映画 キリエのうた 公式HP
(監督)岩井俊二
(出演)アイナ・ジ・エンド 松村北斗 黒木華 村上虹郎 北村有起哉 広瀬すず
石巻、大阪、帯広、東京を舞台に、歌うことでしか“声”を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエ(アイナ)、行方のわからなくなった婚約者を捜す青年・夏彦(松村)、傷ついた人々に寄り添う小学校教師・風美(黒木)、過去と名前を捨ててキリエのマネージャーとなる謎めいた女性・イッコ(広瀬)。
降りかかる苦難に翻弄されながら出逢いと別れを繰り返す男女4人の13年間にわたる愛の物語
アイナ・ジ・エンドさんの最初の曲で刺さって泣いてしまったのです。
凄い、あまり聞いたことのない声だな~
こんな歌を聞かせてくれるキリエ(本当の名前は路花)はどんな人生を歩んできたんだろうか?
壮絶、壮絶なんだけど何故か優しく物語が入ってきました。
震災を経て、キリエとイッコ、夏彦、風美、4人の出会いと別れの13年。
松村北斗さんの再会の涙がなんとも優しい、黒木華さんの慈愛の微笑みも優しい。
広瀬すずちゃん、可愛く、小悪魔な感じ、でも秘められた闇も感じる、今までに見た事のないすずちゃんだったな。
彷徨いながらも居場所があるキリエと居場所を探して求め続けるイッコのラストは祈るしか出来なかったです。
岩井俊二監督作は主人公をミュージシャンが演じる事が多い。俳優さんが演じるのとどこかなにか違うもの(どう表現したらいいかわからないんだけれど)感じますね。
余韻が凄まじいです。