今日の夕方は、初夏のにおいがしました。
お祭りや、花火の帰り道、道ばたで匂い立つ夏のにおい。
楽しい思い出が頭の中を駆けめぐります。
私は夜店のリンゴ飴が好きでした。
小さいリンゴを割り箸にさして、まわりをぐるっと赤い飴でくるんでいました。
紅玉のすっぱさと、飴の甘さがマッチして、こんなにおいしいものは無いと、確信しながら食べていました。
当時の夜店では、戦争で腕を無くしたおじさんが、綿菓子を作っていたりしていました。
まだ戦後!?だったんでしょうかねぇ?
カルメ焼き、綿菓子、関東炊き(おでん)のすじ肉、リンゴ飴、イカ焼き、今日はどれを買おうかと、縁日の日には小銭とにらめっこして考えたものです。
楽しかったんでしょうねぇ!
毎月「2」のつく日には、夜店が並びました。
私は2日.12日.22日のあと、絶対に32日があるんだと母に言って笑われました。
「そんなん、無い」
「ううん、あるねん!32日はあるねんでぇ」
小学校1年か2年でした。
暦に32日は本当に無いんだと知ったとき、がっかりしたものです。
ところで、今夕メール便でサンプルが届きました。
長浜の糸屋さんからでした。
私は製品編み上げ用の絹糸を、長浜の糸屋さん、一宮の糸屋さん、岐阜の糸屋さん、この3社で買っています。それぞれ、別ですが、皆さん横つながりがあるそうです。
送られてきたサンプルは、下の写真のようにSILK55%・オーガニックコットン45%の混紡の糸で編んだサンプルニットでした。
うーん、アイコと考えました。
下のブルー枠の糸の色がいいので、その2点で
「アウターにも、ルームウェアとしても着用できるシンプルなニットを作りたいねぇ!」
と、話しました。
そして、できたら同じ糸でリラックスしたときに履くゆったりした靴下も編めたらいいねって。
この糸と、
こちらの生成糸で、ニットや靴下が編めたらいいですけども……!!
でも、この糸でニットのTシャツ系を編むと、お洗濯で型くずれがありそうな糸でもあります。
ざっくりと、ナチュラルな装い系でシンプルな形の良いニットTシャツ、欲しいですけども、少し難しいですかねぇ。
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下の写真は、先日、豊川の帰りに寄らせてもらって撮った、この長浜の糸屋さんの事務所です。
すごいサンプル帳でしょう!!
沢山の種類の絹糸が、ブックにきれいに整理されていました。
こちらは、少しずつ巻いたサンプル糸です。
色サンプルも、きれいに整理して管理されていました!
絹糸のコーンまきの山が、倉庫には天井まで積まれていましたよ!!
製品作りには、こんな見えないところで支えてくださっている糸屋さん、ニット屋さん、靴下工場、縫製屋さんが、たくさん居てくださいます。
皆さんに感謝です!!
そして、もちろん貴重なご意見をどんどんくださるお客様♪
皆さんの思いが一つになって、製品は生まれて参ります。
形になるのyは、構想10のうち、1つくらいでしょうか。
その一つを、またいろいろ世話をしながら、育てていっております。
性急に追い立てても、うまくいきません。
じっくり、待って、楽しみながら、これからも育てて参ります。
よろしくお願いします(^-^*)