必死な気持ちを嘲笑うかのように、easyに出国準備は整った。


とりあえず、第一ステップクリア。



【その弐~越境チェックポイント】


噂では越境の際にチェックポイント、乗客&危険物チェックが何度もあるということだったが、
ヨルダン~イスラエル間にある、国を分けるキング・フセイン橋(なぜか日本も出資)付近では、
一度だけ出国切手を回収に作業員が乗り込んできただけだった。
周辺の景色はなんにもない乾いた荒野。


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                       <国境付近は何もない荒野>



【その参~イスラエルサイド】


イスラエル側に越境用Jettバスが到着すると、荷物検査の為バックパックを作業員に預ける。
この時なぜか小奇麗な服装をしたおっさんが作業員に賄賂を渡し、何食わぬ顔で去っていったのを

目の前で見てしまった。

荷物を預けた後は、緊張の入国審査。
レーンの進みが速く、外国人がにこやかにパスしている係員のところに並ぼうと目を凝らすが

あいにくスカスカで判断できず。


ならば見た目重視。

鋭い眼光のねーちゃんの方を避け、物腰やわらかそうなねーちゃん側に並ぶ。
そしてあくまでソフトに、尚且つはっきりと「No stanp please」。


半笑いで「OK」の返事が返ってきて、油断して屁をこいてしまう。

後列の人も気にしていないよう。
よかったよかった。


結局スタンプは入国カードに押された事から、
この国境ならではかもしれないが、今現在の状況では「No stanp please」対策は打たれているようだった。
その後、ツンデレ係員にパスポートチェックを受けて荷物GETして無事入国手続き完了。



【その四~ホテルまで】


評判よりeasyに国境を越えると10人乗りミニバスに乗りこみ(約40シェケル)、
所要時間約1時間で、オートマティックに旧市街のダマスカス門付近まで移動。
降ろされた場所から歩いて10分くらいにあるパームゲストハウスにCHECK-IN。
なんと小部屋に8つベットが押し込まれたドミトリーで一泊40シェケル(約1000円)。
この物価はシンガポール・香港以来の物価で非常に恐ろしい。



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                       <バスを降り立ってすぐの景色>


<<イスラエル>>


人口:717万人
面積:27800Km(ほぼ四国と同じくらい)
言語:ヘブライ語、アラビア語
宗教:ユダヤ教76%、イスラム教16%、キリスト教2.1%が混在
人種:ユダヤ人、アラブ人(非常に中が悪い)
1INS(シェケル)≒25円


※イスラエルのおおよそ物価表


Falafelサンド: 6シェケル(アラブ人街)、12シェケル(ユダヤ人街)
スプライト: 7シェケル
宿(ドミトリー):40シェケル


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                       <毎食食べてたFalafelサンド>



あんまり飲み食いしてないからわからんけど、物価はかなり高い。
ケチらず生活しようものなら日本とさほど変わらない印象。


急に物価がここまで上昇するのも不思議な感じ。
よくわからん程複雑な歴史と文化を持つ国。



いざ、あらゆる聖地と見所が混在する旧市街へ。



宿から外に出ると‥‥そこは首都アンマン!


学生時代、アホみたいに国名と首都を暗記していた。

受験の時にまったく役に立たなかった知識が、今になって徐々にいかされてきてるなんてうれしい限り。

教育期間に感謝。


まさか自分が中東にいるとは‥たまらんです。




『中東』


英語ではそのまんま 『Middle East』


恐らく多くの日本人が強く抱くイメージは、"治安悪い" "テロ" "戦争" "イスラム国家" など、

どちらかと言えば"危険"を連想させるイメージが強いように思われる。

もちろん俺の頭にもテレビや雑誌からの情報でいつしか刷り込まれた、

そういった類の"危険"な部分が印象として頭の片隅にある。


それでは、ここは危険なのか? ここに何があるのか? どんな人たちが住んでいるのか?


たった一人の大人の修学旅行にて現地調査開始。




まず街を歩くと、もちろん人々の注目を浴びる。

今まで東南アジア、南アジアではファーストコンタクトで、「KOREA?JAPAN?」と聞かれていたのが、

「CHINA?」 「ニーハオ!」 と声を掛けられ続ける。

中東にくると日本人・韓国人はみんな中国人に見えてしまうみたい。



男性の格好は、ジーンズに革靴スタイルが7割くらい。

2~3割くらいがムスリムスタイル。ここで初めてアラファト議長スタイル(頭にスカーフ&ワッカを乗せる)が出現。

全身黒スーツの一見マフィアスタイルのようだったり、どこかチョイ悪スタイルが流行っているよう。

迫力あるわ。


女性はというと、思った以上に黒装束に目だけ人口が少ない。

全体の半分もいない。バングラとはえらい違い。

若者は女性でもパンツ、ジーンズを履いて、西洋スタイルが目立つ。

ただここでもやっぱり髪の毛は隠すようにスカーフを巻いている人が多くいる。

ちなみに敬虔なイスラム教徒にとって髪の毛が見えるのは、パンチラと同じレベルのハプニングらしい。



歩いててとりあえずわかりやすく目立つのが、意外にも服屋。

それもそのはず、ヨルダンの輸出品のトップは衣料品と薬品に占められているからだ。

大きな通り沿いにはジーンズ&スーツShop。

新品ジーンズが一本10~15JD(1300円~2000円)


もしくは青空服屋がその辺にゴリゴリある。



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ある青空服屋曰く、ここにある大量の服のほとんどは中国製。

中国系工場もあるらしく、中東にも中国パワーが入り込んでいるのかと思うと恐ろしくなる。



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     <ムスリムスタイル>                   <女性服の基本はスカーフから>



Ammanでは観光客の姿もまばら。

とりあえずあまり観光客用に街は作られていない。 その中でも数少ないお土産屋さんに到着。



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色砂で作られた置物。店の前で手作りで作られている。

集中力を必要とする作業にも関わらず、鬼のようにガタイいい店員・写真右の自称マックス(25歳)と店の太鼓を

叩きまくったら、砂職人に激怒され追い出された。


急いでマックスはおれを追いかけ「あと10分であいつ帰るから戻ってこいよ」と、遊びに真剣な男。


マックスに代表されるように、

ヨルダンに着いてアラブ人を見て最初に思った事は、とにかく体がデカイ!!サイズが違う!

これはまさに戦える人種。

ボディービルダー級がゴロゴロ。


彼ら曰く、ヨルダン人にいるアラブ人は大食漢が多いらしい。

はっきり言って何かあっても誰一人勝てる気がしない。


なぜなら、肉を良く食う。

しかも、一回に頼む量が半端じゃない。

食堂でメシを食っていると目の前のおっさんは羊の顔面丸ごと煮込みを頼んでいた。



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    <このセットで2JD>


ついにインドでの、ベジ生活&カレー生活からの脱却。

トマトスープのベジスープのやさしい味。

炊き込みご飯の器に『山西酪農大學』と『飲食中心』の文字があったのが印象的。


よく食べると同時に、彼らの喫煙率は中国人に匹敵するほど。

小奇麗な服屋で、店員は接客しながらタバコに火をつける。

大衆食堂で料理しながら一服なんてのも、ごく当たり前。



肉づきのいい子供の遊び道具はというともっぱら拳銃。

ビービー弾のようなタマが出る拳銃をその辺のガキは持ち歩き、手荒い遊びがもっともポピュラー。

なんかイメージ内の中東に少し近づく瞬間。


そして、街中でちょっとドキっとしたのがいきなり発生する爆音の銃声‥‥ではなく爆竹花火の爆発音。

多いときには15分毎に街中にこだまするこの爆発音に序盤は翻弄されてしまった。

ただその辺のアンちゃんが意味なく火を付けてニヤついているだけだった。



Ammanの街で絡んだヨルダン、アラブ人の印象は一言でいうと、アグレッシブでフレンドリー。

見た目的に強面系の人が多いだけに、警戒心が先行してしまうけど、現実は意外に違った。

少なくとも俺の絡んだ人たちは。


あるおじさんからはこんな質問を受けた。

「Do you have any idea of Muslim county?」と聞かれた。

正直にイスラム教の事はよくわからないと答えると、おじさんは穏やかに説明してくれた。


「ラマダーンも日頃の行いもすべてはアッラーの為に」


その言い方はやわらかく、多くの日本のメディアから発せられる攻撃的な内容とはかけ離れたものだった。



おれが、「ヨルダン人はStrong!」だと体をアピールして言うと、

老人は「Japnese is strang」と頭をさして答えた。

どこでもJAPAN = HIGH Technologyのイメージが付きまとう。



路上にはフレンドリーながらも真摯的な人達がいた。



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            <警察のおっちゃんと話しをしていると、ケバブをご馳走してくれた>



何回か同じ通りを通って挨拶を交わすと、相手はすぐに覚えてくれて反応してくれる。

3回目に顔を合わせた時には、大声で叫び笑いながら、

抱きつくように挨拶を交わしてくれた路上服屋のおっちゃん。



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            <左は趣味格闘技の息子とリアクションでかい路上服屋のおっちゃん>



話しをしているとわざわざコーヒーをご馳走してくれた。

彼らの当たり前かのおもてなしに嬉しくなり、慌ててPhoto Shopに行って、

ケバブをご馳走してくれたおっちゃんの分と上のおっちゃん達のと写真を現像して渡した。


ケバブをご馳走してくれたおっちゃんはまじまじと自分が映っている写真を眺め100%の笑顔。

この服屋のおっちゃん達は、さらに紅茶をご馳走してくれ、携帯番号を教えてくれた。

日本の事やヨルダンの事を話し心の距離はEasyに近づいてく。




ここに来てナイスだな~と思った文化が "挨拶"


とにかく挨拶を大切にしている。

男同士に限ってだが、とりあえず握手が強すぎるくらい強い。

思いっきり振りかぶって「バッチーん」鳴りながら超体育会系のフィジカルな挨拶を交わす。

仲良くなればなるほど手のひらが真っ赤になるくらいのパワーで来る。

握る力もかなりガッチリ。


その強烈な挨拶の後に片側の頬だけを合わせ、

フランス人のように4、5回チュッチュッやりながら何かを話しかけている。

気持ち悪さなどなく、さわやかにスキンシップをとっているようだった。


親愛なる挨拶は、職場で仕事を終える従業員にも行われていたのを見た。

物凄く近い距離感に人間関係が気薄になってきていると言われるわが国とは対象的な光景。




戦争などの危険な事実はもちろん過去に何度もあっただろう。

明らかに日本とは情勢も違うし、よく変化する。


だが"中東"のイメージはアメリカ軍事政権寄りに報道されている、

日本のマスコミの情報に偏っている部分もあるはず。


うちらが中東の情報を見る多くの機会は"戦争""紛争""摩擦"など負の要素ばかり。

庶民の目線でのリアルな現状は、そんなにダークではなかった。



路上で出会った彼らが出会い頭によく言う言葉がある。


「Welcome to Jordan !!」




どんどん居心地が良くなってくる。