29年目の1.17 | ネコのつぶやき

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今年も東遊園地に行ってきました。

毎年、この1月17日は東遊園地に出向いて誰にともなく「おかえり」とつぶやきます。

白い菊の花が浮かぶ水面にそっと手を合わせて、私の一年がやっと始まります。

見上げた空はキレイな青い空でした。

 

 

 

 

29年前の神戸の空を思い出しました。

昼間なのに妙に暗くて。

最初はなぜかわからなかったのですが、あちらこちらで地震の後に起きた火事による煙のせいと知りました。

あの時の私も恐らく他の人達も朝早くに起きたとんでもない揺れによる恐怖のためにどこかの線がプチッと切れていたように思います。

キャパ以上の恐怖を味わったために怖いはずなのに怖いと言えない矛盾。

あの揺れの後、しばらくの間は気持ちがずっと張りつめていたように記憶しています。

 

 

今、能登半島で寒さに凍える皆様を想い、ただ祈ることしかできない自分が情けないです。

あの日の神戸も寒かったけれど、それよりもずっとずっと寒いでしょう。

29年前とあまりかわらない避難所の様子に愕然としました。

29年も経っているのに、アップデートできていない気がする・・・

 

29年前の私達の教訓を伝えることができていなかったのかもしれません。

改善することも、新しくできることもたくさんあったはずなのに、伝わっていなかったことが悲しいです。

 

 

今年の東遊園地は例年とは違う空気が流れていたように感じました。

いつになく、ザワザワした感じ・・・あくまでも私の感覚なのですが。

 

29年前と同じ景色を繰り返してしまったことへの憤りや悔しさや悲しさや・・・

救えた命があったかもしれないという無力感と共に。

 

 

 

竹灯籠の前でしゃがみこんで、ずっとろうそくの火を見つめているお年寄りがおられました。

その後ろを小さな子供が飛び跳ねるようにして走って行きます。

来場者にマイクを向ける報道の記者さんは恐らく震災後に生まれているであろう若い人達でした。

 

 

時の流れを感じます。

 

 

 

29年も経ってしまうと実際に体験した人も減ってきて当然です。

言葉で伝えても伝えきれないもどかしさもあります。

それでも、あの1.17を体験した私達はずっと伝えていかねばなりません。

 

あの日、突然お星様になったたくさんの人達に恥ずかしくない生き方ができていますか。

 

 

気持ちを新たにして私の一年を始めます。

ずっと守られて生きてこれたことに感謝しながら。

みんなで力を合わせたら、きっと何とかなるんだよ。

 

 

 

 

 

一日中、この曲が頭の中でエンドレス再生されていました。

 

 

 

 

 

次回の「こどもワクワク食堂」は

2024年1月27日(土)12時~14時

場所 国際交流シェアハウス やどかり

神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
 

 

 

 

 

月に一度ではありますが、

いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。

なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが

「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。

相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。

私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。

自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!

ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!

お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで

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