今日は枚方にあるホールガーメントでセーターを編んでくださっている工場へ行ってきました。
先程、会社に戻った次第です。
道中の景色も緑が眩しくて、工場ではお話も弾み、楽しい一日になりました
今回お願いする製品は、毎度おなじみの地球の糸のセーターなんです。
大正紡績の地球の糸は、ホントにすごい糸なんです。
ただ正規品は高過ぎて、とても製品化できないのが……難と言えば難なのです。
最高級のカシミヤとペニーシルクと高級オーガニックコットンを混紡にしてある糸です。
最初に見たのは、もう6〜7年前でしょうか?
一見、ごく普通の糸なんです。
当時は、カシミヤコットンシルクの糸ということで製品を作りました。
編み上がって来た製品を見ても、普通に1,980円程度で売っているウールのセーターです。
糸にかけては玄人さんの作る糸って……!?
一体どこが「究極の糸」とか「地球の糸」とか騒ぐのか?
わからなかったです。
それが、着用していくことで徐々にその凄さを体感し始めました。
肌でわかるって感じでしょうか!
素肌に着けても気持ちがいいのです。
そして、ホームクリーニングでお洗濯を重ねても風合いが変わらないのです。
次女は5年ほど毎年着用しても、まだお出かけ着になるとか……。
専門家が「究極の糸」という糸の組成をお伝えします。
組成はカシミヤ60% コットン25% 絹15%
もっと詳しく書くと・・・こちらに出ています!
毛の最高峰 ・・・カシミヤ 60%
高級シルク ・・・ペニーシルク 15%
コットンの最高峰 ・・・スビンゴールド 25%
この糸達は天然繊維の最高の糸と言われています。
以上の3種類の糸を混紡にしています。
その糸が、今年またアウトレットで少し出たのです。
アウトレットと言っても、半額にはなっていないのでキロ1万円以上です!
でも、それだと何とかシルクふぁみりぃで使えるのです。
糸は今、生成在庫を染めてもらう方向で、ビーカー染め(試し染め)を待っている状況です。
まだお時間をいただきますが、ステキな製品ができそうです。
いつも、数年前のお写真を使っていましたが、今回新しい写真を撮れて嬉しいです。
担当は、背が高くて、かっこいい爽やかな青年です!!
彼は3代目の次期社長さんですが、まだお若いです。
でも、やる気は充分!!
いつも、ほんとに頑張ってくれています。
この場をお借りして「いつも、ありがとうございます」ってお伝えします。
今年の秋に向けて、タートルネックばかりではなくネックの無い普通のデザインのセーターも編み上げて貰う予定です。
実は、私はタートルネックがあまり好きではなくて、襟ぐりが広すぎるもの寒くていやなので、普通のデザインのセーターを作りたいと思っているのです。
今回はちょうど一緒に行ったスタッフ松田が着ていた襟ぐりがかわいいので、そんな感じにしようかと言うことにもなりました。
地球の糸で作るセーターは、いつものタートルとこちらの感じになるかと思っています。
そして、ウール系のハオリものなんですが、こんな感じもいいねって!!
素材は人気のクィーンウールとかキャメル(ラクダさん)の糸を使って作りたいのです。
今回行かせていただき、いろいろな収穫がありました。
工場の機械もたくさん見せてもらいました。
カシミヤなどの糸を使ってホールガーメントで編み上げている工場なので、間違えたら解く機械もあって楽しかったです。
編み上げの状況は今までもたくさん撮ってますが、ほどく機械がびっくりですね。
糸を大切にして、編み上げてくださっているのがよくわかります。
では、いつもお読みくださって、ありがとうございます。