今日は針箱のお引越しでした。 | シルクふぁみりぃブログ

シルクふぁみりぃブログ

シルクふぁみりぃの店主が日々の出来事や、新製品の情報など色々なことをお知らせしております。
どうぞ、よろしくお願い致します。

過しやすい数日が終わり、暑さが、しっかり戻ってまいりました。


今日の奈良は暑かったです!!


何を思ったか、私は数十年ぶりに裁縫箱を買いました。
若いつもりのオバのブログ

若いつもりのオバのブログ

シルクふぁみりぃブログ
amazonで購入!! 8400円でした!


嫁入り(古!!)のときに、持ってきたソーイングボックスは、ずっとずっと昔に壊れ、その後はお菓子の缶だったり、菓子箱だったり、最近はホームセンターのプラスチックで半透明の大工道具小物ケースを使っていました。


細かく仕分けされた小物ケースも、もう10年以上使って、蝶つがいがそろそろ壊れかけていました。


小間物を1個1個新しい裁縫箱に移動させましたが、思い出深いものがいっぱいです。


クロネコというメーカーの絹糸は、37年前お嫁に行く寸前に、近くの手芸店でお店の人に選んでもらって買ったものです。

なぜか原色ばかり赤、黄、緑、青など揃っていましたが、今日気が付くと黄色だけになっていました。


色あせた糸巻きに薄く巻かれた絹糸は、今もまだ十分に使えます。

丈夫なんですね。


ボタン類は、子供たちが小さいときのいろいろな服のものです。

当時は衣類を廃棄するときには、ボタンやファスナーなど、また使えそうなものをはずして残していました!

また、端布で何かつくるときに、再利用して使ったのです。


からし色のバイヤステープは、もう25年ほど、入ったままです。

夏のお出かけワンピースの生地の色に合わせて買ったものですが、結局作ったのか、企画倒れだったのか!?

ただ、綿麻からし色生地に白の水玉があるワンピースは、作ってから長く着たので、残ったバイヤスかも知れません。


裁縫箱には、時が止まったように永く、記憶の底にあるものが眠っています。

手に取ると、なんだか喜んでくれている感覚です。


みすやの針 は宝物でした。

何十年も前に京都へ行ったときに買ったものです。

これを使うと、ほかの針はもう使えないくらい、とっても使いやすいのです。


針のつつみが空になっているので、もう無くなったのかと思ったら、ケースの隅に何本も残っていました。

針山の中にも、埋もれていました。


1本1本、大切に探し出して新しい裁縫箱の作り付け針山に刺しました。


引き出しは、あまりスムーズじゃないので、あとでロウソクのロウを塗ろうと思います。


5歳のときに、こけしの柄の木の細工箱を裁縫箱にしてもらいました。

私は、針と糸と布が大好きなので、以来ずっと裁縫箱は一番のお友達になりました。


今は、物が安くなりましたが、昔はハサミひとつも、お小遣いをためて買った思い出があります。

針山も、自分で縫ってつくりました。


ちょっと前のことみたいですが、もう40~50年経っています。


横で孫が、とっても興味深そうに裁縫箱の引越しの一部始終を見ていました!!


「つぎの誕生日かクリスマスには、私もこんな箱がほしい」


そう言ってますが、どうなるでしょうね♪