劇団☆新感線 43周年興行・秋公演
いのうえ歌舞伎 天號星 公式HP
(作)中島かずき (演出)いのうえひでのり
(出演)古田新太 早乙女太一 早乙女友貴 久保史緒里 高田聖子 粟根まこと 山本千尋 池田成志
11月4・5・11・12・18・19・20日 COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
裏で悪党を始末する引導屋の主人・藤壺屋半兵衛(古田)とはぐれ殺し屋・宵闇銀次(早乙女太一)の身体が入れ替わる。
実は半兵衛は見た目の怖さを買われて藤壺屋に入り婿になった気弱な男。その男と正反対な極悪非道な殺し屋の中身が入れ替わり、そこに銀次の命を狙う朝吉(早乙女友貴)が現れたり、あくどい材木奉行やら材木問屋の主人やらが入り乱れる。そこに江戸の長屋の人々の暮らしや人情もある。
半兵衛と銀次が入れ替わった身体でそれぞれ生き抜く(サバイブ)術を見出すスリリングな展開もありで面白いチャンバラ活劇でした。
新感線と言えば、チャンバラ。古田さん、太一君、友貴君、山本千尋さん、次から次へと闘い カッコいい殺陣を披露。山本千尋さん凄かったです。中国武術をふんだんに使用した殺陣は美しかったな。
そして今回珍しいのが太一君が弱い。入れ替わるので太一君が半兵衛を演じる事になるわけで・・・
とにかく弱い。千尋さんや弟の友貴君にコテンパンやられたりします。ちょっと笑ってしまいました。
しかしある事で段々と強くなっていくんですよね。
役者さんがなんと客席から出たり入ったりが沢山あって、通路横の席で観た時は太一君の風を感じましたよ。席が後ろの方でも今回はそうやって客席に降りてきてくれたので近くで役者さんを感じる事が出来て満足です。
古田さんと太一君は、実質二役をやってる事に。二人が大変になるほど面白くなっていくんです。
特に太一君、古田さんのコピー完璧。
途中元に戻った時の切り替わりが二人とも凄かった。
古田さん側の方なんだけどあの時の聖子さんとのやりとりが長年一緒にやってきた看板俳優同士の阿吽の呼吸というかその空気がなんか凄くてビビりました。
おおっ!と驚いたのが遂に太一君が新感線で歌った!のです。
現役アイドル久保史緒里さん、さすがキラキラしてる。心に沁みる歌、お芝居が新感線の世界にあってたなぁ。良かった。
笑いも大いに。今回早乙女兄弟も笑の部分に参戦。太一君の弱々しい動作や友貴君とのウミガメ~子牛ネタ。(見ていない方にはなんのこっちゃですが)
そして「池田成志もみあげ劇場」毎回大爆笑でした。最高です。
劇団員さんの持ち味たっぷりのお芝居、素晴らしかったな。サンボさんは相変わらずの裏切りキャラで安心しました。実際の引導屋の元締め(半兵衛の女房)お伊勢さん役のよし子姐さんがカッコ良かったわ。古田さんの悪役も渋くって痺れまくりです。
あっと驚く入れ替わりの物語は愛に満ちた物語でした。
新感線で太一君が演じる親子愛が観れるなんて、感動です。感涙です。
ラストの「偽物だろうが義理だろうが娘は娘だ」って時の顔 いい顔してたな~(アップで見たいのでゲキ×シネに期待)
タイトルを背負う早乙女兄弟(1幕)早乙女太一(ラスト)胸熱でした。
今回大千穐楽に参加することが出来ました。
新感線ではお馴染みのアーティスト ばってん不知火(池田成志)の歌で(罸ゲーム)エア煎餅まき🍘
(罪名 稽古初日の遅刻 稽古のサボり)
盛り上がりました。太一君も✖しながら跳んでました。
私もGVG以来 ばってんさんに会えて嬉しくて✖やっちゃいました。あ~最後まで楽しかった。
とっても楽しく面白く涙した大阪公演でした。
ありがとう新感線。また来年。
昼
夜
エア煎餅まきだったので、出口で頂きました。
そして既に食べました。美味しかった。