感動の体験をさせていただきました!!
昨日なのですが、泉南の地(大阪の南の方で阪南市)にある大正紡績の工場へ行ってまいりました。
お誘いいただいたので、軽い気持ちで行かせていただきましたが、コットンの実が糸になる過程をつぶさに見て、感動した次第です。
もっと感動したのは、テレビ出演などもよくされている近藤健一氏とお話できたことです。
単に有名だからお会いしたいという思いは、いつもあまり無いのですが、実際にお話しして、本当にすごい方だと思ったのです。
最後に、一緒に写真を撮ってくださいました。
昼食もご一緒下さり、本当にステキな一日をいただきました。
まずは、綿の実がどんどん糸になっていく様子をご紹介いたします。
とりあえず、いつもの担当者さんからレクチャーを受けましたよ!
また、少し顔が赤くなっていました!!
参考ブログ 01 02 03
綿の実は、タネがしっかり中にくるまれているので、そのタネを落とすのが大切な仕事になります。
タネがちゃんと下に出てきます。
このタネを、また来年蒔くそうです。
こうして綿の実だけになった製品が世界各国からオーガニックコットンの原綿として入ってくるのです。
原綿には、すてきな天然の色がついていたりします。
スピンゴールドなど最高級のオーガニックコットンはヌメリがあって、まるで絹の真綿と同じ感触で驚きました。
大きなかせにして、徐々に丸くのばしていく様は、手延べそうめんの感じでした。
太かったコットンの縄状のものをどんどん細くして、撚っていき、こんなに細くなりました。
ブラウンのオーガニックコットンですが、こちらも同じです。
ブラウンの糸が出来上がるのです。
次は、トップ染めというか、綿の段階で色が付いたものを混ぜる様子をお伝えします。
細い糸を作るのですが、その前段階はまるで巻き寿司の感じです。
色のある原綿を重ねて、重ねて、束ねていく感覚なのです。
それを、ここからどんどん細くしていきます。
この配色の最後の糸は、グレー杢になっていました。
下の方の黒の糸が強く出ていて、ブラウンもいい感じに関与したグレーでした。
ここに、サンプルカラーがストックされていました。
先ほどの海苔巻きの具を合わせた感覚の糸は、上段の杢調グレーでした。
白い糸を作っていた先ほどの工程の続きなのですが、落ち綿をリサイクルして作るのがガーゼなどだそうです。
流れるように、透き通った原糸です。
どの工程を見ても、本当に驚くばかりなんですよ。
これがコットンなのか!?
美しい!
そんな風に思いました。
コットンは、いつも普通に Tシャツなどを着ていますが、その前段階がこんなにすごいとは知らなかったです。
モノ作りの醍醐味を存分に見せていただいた次第です。
こうして糸が出来上がるのです!
箱詰めで終わりです。
私は、この輝く原毛を見て、本当に感動しました。
でも、本当の感動は、近藤部長さんのお話でした。
彼の思いを言葉に代えて伝えたいです。
次か次のブログで、彼の思いや本当のオーガニックの意味をお伝えしたいと思います!!
また、よろしくお願いします。