日中の日差しは、少しずつ暖かくなってきています
でも、気温や雪の降り方など見ていると、地球全体が冷えてきているのかな~って思ってしまいます。
今、私達は便利な生活にどっぷり浸かっています。
それも、全部が当然であり、ちょっとした停電でも困った困ったとなります。
私が小さい頃、停電はまだ日常の中にありました。
テレビは、テストパターンの時間が長くて、放送時間は限られていました。(昔々です)
洋服は高くて、お給料1ヶ月分ではコートなどとても買えなかったんですよ!
(信じられないですね)
お布団は、家で打ち直して使っていました。
電気製品が増え、洗濯に「たらいと洗濯板」は不要になりました!
でも、この繁栄は、実はとっても危うい当然の上に成り立っているということ、北半球の一部の国の人々の特権であるということを知った上で生きたいナ!と思ってしまいます。
以前販売していたパシュミナストールのふるさと、ネパールは、まだ昔の日本の風情が残っている国です。
以前、ネパールを訪れたとき、撮ってきた写真があります。
戦前の日本を彷彿とさせる雰囲気でした。
こんなネパールの山間部で、カシミヤヤギは生息しているんですね。
豊かになったのは、人として嬉しいことです。
でも、それが当たり前になったとき、また傲慢な自分がいます。
何が、豊かになったのか。
ほんの100年前の女性は、衣類が必要になったら綿のタネを撒いた、そんな時代が日本にもあったわけです!
綿の実から糸を紡いで、機織りをして、生地を作って縫う。
その作業のあとに、やっと着物が出来上がりました。
小さい頃、福井の田舎で、祖母が手のひら大の大きさのハギレさえ、大事にしていました。
みんなつなぎ合わせて綿入れの、ちゃんちゃんこを作ってくれました。
お客ぶとん以外は、みんなそんなパッチワーク調(!?)でした。
ウールや、コットンが、どんなに大切なものであったか。
使い捨てできることが豊かということなのか?
わからないです。
暖衣飽食が豊かの証なのか?
これもわからないです。
でも、地球の歴史の中で、この100年など、ほんの一瞬のことです。
ずっと、ずっと、この生活が続くという保障はどこにもないという事実だけは、知っておきたいナァと思うこのごろです。
こんなネパールで、育ったパシュミナのうぶ毛で作ったストールを以前販売させていただいておりました。
そのときの製品と同じものを、いえ、もっと上質の製品を国内で作れたら……。
そう願って作ったのが、今回販売させていただくカシミヤストール、カシミヤレッグウォーマ、カシミヤスカートです。
また、喜んでいただけましたら嬉しい限りです。
(ネパールでは、すでにカシミヤがあまり作られていないとのこと!スタッフから注意をうけましたので、題名変更させていただきました!)
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