”一宮のヤーンフェアに行ってきました！！” 4年前のブログですがヘンプへの思いを書いています。

明日から日本列島では、急に真冬に戻ったような気温になるそうです。

やっと春っぽくなってきたかと思っていたのに、バラさんの新芽達も驚くかと思います。

今日のアメブロの管理画面には4年前の今日のブログは出ていました！！

今年のヤーンフェアは、私の白内障手術と重なってしまったので、行けませんでした

でも、急に出てきた４年前のブログからヘンプなどについての思いを書かせてくださいね。

今や「ヘンプ」はヨーロッパをはじめ、日本でも多くの方に知られる素材になっています。

実は、私は30年ほど前から注目しておりました

一度中国からヘンプのTシャツを取り寄せて着ましたら、風が通り抜けるような爽快感がありました。

この着用感って、すごくいいなぁ！！

その上、すごく丈夫でいつまでも着れるような繊維でした。

２０年前に、何とか糸を手に入れて、工場に渡しても

「この糸何ですねん！？ちょっと硬いし、聞いたこともない！」

そう言って、まったく取り合って貰えませんでした。

１０年前にやっとヘンプを使って作った最初の製品です。

『絹ヘンブ５本指靴下＆絹リネン先丸靴下の履き心地は！？』

上記のヘンプを使えるようになったのは、こちらの糸をもらってからでした。

（このブログの後半になります！）

『ウール肌着、新しくなりそうです！！』

その後、私の長年の夢がかなって、ヘンプを使って色々な製品を作ることができるようになりました。

地球や環境にも優しいヘンプの良さも、知られるようになって良かったです。

そして今、これまでリネンで作っていた靴下系の製品も、生成だけはヘンプに置き換える方向を考えております。

また、コットン混紡でコットンヘンプの糸も作ったりして、肌着やアウターもデザインを検討中です

夏向けの製品として、また出来上がって参りましたらよろしくお願いいたします。

ちなみに、ヤクも同様でした。

カシミヤに近い繊維長の素材で、価格はウールに近かったので１５年前から、是非使いたかったです。

東北のウール専門の糸商さんに言うと、そのお答えが面白かったです。

「桐生さん、そんな天然記念物のような動物を考えんと普通にカシミヤを使っとき！」

「そうなのか？！ヤクは天然記念物なのか……！？」

そう思ったことを覚えています。

弊社では９年前の７月に「次は『ヤク』を使ってトッパーを作りたい！」と申しております。

（最後の３行程度です！）

『シルクふぁみりぃの棚卸し風景……！』

その前は１１年前の６月に「ヤクを使って毛布を作りたい！」と言っておりますね。

『カシミヤ毛布とカシミヤシルク エアーケット！』

最初、誰も使っていない頃はお安く手に入ったそんな糸達も、その後どんどん価格が上がっています。

ワイルドシルク（当時は野蚕糸)も、２０年前には「野蚕糸を衣類や靴下に使う人いません！！」

と絹商さんに言われていました。

でも、よりヘルシーだと分かると、今や普通の絹よりも価格が上がってしまいました 

素材も時代の変遷によって、どんどん変わっていくことを身を持って感じた２０年でした。

４年前のブログから、色々なことを思い出して楽しいです。

では、いつもお読みくださってありがとうございます。

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