小さい頃(60年前)は化繊があまり無かったからでしょうか?
毎年、母は樟脳を使って衣類を保管していました。ウールのコートが入っていたせいか、洋服ダンスによそ行き服を仕舞っていると樟脳の匂いがつきました。
私は幸い、樟脳の匂いがそんなにイヤじゃなくて、田舎の仏壇に上げている線香の匂いとリンクさせて楽しんでいました。
(なんだか嬉しい樟脳の匂いだったんです!)
(同年代にしか理解できないと思いますが樟脳舟を縁日で見て不思議がっていました!)
虫食いに遭った母お手製の毛糸のパンツ、とっても残念な気持だったこと……。
でも、その虫の存在を見たことはありませんでした。
それから結婚して、自身で衣類を管理する時代になりましたが、私に樟脳は不要でした。
なぜって、虫に食われることなど全く無かったからです。
理由はウール100%の製品など高いので買って無かったから……。
そのままの状況で「シルクふぁみりぃ」を始めて驚きました。
例えば、自分用にウール5本指靴下を購入して、袋に入れたまま保管して1年!!
最初の経験ですが、いざ履こうと思って袋を開けて取り出すと、その昔に見たのと同じ穴があるのです。
「え、この穴?!虫食い?!もう、虫って居ないんじゃないのかな?」
実は、虫食いされるような衣類を持っていなかっただけなのですが、もう虫など居なくなっていると信じていたのです。(小さい頃、経験しただけでしたから!)
それから、色々勉強しました。
天然の防虫剤なども、たくさん取り寄せて確認しました。
やっぱりせっかくの天然素材なのに、化学的な防虫剤を使いたくなかったのです。
でも、その思いは見事に砕け散りました……
天然のそれは、すご〜い匂いなんです。
虫さんも退散してくれるかも知れないのですが、それ以前に頭痛持ちじゃない私も頭痛がしてしまうのです……
それにつきましては、6年前の下記ブログでもご紹介しております。
そして虫に食われて感じる大きな心のわだかまりが
「袋に入れたまま保管していたのに〜〜!」っていう思いです。
袋に入れていたら、虫さんからも守ってくれるはず!!
私は勝手にそう信じていました。
現在、シルクふぁみりぃでは夏を越す天然素材(カシミヤ・ウール・シルクなど)については、全部一旦袋から出してダンボール箱に大きな袋を装着してキレイに並べ入れて、防虫剤を1つだけ入れて密封して保管しています。
密封していたら、外から入って来ないので、最低限の防虫で大丈夫だからです。
でも、密封していてもOPP袋に入れたままだと、袋が防波堤になってしまって虫さんにとっては安全地帯になるのです。
なので私の苦い経験からお伝えしたいこと!!
「夏を越して保管されるときには袋から出して防虫剤を入れ、まとめて密封してください!」
ということです。
ちなみに、虫さんはまずはアンゴラ次がカシミヤ、そしてウール、次にシルクを好みます!!
防虫の参考サイトです。