2020賀正 日本の大地に住んでいるということ | サイレントルーツの実

サイレントルーツの実

先住民文化と歩く毎日のつれづれ。
食・子育て・自然農・鉱物や菌類。癒し。語りべ。
民族楽器とともに語る昔話への道・先住民の方々との日々。
淡路島移住生活・母子疎開支援

明けましておめでとうございます。

2020年。始まりましたね。
今は天体はグレートコンジャクションという、340年に一度という大イベント中のようです。
ちょっとググるといっぱい出てくるので興味のある方はググってみて下さい。

そんな知識がなくとも。
日々太陽と月、星々を見て感じていると、地球全体の気、と言うべきものが昨年12月3,4日辺りから変わってきてるなぁ(その前兆は4年前からあるんですが)、とキャッチしていた、先住民スピリット、というか自然暮らしスピリットとも言うべき様な、感覚を持つ方々もおられるかと思います。

昨日からまた全体的な気が変わってきましたね。
毎年、年末年始はピーンと張った静かな気が流れるのですが、今年はそれにすがすがしさが増した気がします。
令和になって初めての年末年始だからなのか。
それとも世界的な変化の一部のことなのか。
それは日々の暮らしの中でだんだんにはっきりしてくることなので、ここで結論付けることなく。
(自然や感覚的なことは時間をかけてわかってくる、といいますか毎日の観察の中ではっきりしてくるといいますか。)

ただ,この気は2006年2月の、アメリカインディアンホピ族居留地での、
カチーナの祭りの前夜の、あの静かな静かな澄み切った気ととても似ていました。
 *カチーナは宇宙の精霊、地球上のすべての精霊とも言われている奇怪な人型の精霊です。日本のナマハゲに似ています。
ホピの地ではカチーナになりきってカチーナに扮した村の男たちがキバと言われる聖域の、真っ暗な家の屋根の上からワラワラと出てきて、
2,30人かな、練り歩くというか飛んだり跳ねたり、とにかくなりきってるのですごい勢いで、もうだれにも止められない、と言う状態なのですが
、それを村の女と子どもたちが屋根の上に出て、「カチーナ来る?カチーナ来る?」とブランケットに身を包み、背伸び&首を伸ばして待っているのです。



2020年日本。
初日の出を見るために、どこからともなく、初日の出がみえるであろう地点に人が集まってきます。
「太陽まだ昇らないかねぇ。」「太陽まだかなぁ」
コートにすっぽり身を包んで、今か今かと寒さに震えつつ待つ、
その姿はホピの地での「カチーナ来る?カチーナ来る?」と同じで。

改めて日本の大地の上に住む人にとって、カチーナは太陽なのだな、と思いました。
 


今年も皆様により一層の幸がありますように。
弥栄弥栄
イヤイライケレ