窪美澄さんの「じっと手を見る」を読了しました。
窪さんの本は初めましてです。
実は、本好きの人に薦めて回っている「三つ編み」の帯のコメントを書いておられました。
この人の本、読んだことないな・・・とこのたび手に取った次第です。
直木賞を取った作家さんだったのですね。
なるほど。。。
ちなみに、私、この”幻冬舎文庫”の本が大好きです。
本屋さんや図書館で何を選ぶか迷った時はこの出版社の本を中心に探します。
この本を読みながら考えていたこと。。。
SNSに投稿される誰かのキラキラした記事を見るのがしんどくなる時がありませんか。
キラキラ投稿の人と全然パッとしない自分の差を思い知り嫌気がさすヤツです。
世の中、そんなにキラキラしているもんなのかい?と斜めに観てしまう自分にも嫌気がさします。
そんな時はスマホを置いてSNSから離れることにしています。
数時間でもスマホから離れて、なんなら公園で深呼吸などしてみたりして。
きっと心が疲れているのです。
小説に登場する人達はキラキラしていません。
キラキラどころか、愚直で生き方も下手くそで七転八倒しながら生活している人達です。
読み始めた時は、私が好んで読む小説とは少しテンポが違う気がして落ち着きませんでした。
しかし、読み進めるうちにドンドンのめり込んで行って、結局、ほぼ一気読みしてしまいました。
下を向いて歩くような生き方をしていても
寄り道ばかりでまっすぐ歩けないような生き方であっても
とてもじゃないけど、友達にはいらんなぁという生き方であっても
そこにいる人間がみんな愛おしく感じられる作品でした。
自分の周りにいる人間が自分も含めて、みんながみんなキラキラしているわけではありません。
一見、キラキラに見えても、実は中身は淀んでいたりもするでしょう。
良い事ばかりが起きるわけでもないし、かといって、悪いことばかりでもないはずで。
私は一体、どのあたりに軸足を置いて生きてるのかな?
そんなことも本を読みながら考えていました。
人はひとりでは生きていけません。
他人と接することは楽しいばかりじゃなくて、辛いことや嫌なこともたくさんあるのだけれど
他人と接することで自分の死角と余白がわかるのだと教えられました。
死角も余白も大切な自分の一部分です。
それも含めて、今を生きている自分自身を自らギュッと抱きしめたくなります。
何か大きな事を成すことが生きることだと思ってしまいますが
生きているだけで、十分に素晴らしいことなのですよ。
いや・・・なんかね、久しぶりに読書感想文を書いてみたくなるような作品でしたわ💕
原稿用紙3枚以内・・・とかね。
作家さんの書かれる文章の美しさに引き込まれながら読み切る快感。
良い本に出会えるだけで幸せです。
次は何を読みましょうか。
読みたい本がありすぎて・・・時間が足りません。
次回の「こどもワクワク食堂」は
2024年2月24日(土)12時~14時
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
月に一度ではありますが、
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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