ツークツワンク(zugzwang)とは主にチェスにおいて、相手から直接の狙いはないにもかかわらず、自ら状況が悪化する手を指さざるを得ない状況を言う。言い換えると「できればパスしたい(しかしパスがルールで禁じられている)局面」である。「強制被動」と訳されることもあるがあまり使われていない。

本来チェス用語であるが、後にゲーム理論の用語ともなった。ゲーム理論の用語としては、「自分が手番であることでゲーム結果が悪化する」場合のみを指す。チェスではさらに「自分が手番であることで負けが早くなる」場合も含むことが多い。ほかに実際の戦争や経済闘争において「動きたくないが動かざるを得ない状況」を指して比喩的に使われることもある。

 

ツークツワンク(Zugzwang)とは、 ドイツ語で「動きの強制」「差し迫った状況」を意味する。

 

今、アメリカの人気ドラマ、「クリミナルマインド FBI vs.異常犯罪」を毎日観ています。

基本的に1話完結で、CMなしだと1話約43分という手軽さで、お昼休み中に、お弁当食べながら観終えることができるのです。

 

タイトルに”異常犯罪”とあるので中にはグロイ映像もあったりしますが、異常犯罪者を鋭いプロファイリングで追い詰めて捕まえるFBIの分析官たちが、とにかくかっこいい。

 

で、最近、1話完結にしては珍しく、4話に渡ってお話が展開したのです。

 

「クリミナルマインド」をご覧になっていない方で、これからご覧になる方はネタバレがありますので、ここでスキップして下さい。

 

私が今観ているのはシーズン8なのですが、メインキャストのスペンサー・リードが、

彼が書いた論文を読んで興味を持った女性から手紙をもらい、やがて文通をするようになり(何故アナログかというと、彼女がストーキングされており、ハッキングなどを恐れたためだと推測)、文通から電話で話すようになり・・・そう、リードとその女性・メイヴは親睦を深めていきます。

 

電話で話す時も、リードは用心からわざわざ公衆電話、しかも毎回違う公衆電話を使います。

 

二人は好きな本も同じ、話が合い、互いの知性に惹かれ合い”会いたい”気持ちが募るのですが、リードは同僚の一人に、

「彼女とは会ったことはないけれど、今や僕にとって彼女は世界一の美女。

でも逆に自分が姿を見られて嫌われないか怖い。」

と自分の心情を打ち明けます。

 

遂にデートしようとした夜、顔を合わせる直前でリードが怪しい男の気配に気づいて対面は果たせず、結局メイヴはストーカーに誘拐され、メイヴはリードの目の前で殺害されてしまいます。

 

リードは生前、メイヴと語ることが叶いませんでした。

当然ながら彼はそのショックからしばらく休暇をとり、引きこもってしまいます。

 

このエピソードのタイトルが、

ツークツワンク(zugzwang)”

でした。

 

この記事を書くこと、すごく躊躇いました。

それこそ、”誰得なの?”っていう内容ですし、ただ私の傷口を、訪問して下さる方々に

「ホラ、見て見て、私、こんなに傷ついたの。」

なんて記事を書いて、それでどうするの?

そう思っていました。

でも、たまたまこの数日で観た「クリミナルマインド」のエピソードで、気持ちが固まりました。

 

元々このブログは自分の感じることを好きなように綴ると決めているもの。

 

ここ数日の自分の心の中にあるザワザワを、やはりこの広い世界で共有したいと思った次第です。

 

ええ。

私にとって、”ツークツワンク”です。

 

今月7日、私は女優・波瑠さんのブログをリブログし、「あなたのことはそれほど」というドラマと波瑠さんの発言を批判する記事(5月7日記事)をアップしました。

 

すると、その記事に、ありがたいことにたくさんコメントいただいたのですが、そのコメントの中に、私が”波瑠さんを誹謗中傷している、リブログまでして公開処刑である”云々、私への激しい怒りが綴られたものがありました。

chiko2003さんというHNの方からでした。

私は無記名の方、アメブロ会員ではない方、記事を書いていない方からもコメントを受け付けており、基本的には承認制ですが99%承認して公開しています。

どなたでも私が書く内容に、思うことを書けるように(私自身が読めるように)したいから、そうしています。

ですので、私の記事を快く思わない方もこの世には存在し、人の数だけ意見や感想があるわけで、chiko2003さんのようなご意見があることは想定内でした。

 

想定外だったのは、この、一見真面目で真摯なご意見に見えたchiko2003さんという方が、私の知らないところでは真逆の方だったということでした。

このchiko2003さんという方が、ある波瑠さんの応援ブログで書き込んでいたコメントが、コチラ↓

 

「私の言ってる人、波瑠ちゃんのブログにコメントしたのでは無くて、〇〇さんみたいに波瑠ちゃんを応援しているファンのブログに、ファンのようにコメントをしていたんです。

もう閉鎖されましたが、first penguin さんという波瑠ちゃんファンの方のブログにコメントしてました。

その卑劣な人もブログをしていて、私は彼女のブログは気分悪くなることばかり書いているので見ないのですが、友達が「波瑠ちゃんがボロカスに書かれているよ」って、教えてくれて…

それで見てみたら、吐き気がするほど、波瑠ちゃんのことを中傷しています。

波瑠ちゃんのブログをリブログして「口を慎め」みたいな…
もっともっと酷いことも書いていますが、波瑠ちゃんファンがこのブログを見て気分を悪くされると、〇〇さんに迷惑がかかるので、これ以上は書きませんが、私、猛烈に悔しくなって「そんなに1人の女優さんを誹謗中傷して楽しいですか?」って書いたら、逆襲してきました。

私は気分が悪くなるので読んでいませんが、友達が教えてくれました。

その人のブログの内容も私への返信の内容も、〇〇さんが読まれたら気絶するかも知れません。

私も心臓が破裂しそうに腹が立ちましたから。

私は彼女が嫌いな波瑠ちゃんのことを、波瑠ちゃんファンのブログに「応援してます」みたいなコメントをしたのかが疑問で仕方がありません。

波瑠ちゃんが嫌いであれば、こっちに来るな!と、言いたいです。

私たちは楽しく応援しているのに、汚い人です。
根性が腐りきっています。

私はこれからも波瑠ちゃんを一生懸命応援しますし、守っていきたいと思います。」

 

このコメントを受けたブログ主は彼女のこういったコメントに対し、「くそ女」「びっち」などと対応し、ブログ主と、このコメント以外にも私の悪口が並ぶコメントを入れたchiko2003さんは、楽しそうに心を通わせている姿が目に入ってきた時、chiko2003さんという方に真面目に向き合い、真剣に彼女のコメントに返事を書いた自分が我ながら情けなくなりました。

 

”見抜けなかった”

 

この一言に尽きます。

 

残念ながら?幸い?

今はもう、この私への悪口大会が繰り広げられている記事は、何故かバッサリ削除されています。

 

私への擁護のコメントも、私が存じ上げない(恐らくは私の読者)方から入っていたのを見ました。

それに対するブログ主の返事は、まるで何かにとり憑かれたかのようなおかしなものでした。

高卒の私が何故か”高学歴を鼻にかけているびっち”だとか、エゴサーチってほどではありませんが、ある読者さんに教えていただいて初めてこういったネット上の”陰口”を目撃しました。

 

芸能人でもないですし、エゴサーチなんて、普通はしないですよね。

 

それで・・・自分の書いた記事へ、反対意見を書かれるのは全然平気なんですが、さすがにこのchiko2003さんと、あるブログ主のやり取りには、メンタル凹みました。

 

そして、「クリミナルマインド」のリードとメイヴのような、魂で惹かれ合った二人のように、現実社会で顔を合わせていなくとも、気が合うということは、こういうことなのだなぁと思いました。

 

彼女と、この悪口を一緒に書いていたブログ主は、同じ次元で生きていて、魂が共鳴し合ったのだと思います。

 

リードが、メイヴと対面しなくても心が通じ合ったように、彼女はブログ主と、心が通じ合ったのですね。

その要因が、醜い陰口だなんて、皮肉だけれど。

 

それにしても芸能人は大変。

こういう方々からも、「大ファンです」と、好かれて、それに笑顔で応えなければならないのですから。

 

波瑠さんは、嬉しいのかな?

このような方々から好かれて。

私なら、嬉しくはないな。

 

でも、波瑠さんならば、

「仕方ない」

って思いながら受け止めて下さることでしょう。

 

きっと。

 

今夜のこの記事を書いた時間、生産性もないし、建設的でもないけれど、ちょっとはすっきりするかなぁ。

 

お!

今日の「ひよっこ」、未だ録画観てなかった!!

 

これから浄化されよう。

浄化されなければ。

浄化されるべき。

 

ここまで読んで下さった方々、本当にありがとうございました。

 

m(_ _ )m

 

silly