シルクの糸を起毛するって大変なことです。
それが出来る技術が、技術大国の日本では確立して参りました。
シルク = 冷たい感触
それが起毛シルクを使うと、
シルク = 温かい感触
に変わるからスゴイですね。
柔らかくなって、温かくなる!!
それは冬にはいいことです。
でも、いいことばかりでは無いはず……!!
例えば、夏には温か過ぎそう。
しゃりっとした絹の方が夏には感触がいいですものね。
そして次の問題は、起毛することで繊維として弱くなるかも……。
また、起毛することで毛玉はどうか……!?
そんな問題点も、考えていかないとダメなんです。
このタイツを提案してくれたのは、シルクふぁみりぃの代表製品をたくさん編み上げてくれている工場です。
そこの専務さんは、いつも色々考えてくださっているのです。
この工場で作ってもらっている製品の数々をお伝えいたします。
¥2,900
¥3,920
¥1,580
¥1,944
¥1,800
¥1,728
¥1,620
¥2,250
¥2,780
¥920
¥432
¥3,350
そして今回、彼がシルクふぁみりぃで販売を考えてくれたシルク起毛タイツはこちらです。
写真の中に(丈短め)と入れてくれているのは、どちらを撮影したかわかるようになんです。
履く前の丈はこちらが短めなんですが、伸び寸は同じなので、どちらもゆったり履けました。
フィットと書いていますが、ゆ〜ったりフィットで心地がいい感じ。
弾性糸によって軽くフィットか、ゆ〜ったりフィットするのか変わります。
同じ糸を使っても、伸び方が変わるのです。
長さだけとっても、これだけ変わります。
左側が短く見えるのですが、どちらも私にとってもゆったり履けます。
私のように大きな体型の者にとっては、何でもゆるい目が大好きなんですけど。
うちの普通体型のスタッフにとっては、ゆる〜いタイプは、下にまだスパッツを履いても大丈夫なくらいゆったりしています……とのこと。
そして、足首や足部分がずれそうにゆるいそうです……。
どちらの弾性糸もリブの内側に入ってしまいますので、裏も表も肌に触れるのは起毛シルクになります!
(ご心配なく……です!)
ゆ〜ったりのタイツは、こちらです。
置き寸でも、これだけ違いますからねぇ……。
次は生地感です。
まずはゆったりの方です。
多少薄地になります。
そして、ゆったりフィットタイプです。
こちらの方が生地は厚地になります。
温かさは上になるかと思います。
ウェストの感じです。
伸び寸は同じですが、置いた時の丈は違います。
また、お洗濯で、どんな感じになるのか!?
洗濯してみましたよ。
ゆ〜ったりの方は、少しキュッとしてくれていました。
どちらにも言えることですが、基本的にシルクは水を嫌います。
その上、起毛しているからどうなるか?!
かなりサバイバルな気分で、お試し洗濯〜〜
抜け毛を確認するために、白い洗面ボールの中でモミモミ洗ってみました。
極細の黒くて長いホコリみたいなシルク起毛の毛が出てきます。
もっと出るかと思いましたが、気にして見ていないとわからない感じ。
水を抜くと、白いボールにくっついていました。
(まぁ最初のお洗濯は個別に洗っていただく方向で!)
でも、2度めのぬるま湯の中には、ほぼ毛が出ません。
何回も何回も、毛が出るかと思ったのですが大丈夫でした。
ここでちょっと「ホッとしました!」
そして、普通のネットに入れて、他の洗濯物と一緒にマザータッチでグルグル回してお洗濯しました。
洗濯ネットの目が粗かったのか、乾いたら他の洗濯物のホコリを少し吸っていました。
(起毛の細かい毛が、小さなホコリも吸ってましたよ)
でも、変わると思っていた風合いはそのままで、良かったです。
(起毛したシルクって、洗濯がダメじゃないかって思ってましたが!)
これだけを別に手洗いすればキレイな黒のまま大丈夫かと思った次第です。
履くと、本当に心地がいいです。
「まさか、これがシルクなの!?」
そんな感覚のタイツになります。
もし、評判が良かったら、またスパッツなども作りたいです。
モデルや他のスタッフもみんな、ゆったりフィットの方がいいということで、そちらになりそうです。
ちなみに価格は¥3,000以内で頑張れそうです!
シルクと思えない温かいタイツを、今季中に編み上げて貰う予定です。
いつもお読み下さってありがとうございます。
ご意見、ご要望など、お待ちしておりかますね。