私が小さかった頃には無くて、今あるものについて少し考えてみました。
例えば、身近なところでポリ袋です。
ポリ袋が無い生活は今、考えることもできません。
5歳下の妹がよちよち歩きだった頃、転んだ横にゴミ箱がありました。
当時、ポリ袋など当然ありません。
生ゴミも、そのままコンクリート製で木の蓋が付いたゴミ箱に捨ててありました。
紙袋や新聞紙には包んであったかも知れません。
でも、紙くずや魚の骨が横に落ちていたりは普通でした。
当時のゴミ箱は全部がこんな感じでした!!
写真は鉄の蓋ですが、家のゴミ箱は木の蓋でした!
その時は、お向かいのゴミ箱でしたが、生ゴミも少し漏れて散らかっていたりしており、その周囲にはハエが沢山発生して、蛆虫さんが周りの地面を這っていました。
よちよち歩きの妹を遊ばしていて、そのゴミ箱の横で転んで、よだれかけに蛆虫さんが数匹ついてしまいました。
彼女は虫が嫌いで、もちろん私もウジ虫が特に大嫌いですが、何とか手で払ったことを覚えているのです。
妹のかわいいよだれかけに付いた蛆虫……。
彼女の甲高い叫び声が耳に残っています。
「そこまで、泣き叫ばなくてもいいんじゃない?!」
そう思った私でした。
水洗トイレになって、ポリバケツやゴミ用のポリ袋を使うようになってから、ハエも蛆虫も激減した感じです。
それまでは、ホントにどこにでもハエが多くて、市場に行くと魚屋さんなどにはハエ取り紙が沢山ぶら下がっていました。
私は、ハエ取り紙が大嫌いでした。
横を通ると腕にベタベタくっついて気持が悪かったのです。
ハエ取り紙にくっついているハエ達を見るのも嫌でした。
というわけで、ゴミを出すポリバケツや、ゴミを入れられるポリ袋の発明は、日本を急激に清潔な国にしてくれた感があります。
トイレの水洗化も清潔になった大きな要因になるかと思います。
一方で、どんどんポリ袋が増えていくと心配になりました。
土に帰らない素材がそこら中に増えてしまうこと。
紙や木はキレイに土になりますが、ビニールやポリやナイロンは、全部そのまま年月を経る感じですから……。
今、問題になっているスーパーマーケットのレジ袋は画期的でした。
1970年頃から現れた、このレジ袋を見て最初は驚きました。
買い物カゴを持って行かなくていいって、ホントに楽チンで嬉しかったのです。
初めの数年は、スーパーのレジ袋は重宝で、何度も使いまわしをしたものです。
レジ袋をもらえるところが少ないので、母にも分けて上げていました。
そのうち、母が「もうどこ行っても貰えるからいらんわ!」と言い出した頃、どこのスーパーでもレジ袋を出すようになっていたのです。
その前は、お豆腐屋さんは、お鍋やボールを持って買いに行っていました。
お肉屋さんでは、買ったお肉をトレーではなく竹の皮で包んで、薄い紙で巻いて渡してくれたのです。
竹の皮の端っこを細く裂いて、クルッと回して縛ってくれた手付きには見惚れたものです。
もやしは新聞紙をクルッとまるめたラッパ型の筒に入れて包んでもらって買いました。
今は過剰包装になっているものも多くて、そのプラ容器などを処分するために多くの犠牲を強いられている気が致します。
海に流してしまって、クジラやイルカの胃の中に溜まったプラ製品は大きな問題です。
石油製品系が過剰になり「便利」を通り越してしまっている現在かと思います。
昔は、空き瓶なども含めて、色々と何度も使いまわしをしておりました。
使い捨てが、どんな世界になっていくのか不安になっている現在です。
(自分も使い捨てをしている輩であるにも関わらず……です!)
清潔になって、いわゆるハエなどに媒介される細菌による感染症は減りました。
でも、コロナウィルスを見てもわかりますが、やはり次なる手に負えない感染症が現れるんですね!!
私の小さい頃の話をお聞き下さってありがとうございます。
シルクふぁみりぃの製品も、OPP袋を使っています。
それも何とかしたいのですが、代替が見つかっておりません……
でも過剰包装は避けたいと、最初から思っておりました。
「袋に入れて、箱に入れて、沢山のラベルを付けて、やっと売れる製品になるねんで!」
と、工場からもよく言われたのですが……。
今は、常識や慣習に従わなくてホントに良かったと思っています。
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