春雨降りそうな日の夜はふと絶望的な空気が部屋を支配しているのに気付く。
このまま僕が消えてしまったらはたしてだれがそのことに気付くだろう?
捻じ曲げられた感情が体の穴という穴から滲みだし、それを助長するようにやがて訪れるだろう世界の終末を待ちわび阿鼻叫喚の状況に歓喜する背徳的な思いがむくむくと頭をもたげてくる。
明日も気丈にふるまえるだろうか?
自分のことが自分でも分からない。
いつまでこうして秩序あるととのった文章が書けるだろう。
いつしか消えてゆく正常な思考のなかで、悪鬼へと変わりゆく自分の狂気がさえわたっていくのが分かる。
せめてこの子たちだけでも育てあげよう。
悪魔の正統的な後継者とするために

