絵の本ひろば | ネコのつぶやき

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先月、図書館の研修会に混ぜていただきました → 

 

従来の絵本の読み聞かせとは違うアプローチの方法に

目からウロコが落ちる音が聞こえそうなほどの衝撃を受けました。

(絵本の読み聞かせが大切であることに変わりはありません!!)

 

 

 

 

そして、今日、絵の本あれこれ研究家の加藤さんにお声がけいただき

リアルな「絵の本ひろば」を訪問してきました。

住吉にある白鶴酒造資料館の一角が東灘図書館の協力を得て絵の本ひろばになりました。

 

 

 

先月の研修会で色々お話もお聞きし、

その後、加藤さんのブログも読ませていただき

絵の本ひろばの概要は理解したつもりの参加でした。

 

ところが・・・今日もまた大きなウロコが大きな音を立てて目から崩れ落ちていきました。

(多分、まだまだ気がついていないウロコがくっついているのです。
 視界が混とんとしていることにも気がついていない恐ろしさ)

 

 

 

ひろばとなっている会場の圧迫感や緊張感を減らすために

スタッフの方が常に目配りをしながら、本の場所を入れ替えておられます。

急にひろばに入ってくることができない人達のために壁沿いに並べられた椅子。

参加者の自主性に任せて、本を選ぶ時も無理強いはしません。

 

本を手に取って見せる時も絶妙の間合いと参加者を巻き込む話術が素晴らしいです。

加藤さんの話される柔らかなイントネーションの関西弁が場の空気を和ませます。

 

 

これは、相当に場数を踏む必要がありそうです・・・・・!!!!

 

 

 

 

今回の絵の本ひろばは”障害がある人達にも本の世界を楽しんでもらいたい”という想いで開催されました。

企画に加わった障害者施設の方ともお話することができました。

障害があると、大きな声を出してしまったり、じっと座っていることが難しかったりする人も多いのでなかなか図書館などに行けないのが現状です。

障害があっても絵本と触れ合う楽しさを感じてほしいな。。。

 

 

 

 

 

「どうぞ! どんどん参加して!!」

 

笑顔で促されても、突っ込みどころがわかりませぬ(笑)

恐る恐る、車椅子の男の子に本を2冊、見せてみました。

「どっちが好き?」

 

ヘルパーさんと一緒に来ていたダウンの男の子は

自分から絵本を選んできて、私達に見せてくれました。

 

テーブルに置いてあった本を手に取って、

ページをめくりながら、絵を指さして楽し気に見ている女性がいました。

時々、拍手をしたりしながら絵本に見入っている後ろ姿に涙が出そうになりました。

そうなのよね。

本の読み方にルールは無いはずなのに

いつの間にか「本を読む時は」みたいな暗黙の何かが出来上がっていたのかもしれません。

 

 

 

 

指示しない、注意しない、常に笑顔で受け答えをしているスタッフさん達の姿が眩しかったです。

つい小言を言ってない?

静かにしなさいとか、じっとしてなさいとか、丁寧にめくりなさいとか・・・

そんなことをずっと言われていたら、本の場所から遠ざかって当然よね。

 

こども食堂も同じことです。
ついつい子供達に指図をしていないだろうかと自分の胸に手を当てました。

 

 

 

 

車椅子の女の子がひとり。

彼女に本を手渡そうとしたら、介助の方に制止されました。

 

「この子は本を破ってしまうから」

 

あ~そうなのね。 そうだよね。 私が母親でもきっとそう言って止めるよね。

 

 

 

でも、後で思ったのです。

小さい時から、ずっとそう言われ続けて制止され続けた彼女はどう思ってるんだろ?

知的障害があるから、何を言ってもわかっていない?

そんなこと、無いと思うな。

いつの間にか、自分が本を触ったらダメなんだと理解していたらどうする?

破るかもしれないけど、投げるかもしれないけど・・・

私は彼女と本を繋げてあげたいなと思ってしまいました。

 

当然、私の力では無理な話ですし、彼女がそれを望んでいるのかもわかりません。

 

 

ふと、なっちゃんにも同じようなことをしなかったかな?とわが身を振り返りました。

 

 

 

 

 

 

私が普段、毛嫌いしている”普通”とか”一般的”とか”常識”という言葉たちではありますが

無意識にその枠の中で居心地よくまとまろうとしている自分に気がついてドキッとしました。

嫌ってるくせに、気にしてるやん・・・ワタシ・・・(笑)

 

 

 

 

 

 

子供の成長に合わせて~とか、教育的観点からの選書~とか、

子供のためではなくて、世間体と大人の事情ばかりを考慮して絵本を選んでいたかもしれないなぁ。

今さらではありますが、子供達に土下座して謝りたい気分になりましたわ。

でも、その時の母はそれが一番正しいと信じていたのよね。

その頃に絵の本ひろばに出会いたかったな~

 

 

 

 

ご一緒したマムラボ主催の竹下さんと二人で早速妄想会議が始まりました。

 

ぜひ、絵の本ひろばを兵庫区で開催したい!!

場所とか、資金とか、協力者とか、飛び越えるハードルは山盛りあるけど

自分達でできるところからトライしてみようよ・・・・と二人で約束しましたよ。

 

 

さて・・・思いがけないところから、思いもしなかったことに足を突っ込んでしまいましたぞ(笑)

でも、久しぶりのワクワク感を感じて嬉しくなっているのが事実です。

さて、どこからどうクリアしていきましょうかね。

ボチボチと楽しんで取り組んで参ります。

 

私の様に目からウロコが落ちる人を増やそう!

(目的が若干ずれてます?)

 

 

楽しいご縁を頂き元気百倍です。

繋いでくださった皆様、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

次回の「こどもワクワク食堂」

2022年8月27日(土)12時~

場所 国際交流シェアハウス やどかり

神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。

 

 

 

いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。

なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが

「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。

相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。

私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。

自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!

ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!

お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで

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