宿から外に出ると‥‥そこは首都アンマン!
学生時代、アホみたいに国名と首都を暗記していた。
受験の時にまったく役に立たなかった知識が、今になって徐々にいかされてきてるなんてうれしい限り。
教育期間に感謝。
まさか自分が中東にいるとは‥たまらんです。
『中東』
英語ではそのまんま 『Middle East』
恐らく多くの日本人が強く抱くイメージは、"治安悪い" "テロ" "戦争" "イスラム国家" など、
どちらかと言えば"危険"を連想させるイメージが強いように思われる。
もちろん俺の頭にもテレビや雑誌からの情報でいつしか刷り込まれた、
そういった類の"危険"な部分が印象として頭の片隅にある。
それでは、ここは危険なのか? ここに何があるのか? どんな人たちが住んでいるのか?
たった一人の大人の修学旅行にて現地調査開始。
まず街を歩くと、もちろん人々の注目を浴びる。
今まで東南アジア、南アジアではファーストコンタクトで、「KOREA?JAPAN?」と聞かれていたのが、
「CHINA?」 「ニーハオ!」 と声を掛けられ続ける。
中東にくると日本人・韓国人はみんな中国人に見えてしまうみたい。
男性の格好は、ジーンズに革靴スタイルが7割くらい。
2~3割くらいがムスリムスタイル。ここで初めてアラファト議長スタイル(頭にスカーフ&ワッカを乗せる)が出現。
全身黒スーツの一見マフィアスタイルのようだったり、どこかチョイ悪スタイルが流行っているよう。
迫力あるわ。
女性はというと、思った以上に黒装束に目だけ人口が少ない。
全体の半分もいない。バングラとはえらい違い。
若者は女性でもパンツ、ジーンズを履いて、西洋スタイルが目立つ。
ただここでもやっぱり髪の毛は隠すようにスカーフを巻いている人が多くいる。
ちなみに敬虔なイスラム教徒にとって髪の毛が見えるのは、パンチラと同じレベルのハプニングらしい。
歩いててとりあえずわかりやすく目立つのが、意外にも服屋。
それもそのはず、ヨルダンの輸出品のトップは衣料品と薬品に占められているからだ。
大きな通り沿いにはジーンズ&スーツShop。
新品ジーンズが一本10~15JD(1300円~2000円)
もしくは青空服屋がその辺にゴリゴリある。
ある青空服屋曰く、ここにある大量の服のほとんどは中国製。
中国系工場もあるらしく、中東にも中国パワーが入り込んでいるのかと思うと恐ろしくなる。
<ムスリムスタイル> <女性服の基本はスカーフから>
Ammanでは観光客の姿もまばら。
とりあえずあまり観光客用に街は作られていない。 その中でも数少ないお土産屋さんに到着。
集中力を必要とする作業にも関わらず、鬼のようにガタイいい店員・写真右の自称マックス(25歳)と店の太鼓を
叩きまくったら、砂職人に激怒され追い出された。
急いでマックスはおれを追いかけ「あと10分であいつ帰るから戻ってこいよ」と、遊びに真剣な男。
マックスに代表されるように、
ヨルダンに着いてアラブ人を見て最初に思った事は、とにかく体がデカイ!!サイズが違う!
これはまさに戦える人種。
ボディービルダー級がゴロゴロ。
彼ら曰く、ヨルダン人にいるアラブ人は大食漢が多いらしい。
はっきり言って何かあっても誰一人勝てる気がしない。
なぜなら、肉を良く食う。
しかも、一回に頼む量が半端じゃない。
食堂でメシを食っていると目の前のおっさんは羊の顔面丸ごと煮込みを頼んでいた。
ついにインドでの、ベジ生活&カレー生活からの脱却。
トマトスープのベジスープのやさしい味。
炊き込みご飯の器に『山西酪農大學』と『飲食中心』の文字があったのが印象的。
よく食べると同時に、彼らの喫煙率は中国人に匹敵するほど。
小奇麗な服屋で、店員は接客しながらタバコに火をつける。
大衆食堂で料理しながら一服なんてのも、ごく当たり前。
肉づきのいい子供の遊び道具はというともっぱら拳銃。
ビービー弾のようなタマが出る拳銃をその辺のガキは持ち歩き、手荒い遊びがもっともポピュラー。
なんかイメージ内の中東に少し近づく瞬間。
そして、街中でちょっとドキっとしたのがいきなり発生する爆音の銃声‥‥ではなく爆竹花火の爆発音。
多いときには15分毎に街中にこだまするこの爆発音に序盤は翻弄されてしまった。
ただその辺のアンちゃんが意味なく火を付けてニヤついているだけだった。
Ammanの街で絡んだヨルダン、アラブ人の印象は一言でいうと、アグレッシブでフレンドリー。
見た目的に強面系の人が多いだけに、警戒心が先行してしまうけど、現実は意外に違った。
少なくとも俺の絡んだ人たちは。
あるおじさんからはこんな質問を受けた。
「Do you have any idea of Muslim county?」と聞かれた。
正直にイスラム教の事はよくわからないと答えると、おじさんは穏やかに説明してくれた。
「ラマダーンも日頃の行いもすべてはアッラーの為に」
その言い方はやわらかく、多くの日本のメディアから発せられる攻撃的な内容とはかけ離れたものだった。
おれが、「ヨルダン人はStrong!」だと体をアピールして言うと、
老人は「Japnese is strang」と頭をさして答えた。
どこでもJAPAN = HIGH Technologyのイメージが付きまとう。
路上にはフレンドリーながらも真摯的な人達がいた。
<警察のおっちゃんと話しをしていると、ケバブをご馳走してくれた>
何回か同じ通りを通って挨拶を交わすと、相手はすぐに覚えてくれて反応してくれる。
3回目に顔を合わせた時には、大声で叫び笑いながら、
抱きつくように挨拶を交わしてくれた路上服屋のおっちゃん。
<左は趣味格闘技の息子とリアクションでかい路上服屋のおっちゃん>
話しをしているとわざわざコーヒーをご馳走してくれた。
彼らの当たり前かのおもてなしに嬉しくなり、慌ててPhoto Shopに行って、
ケバブをご馳走してくれたおっちゃんの分と上のおっちゃん達のと写真を現像して渡した。
ケバブをご馳走してくれたおっちゃんはまじまじと自分が映っている写真を眺め100%の笑顔。
この服屋のおっちゃん達は、さらに紅茶をご馳走してくれ、携帯番号を教えてくれた。
日本の事やヨルダンの事を話し心の距離はEasyに近づいてく。
ここに来てナイスだな~と思った文化が "挨拶"
とにかく挨拶を大切にしている。
男同士に限ってだが、とりあえず握手が強すぎるくらい強い。
思いっきり振りかぶって「バッチーん」鳴りながら超体育会系のフィジカルな挨拶を交わす。
仲良くなればなるほど手のひらが真っ赤になるくらいのパワーで来る。
握る力もかなりガッチリ。
その強烈な挨拶の後に片側の頬だけを合わせ、
フランス人のように4、5回チュッチュッやりながら何かを話しかけている。
気持ち悪さなどなく、さわやかにスキンシップをとっているようだった。
親愛なる挨拶は、職場で仕事を終える従業員にも行われていたのを見た。
物凄く近い距離感に人間関係が気薄になってきていると言われるわが国とは対象的な光景。
戦争などの危険な事実はもちろん過去に何度もあっただろう。
明らかに日本とは情勢も違うし、よく変化する。
だが"中東"のイメージはアメリカ軍事政権寄りに報道されている、
日本のマスコミの情報に偏っている部分もあるはず。
うちらが中東の情報を見る多くの機会は"戦争""紛争""摩擦"など負の要素ばかり。
庶民の目線でのリアルな現状は、そんなにダークではなかった。
路上で出会った彼らが出会い頭によく言う言葉がある。
「Welcome to Jordan !!」
どんどん居心地が良くなってくる。







