ここしばらく、七転八倒しながら読んでいた本を読み終わりました。
大好きな心友が”読了”という表現をしていました。
”読了”・・・とても素敵な響きの言葉です。
私も「世が明ける」を読了しました。
先日、「半分世が明ける」とご報告しましたが
残りの半分、ほぼ一気読みしてしまいましたわ。
言葉が刺さって来る。。。。
ページから目をそむけたくなることたびたび。
それでも読み進めたのは夜明けを信じたから。
文中、私がいつも思っていることを見事に言語化してくれている部分を見つけて付箋を貼りました。
自己責任、自業自得という言葉。
元の意味から外れて大切な現実を見ないようにするための盾になっている。
本当に心から安心して暮らせるようになって初めてその責任を負うことができる。
(本文から抜粋させていただきました)
正にこれです。
自己責任、自業自得、自助努力。
それができていたら何も困らないのに、今、困っている人にそれを求めてどうするよ???
見てみない振りをして、何事も無くその場を取り繕う術ばかりを考えているのは誰でしょうか。
私もその一人かもしれない。
重くて辛い一冊でした。
こんなにページをめくるのが怖かった本は初めてかもしれません。
途中で止めようかと何度も思いながらも読み進めたのも初めてかもしれません。
私はこの本に書かれているような現実にまだ対峙したことはありません。
それが幸せなことなのか、ただの世間知らずなのかはわかりません。
少なくともここまでどん底の人は会っていないと思うのですが
ひとつ間違えて踏み外したらどうなるのかわからない人はいるかもしれません。
以前にも書いたことがあります。
「助けて」という言葉を言うことはとても勇気が必要です。(→「助けて」の勇気)
いろんな意味の勇気がいります。
でも、生きていたら「助けて」って言っても良い場面に少なからず遭遇します。
「助けて」を発する力が残っているうちに誰かに伝えてください。
どんな方法かはわからないけど、きっと誰かが力を貸してくれるから。
「こどもワクワク食堂」は子供だけの食堂ではありません。
近所のおばあちゃんの家に遊びに行くような感覚でどうぞお越しください。
おばあちゃんのお家に行くとママもちょっとのんびりできたりしませんか。
子供達は家とは違うおやつが楽しみだったりしませんか。
電話では話せないようなことも、顔を見ると素直に口にできませんか。
読みながら、悶々としたことも確かです。
私がしていることはただのキレイごとなんじゃないかとも感じました。
それでも「こどもワクワク食堂」が少しでも誰かの”助けて”の声を拾う役目ができるのであれば
私はその声を必死で聞こうと思います。
どれだけ苦しくて辛かった時も「助けて」を言わなくても良かった私は
単純に恵まれていたのだと今さらながらに思い知りました。
そんなことにも気がつく本です。
「世が明ける」は私にずっしりと重たい余韻を残してくれました。
重くて辛くて悲しかったけど、とても良い本に出会えたことが嬉しいです。
”本屋大賞”は嘘をつきません。
他の賞はわからないけど、”本屋大賞”はノミネートされているだけで読んで納得の本が多いです。
次回の「こどもワクワク食堂」
2022年3月26日(土)12時~
場所 国際交流シェアハウス やどかり
神戸市兵庫区中道通2-2-11
(兵庫警察署南、新開地駅・湊川公園駅より徒歩約10分)
予定変更の場合はFacebook等でお知らせいたします。
カレーを一緒に頂きましょうね。
子供無料、大人500円プラス(お気持ちをお願いいたします)
お米やお菓子などお配りできそうです。エコバックをお持ちください。
いつもの笑顔に会えることを私達も楽しみにしています。
なかなか、ゆっくりとお話ができる状況ではありませんが
「こどもワクワク食堂」はみんなの居場所として活動を続けています。
相談事などありましたら、遠慮なく個人的にご連絡をください。
私の力は微々たるものですが、あらゆるところに連絡を取りまくって対処方法を探します。
自転車で走れる範囲ならばお米を積んで駆けつけますからねっ!!
ダイジョウブ!! 何とかなるから。何とかするから。一人で抱え込まないでくださいよ!
お電話でのお問い合わせは070-5463-8902 まで
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