DCアドバイザーのシケタイ [6] 第2分野の出題分析
第2分野の出題分析
<公的年金:10問程度>
・統計:0~1問
人口動態統計の問題が出たり出なかったり。奇数回に出るようです。
・平成16年改正年金法:2~3問
・国民年金法・厚生年金保険法:5~6問
社労士試験の知識で解けるものが多いですが、社労士試験というよりも年金アドバイザー試験の問題に近いです。
・年金早見表の見方:1問
3回分解いて慣れれば大丈夫です。
・その他
年金相談の問題が出るかもです。
<私的年金:20問強>
このセクションは制度移行についての問題がそのほとんどを占め、なかなか難しいです。
ですからここがヤマだと思って、気合を入れて取り組んだ方がよい結果になると思います。
・適年制度、その移行、資産移換、過去勤務債務:6問程度
・厚生年金基金制度、その移行、脱退、解散、代行返上:6問程度
・確定給付企業年金制度:2問程度
・その移行、移換関連:2問程度
・キャッシュバランスプラン:2問程度
・確定拠出年金の脱退一時金相当額の移換等:1問
・その他
国民年金基金、財形など。
<広義の社会保険:5問程度>
・統計:1問
高齢社会白書の穴埋め問題。
・労働保険(労災法、雇用法):2~3問
・社会保険(健保法、国保法、介護保険法など):2~3問
ここは社労士試験の知識で十分対応できます。多く出題されるといいですね。
<リタイアメントプラン及び相続:10問強>
・相続、相続税:2~4問
・キャッシュフロー表:3問
・資金準備(積立金額):1問
・繰上返済:1問
・所得の計算:2問
・成年後見、任意後見制度:1問
パターンが決まっているので、過去問で解き方をマスターすればOKです。
FPの勉強をされた方にとっては得点源になりそうですね。
ただ注意点としては、時間のかかる問題が多いですのでドツボにはまらないようにしないといけません。
DCアドバイザーのシケタイ [5] 第1分野の出題分析
第1分野の出題分析
<労働条件:15~20問程度>
・統計:1~2問
労働経済白書からの出題が確実で、その他よくワカラン統計調査からもう1問出ることも。捨ててもおk。
・労基法の労働条件に関する規定(賃金及び退職金を除く):3~4問
・労基法の賃金に関する規定(退職金を除く):2問
これらは基本的に社労士試験の知識+過去問でほぼ確実に取れると思います。
・退職金規定その他の退職金に関する知識:5問程度
労基法の知識や設例に基づくコンサルティングの問題やら。
ここは過去問ベースで十分対応可能でしょう。
・中退共、特退共、小規模企業共済:3問程度
中退共が少なくとも2問とその他。中退共は依然として(いや、以前にも増して)重要ですね。
・労働判例:1問
最高裁判例の結論を変えて誤りの肢としている程度の問題です。
・労働契約承継法:1問
会社分割等の際に承継される労働条件(福利厚生制度)についての問題です。
・その他:1~2問
ストックオプションやらカフェテリアプランやらが出題されているようですが、まぁ常識レベルで解けるかもしれません。
<退職給付会計:5問程度>
出題内容としては仕訳の正誤が確実に出ますが、その他はあまり安定していないと思います。
ただ、ここは過去問を見てへぇ~とかいいながら覚えるというようなやり方のみでOKなのではないかと思います。
<確定拠出年金制度:25~30問程度>
・企業型年金:15問程度
加入者資格、掛金、企業型年金規約やら内容は多彩で、企業型年金の「ゆりかごから墓場まで」出題されます。
・個人型年金:6問程度
加入者資格や加入の手続についての出題が主です。
・給付:5問程度
老齢給付金等の支給方法とその比較についての出題が主です。
第9回試験当時にはまだ施行されていなかったのですが、脱退一時金の支給要件緩和についても出題されていますので、これは鉄板なのではないでしょうか。
・既存制度(適年など)から確定拠出年金制度への移行時の資産移換:1問
・その他
企業年金制度全般、退職所得の額や給付の税制等についての出題がなされています。
DCアドバイザーのシケタイ [4] で結どの割どの問?(←謎)
<で、結局どのような割合でどのような問題が出題されているの?>
それでは過去問の傾向から予想されるテーマ別出題数をごく大雑把に述べたいと思います。
その信頼性の程度に関する情報として、これは前回の(2)の集計を基にしたもの、すなわち第7回から第9回までの問題を私個人の主観で分類したものであることを付させていただきますが、そこまで大変動しているとは思われませんので、まぁ第13回試験においても概ね妥当なのではないでしょうか。
第1分野
・労働条件:15~20問程度
・退職給付会計:5問程度(ただし第2分野に紛れ込むことあり)
・確定拠出年金制度:25~30問程度
第2分野
・公的年金:10問程度
・私的年金:20問強
・広義の社会保険:5問程度
・リタイアメントプラン及び相続:10問強
第3分野(公開予約による自動アップ後一部修正)
・時事、統計及び金融論:10問弱
・投資及び運用商品:20問強
・コンプライアンス(リーガルリスクマネジメント):20問程度
と、このような出題傾向であると考えておけばよいと思われます。
第1分野と第2分野については、社労士試験の知識でも10数問はほぼ確実にいけるということが期待できますね。
50問中30問取ればOKな試験において、10数問というのは特筆すべき問題数です。
あ、社労士試験の知識の範疇ではあっても、特に第1分野の労働条件に関してそれがそのまま通用するというのではありません。社労士試験においては主として条文・通達の知識を問うスタイルであるのに対して、こちらにおいてはより実務的な問われ方がされていて、少々考えなければ解けない問題が多いように思われます。
というわけで、「社労士試験の勉強してるから過去問対策しなくてそのまま試験受けても余裕で得点できるというような問題ではありません。しかしその獲得は結構すんなり行けるのではないでしょうか。
次回から各分野についてもうちょっと詳細に見ていきたいと思います。
DCアドバイザーのシケタイ [3] やっぱカコタイだべさ
<やっぱカコタイだべさ>
ということで、過去問を入手しないことに始まりません。初受験の方はここで躊躇せず、「第10・11・12回DCアドバイザー資格認定試験問題集セット \4,800」
を注文しましょう。注文から数日で届きます。
さて、届きました(ということにしておいてください)。CD-ROMに収録されているPDFファイルのままでの利用は非効率的かつ非健康的(*)ですので、直ちにぜーんぶプリントアウトしてください。
(*)新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」の策定について 参照
プリントアウトが完了したら問題を繰り返し解く。
多くは過去問から出題されますので、こんなもんでいいと思います。(←普通杉)
しかし、この過去問題集をほぼ唯一の教材とするわけですから、ただ解くだけというのは幾分心許ないかもしれません。何とかしゃぶりつくすべきではないでしょうか。
そこでこの3回分の過去問を利用して、どのような割合でどのような問題が出題されているかということをちょっと分析してみましょう。それをすることで社労士試験の知識でどの程度の点数が確保できるか、そしてどのようなところを重点的に押さえればよいかがある程度わかりますしね。
というわけで、私はExcelで次のスクリーンショットにあるようなファイルを作成することで過去問分析を行いました。たぶん休日一日費やせばできるのではないかと思います。
(すでに新規に購入不可能な過去問に関するものですが、一部非常に特定的なものがありますので、一応出題テーマにぼかしを入れました。)
A列にバックがグリーンのセルがかたまっていますが、それは一つの設例に基づく問題群です。
B列の「数」というのは個数問題で、「計」というのは計算問題です。
(計算問題は決して難しいものではなく、数字を変えただけで繰り返し出題される、点くれ問題のようなものです)
C列のバックがブルーのセルは(とりあえず理解はしなくてもいいものと判断した)退職給付会計関連の問題です。
各分野ごとに1ファイルで計3ファイル。各ファイルは、各回1問ごとテーマを付したもの(1)及びそれを基にテーマを大雑把に分類して3回分を集計したもの(2)、計4シートで構成されています。
作成し終わりましたらプリントアウトし、(1)を過去問の表紙にします。
以上で準備万端です。はい面倒ですね。
そこらへんをちょっとばかし手当しましょう、というのが本連載の目的です。
DCアドバイザーのシケタイ [2] どうシケタイすんべ?
<どうシケタイすんべ?>
Q&A集「DCアドバイザーってなに?」の
「Q 受験のための勉強をしたいのですが、何かいい教材はありませんか?」
に対する回答には、
「DCアドバイザー試験の範囲は広く、内容も変化が激しいため適当な教科書はありません。出題傾向は過去問題を基本に構成されますので、過去問題及びその周辺事項を研究していただくことが肝心です。…」
と書かれています。
かなり大きな書店には、
- DC資格取得のための確定拠出年金講座〈1〉年金制度編
- ¥2,940
- Amazon.co.jp
- DC資格取得のための確定拠出年金講座〈2〉制度導入編
- ¥2,940
- Amazon.co.jp
- DC資格取得のための確定拠出年金講座〈3〉加入者教育編
- ¥2,940
- Amazon.co.jp
なんていう本が置いてあるかもしれません。
(えーと私は池袋のジュンク堂でこれらまとめて全部買ったはずなのですが、見つかりません。)
これらは2002年度版ですので、すでにout-of-dateな内容も含まれていることでしょうが、確定拠出年金制度はまだ抜本的見直しを迎えてはおらず、発足当初から変わっていない部分も多いため、使えないこともないと思われます。
同年に出版された↓なんて結構参照しますし、まぁあればあったで邪魔になることはないでしょうね。
逐条 確定拠出年金―新たな年金制度の基本的枠組みを完全解説/21世紀年金制度研究会
そして現時点においては、
・「確定拠出年金DC制度まるわかりテキスト」
・「試験対策セミナーCD」
が用意されており、これらを使えば大きなアドバンテージとなるのではないかと思われます。
(よく見たら「セミナーCD」には会員価格なんてのがあるんですね。)
しかしわれわれ一般庶民におきましては厳しい時間制約及び予算制約があるわけで、第13回試験まで7週間しかないことを考えると、上掲の3冊のテキストや「セミナーCD」でじっくり勉強というのはいささか現実的ではないかもしれません。
従いまして、同回答にあるように粛々と過去問対策をしようではないかということになります。
それが最優先です。上記教材を利用するならその補完としてすべきでしょう。
DCアドバイザーのシケタイ [1] DCアド試験って?
いままでretrospectiveな内容ばかりでしたので、prospectiveな内容も書いてみようかなぁということで、12月のDCアドバイザー試験対策のエントリを、連載として書きたいと思います。
私は平成17年7月のDCアドバイザー試験に全分野一発合格しました。社労士試験勉強中のことでしたが、特にDCアド試験前の1週間(確かLECの第2回模試の後から)はそれを中断して望みました。それ以前の勉強に関してはあまり記憶にありませんが、その年の3月のDCプランナー2級の勉強をしていたため、まぁ何とか基礎は身についていたのではないかと思います。
DC協会のWebページ
の「DCアドバイザーになるには」を見たところ、今年の12月試験の受験申込みは11月2日までとなっております。特にDCプランナー試験の受験経験者におかれてはこれからでもまだ間に合うと思いますので、本連載を参考にしてみてください。
社労士受験生又は合格直後の元社労士受験生のアドバンテージについてはまぁ何回目かに。
<DCアド試験って?>
詳しくは実施要綱をご参照していただくとして、DCアド試験というのは4肢択一のマークシート方式で、全3分野、1分野につき50問を90分で解く、一日がかり(午前10時から午後4時30分)の試験です。1問にかけられる時間は1分半程度(*)ですので、スピードが要求される試験であるといえます。
(*)単純計算では108秒ですが、マークミスのチェックとかなんとかいろいろありますわ。
試験分野は以下のようになっており(詳細はこちら
)、退職給付会計に関する問題は第1分野で出題されることが多いです。
第1分野
①私的年金導入コミュニケーション
②確定拠出年金制度
第2分野
③私的年金制度とその周辺知識
④リタイアメントプラン
第3分野
⑤投資教育
⑥個人と企業のリスクマネジメント
また、合格基準というのは明らかにされていませんが、センパイまぁ6割(50問中30問)ぐらいとれば受かるんじゃないすか、みたいに思います。
「DCプランナー認定試験(第11回2級)の合格発表について」について
というわけでして、本日、9月試験の合格者が発表されました。ここをいま見ておられる方の中にも合格された方がいるかもしれません。おめでとうございます。
http://www.kentei.ne.jp/dc/index.html
申込者数:3,829人
受験者数:2,960人
合格者数:1,266人
(合格率42.8%)
受験者データのページを見ていただければわかりますが、合格率は大体こんなものでしょうね(第9回の60.1%なんていうとんでもないのもありますが)。
この第11回2級試験については、いずれ「試験の講評」が公表されます。非常にさらっとしたものであまり参考にならないとは思われますが、受験者がどのような問題を取れているか取れていないかがほんのかすかですが知ることができますので、参考にしてみてください。現時点において、2級試験の講評ページのリンクが間違っているので以下に直リンで挙げておきます。
第6回2級試験の講評
第7回2級試験の講評
第8回2級試験の講評
第9回2級試験の講評
第10回2級試験の講評
第11回2級試験の講評
で、ですね。今読まれている方がその合格者であると仮定して言ってみますが、
登 録 す る の か ?
というわけでして、2級登録者の一人として、その選択に資するようなことをちょっと書いてみたいなと思います。
さて、あなたはDCプランナー(企業年金総合プランナー)2級試験に受かりました。
そんなあなたの手元には、合格証書などとともに資格登録案内が届いていることでしょう。
そこにはワーワー書いておりますが、登録のメリットとなりそうなことがいくつか書いてあります。
・メールマガジン(毎月2回(1日と15日)配信)
・会報(年2回(8月と2月)発行)
・DCプランナー資格の登録者であることを社会的に証明するための認定証(顔入りカード)
認定証はまぁどうでもいいとして、メルマガと会報については少々興味があるところでしょう。
<メールマガジン>
【禁・無断転載】
このメールマガジンの著作権は、上記の発行者に帰属します。
となっていますので、どんなコンテンツがあるか、ざっと挙げるにとどめたいと思います。
・確定拠出年金関連ニュースのヘッドライン
(毎回)
リンク先のコピペです。
・DCプランナー1級試験向けの答案練習(毎月15日配信分に掲載)
過去問題集と同じかそれより詳しい解説がなされています。
その他としては、実務に関する連載記事、特別寄稿、セミナー開催情報等が含まれます。
それとサポートホームページの案内があり、そこではメルマガのバックナンバー等を見ることができます。
<会報>
企業年金総合プランナーのための情報誌『DC PLANNER』という名称です。
(昨年度までは、企業年金プロフェッショナルための総合情報誌『DC PLANNER』)
最新第8号の特集は、「DC制度活用のトレンド」「退職給付デザインの新たな論点」となっており、その他実務関連記事で構成されており、毎号大体30ページぐらいです。
そしてメルマガと会報の役立ちの程度に関してですが、ともに実務知識のフレームワークの獲得という点でよさげです。これを取っ掛かりに知識を増やしていけば良いのかなと思います。
1級試験合格に役立つかといいましたら、その程度は低いと思われます。合格していない者が言うのもなんですが、直近のエントリ
を参考にしていただくのがよいかと思われます。
さて、あなたは大枚はたいて(とはいっても1級試験の受験料と同じ\10,500で、有効期間は2年間もありますが)登録の申し込みをしました。するとおそらくクリスマス頃になると思われますが、いろんなものが届きます。以下がその送付物です。
(平成17年6月に送られた分ですのでご参考まで)
<送付物>
1.「2級DCプランナー認定証」(顔写真入りカード)
クレジットカード・サイズです。
2.会報「DCプランナー」
先述のとおりです。
3.コンプライアンスガイド
忠実義務(法第99条第1項)、個人情報保護義務(法第99条第2項)、運営管理機関の禁止行為(法第100条)についての法令解釈等が掲げられています。
4.パンフレット「確定拠出年金の知識」
商工会議所・商工会が主催する「年金セミナー」で使用されるテキストです。
5.企業年金の制度と知識 ~企業年金・退職金制度の再構築に向けて~
6.企業年金制度移行ガイドブック
7.適年対策実務マニュアル
これらはこちらのページ
に記載されているものです。
とこんな感じです。
ここまで書いてみると、メルマガと送付物等々かなり充実していますので、かなりコストパフォーマンスが高いのではないかと思います。ちゃんと活用すればひどくお釣りがくることでしょう。
まぁ登録しなくても1級受験資格は得られているわけなんですけどね。
(元)社労士受験生のためのDCプランナー(企業年金総合プランナー)/年金アドバイザー試験の受け方
さて、本年度の社労士試験を受けて、現時点で
・合格を確信されている派
・たぶん合格したけどマークミスが異様に気になっている派
・選択労災and/or社一で救済待ち派
・ボーダー高くて構わんから択一労安厚年救済ヨロという派
・択一救済要らんからボーダー下げろというボーダー派
・その他の選択式科目での救済or労災1点救済の奇跡待ち派
etc.
とまぁ十人十色とは言うものの、大体20パターン程度には収まると思います。
そのうちの撤退系・ダウナー系の方を除けば、「DCプランナー(企業年金総合プランナー)」
(以下、プランナー)と「年金アドバイザー」
(以下、年アド)といった資格検定試験の受験を視野に入れている方や、先月プランナー試験を受けた方や既に持っているよ(1級合格者裏山死す)という方が多く存在していることと思います。
以下では、これら資格検定試験の未経験組向けへ受験の仕方のアドバイスというかそんなものを述べたいと思います。ただし、プランナー3級と年アド4級に関しては、人生限られていますので受けるだけ損と判断し、当然に割愛いたします。
<資格学校の講座または実施団体による通信教育について>
まず、これらの試験に関しては、資格学校の講座の利用は一般的ではないということが挙げられます。企業年金総合プランナー、年金アドバイザーそれぞれ実施団体によるテキスト付き通信講座が完備されていますので、それらを利用するのも手かもしれませんが、それもまた一般的ではないと思います。もちろん職場命令的な雰囲気があるときには利用するのもやぶさかではありませんが(まぁ私も9月のプランナー1級試験に落ちたら利用を考えなくてはいけない…いやそもそも勉強時間確保措置がなっていないというのが主因であると思われるので、それをどうにかするのが先決ですね)。
●プランナー向け
日商・金財「DCプランナー1級認定試験」対応基本教材 企業年金コンサルタント養成講座
日商・金財「DCプランナー2級認定試験」対応基本教材 企業年金・退職金に強くなる講座
日商・金財DCプランナー認定試験 1級・2級試験直前公開講座
●年アド向け
年金プロ養成コース
☆銀行業務検定試験『年金アドバイザー2級』対応
年金相談コース ☆銀行業務検定試験『年金アドバイザー3級』対応
<過去問題集について>
さてじゃあどんな方法が一般的なのかといったら、やはり過去問の利用です。社労士試験の勉強をまともにされたことのある方ならば、過去問オンリーで十分いけるのではないかと思います(ただし、プランナー1級に関しては後述のテキストの使用が必須かもしれません。また、そもそも年アド2級対応の市販テキストはありませんし)。
とはいえいずれの試験も、その過去問の利用に当たってはちゃんと手を動かさないと(電卓を叩いて計算してみないと)ダメな部分があります。具体的には、プランナー試験においてはC分野(投資に関する知識)
の一部及びD分野(ライフプランニングとリタイアメントプランニング)
の一部に計算問題が課され、年アド試験においては年金額の計算問題が課されます。
過去問題集については、プランナー試験のものは以下のもの(2006年3月試験まで収録)が来年3月の試験において使え(最新の過去問はいずれ新着情報
に載るでしょう)、年アドのものは11月のいつごろかに来年度試験用が出ると思います。
- DCプランナー1級試験対策問題集〈2006年度版〉
- ¥2,520
- Amazon.co.jp
- DCプランナー2級試験対策問題集〈2006年度版〉
¥2,100Amazon.co.jp
<市販のテキスト等について>
そして、高得点をとりたい場合、確実に合格したい場合、過去問を解いてみても考え方がわからないという場合には市販のテキストが必要かもしれません。
とくにプランナー1級試験に関しては、その出来映えは酷評されていますが、「あぁここから出題したんだな」と思われる箇所もありますので、少なくともある程度押さえていないとマズイと思われます。
DCプランナー1級マスター〈2006年度版〉新しい企業年金総合プランナーの実務
¥3,990
Amazon.co.jp
DCプランナー2級マスター〈2006年度版〉年金・退職金と投資教育の基本
¥2,520
Amazon.co.jp
また、年アド2級対応テキストはありませんので、そこらへんは一元化された情報源として年アド3級対応テキストを使うのかなとか、過去問題集の解説がなかなか厚いので年金について一通り学習された向きにはそれで十分なのかなとか思います。
それと年アドに関しては、社会保険事務所等に置いてある繰上げ老基のパンフレットが非常に有用というか必携です。酷使用と予備の2部ぐらいは持ち帰りましょう。
<さて、どのように受けるべきかまたは受けざるべきかについて>
プランナー試験、年アド試験、それぞれ試験を受けることの意義について述べたいと思います。
まず、知識の相互関連性をものすごく簡単に述べると、シナジー効果あり、被る部分がいろいろありますので詳しくは過去問をご覧ぜよ、ということになります。
また、3月試験の場合、年アド試験の1週間後にプランナー試験という具合に試験時期が重なりますので、集中して勉強に当てる時季の集約をすることとなります。通常年アド試験が終わってその後の1週間は公的年金の勉強をする必要がなくなりますので、プランナー試験は残りの試験範囲に力を注ぐことが可能となります。
というわけで、余裕がありましたらプランナー、年アドは両方できれば同時期に受けられることをお奨めします。とくにDC2級に合格しないとDC1級へと進めませんので、その挑戦権は早めに得ておきたいものですからね。
それと年アド3級は確認テスト的な意味以上のものをあまり感じられないと判断して、いきなり2級ってのもまたアリな選択ではないかなとも思います。年アド2級は記述式でなかなかへヴィですが、過去問対策をしっかりすれば何とかなるレベルです。
あと、2級であってもプランナー試験の知識を身につけていれば、社労士試験社一で確定拠出年金法・確定給付企業年金法の問題が出ても楽勝になります。
<うけかたにちゅいて(初歩の初歩)>
当たり前の話、所定の期間に所定の方法により申込みをしなければ受験することはできません。でも、某認会計士の受験申込みを忘れて1年棒に振ったなんて話を聞いたことがありますし、皆さんの受験仲間にも社労士試験の受験申込みを忘れたのに直前講座は申し込んだなんて方がいたかもしれません。
年アドの受験申込みは簡単です。ネットでチャチャッとできます。
年金アドバイザー2級
年金アドバイザー3級
試験日程 2007年 3月 4日(日)13:30 ~ 16:00
インターネット申込受付 2007年 1月 5日(金)09:00 から 2007年 1月 25日(木)23:30 まで
プランナー試験の場合は少々面倒です。
まず各地商工会議所の窓口で配布されている願書を手に入れ(ダウンロード
もできます)、その「■受験手続について■」に記載されているとおりに行うわけですが、まぁ手間的には社労士試験の受験申込みよりは簡便とはいえ、やはり面倒ですので受験回数はできる限り少ない方がいいです(また、よくよく考えると1級受験料10,500円って結構高いです)。
受験申込受付期間
(平成19年3月11日(日)施行)
平成19年1月5日(金)~1月22日(月)※消印有効
DCアドバイザー 継続単位認定テスト
[認定テスト番号:2006-62]を解いてみたのですが、この問1から問4はなぁんかデジャヴュ。
そうなのです。そのほとんどが第38回社会保険労務士試験の問題から構成されているのです。
私がDCアドバイザー試験に合格したのは2005年7月実施の第10回試験で、そのときはDC協会から過去問題集CD-ROMを購入して過去問分析及び過去問演習をするという勉強法を採った(ほとんど採らざるをえなかった)のですが、いまでは「試験対策セミナーCD」 なんてものが出ていて、DCアド会員が購入すると継続教育の単位までくっつくのですね。1単位あたり1,500円と考えることが可能です。
DCアドに登録したときに認定証とともに送られてくる「継続教育の手引き」によると、セミナー等は1時間1単位とされております。そうすると例えば、セミナーCDの「ST-3 ・退職給付会計・企業年金等」は第1分野が3単位、第2分野が6単位で計9単位なので、逆算するとこれで9時間分の学習ができると考えてよかろうもんか?
そうだとするとお得だと考えられるわけですが、「専門講師による過去の試験問題に沿った集中セミナー」とされているところがちょっと引っかかって、とりあえず視聴してみたいよねとか具体的にどんな内容であるかインデックスが欲しいよねとか思います。
択一式 国民年金法 〔問 10〕
【パッと見】
最終問題。障害基礎年金って改正論点かね?ってもう併給調整は厚年で出たしなぁ。あ、なんか普通の問題の模様。
【解答プロセス】
・全体的な方針
順に解答していく、と判断。
・Aについて
事後重症は請求を要件に受給権発生だったねぇ。
→ ○
・Bについて
基準障害は基準傷病についてのみ保険料納付等の要件を満たせばよかったよな。
→ ○
・Cについて
法第30条の4の障害基礎年金は、扶養義務者の所得要件は問わんでしょ。
→ ×
以下は飛ばし。
【正解と思うものの符号】
C
【解答時間、雑感】
1分程度。んー、最後も簡単。
【正答肢の導出について】
正答肢のみでの判断も十分に可能ですが、消去法でもいけます。
【後記】
残りのDE肢も平易でした。まぁ簡単な問題とはいえ最終問題ですから、集中力を切らしてC肢の間違い(「及び扶養義務者」の7文字)を見落としてしまう可能性も否定できませんけれども。
そんなわけでネタもないわけですが、強引にネタを作ると、本年度の択一式国年法は簡単だったので来年度は難化させる、なんてことも考えられるわけです。
で、社会保険研究所発行の『国民年金法総覧』を眺めながらいろいろ書いてはみたところ、結局は「旧法・共済関連はシカト汁!」という話にしかならないと思われるので、「いや、なんでもないです」というところです。年金相談やってみたいと思う方は、同研究所発行の『年金相談の手引』と併せ、持っておいて損はない書籍だと思います。直接注文か、楽天ブックス等で購入可能です。
というわけで、問題処理系の記事のアップは今回で最後となったわけですが、総括や勝手に自分へ課した宿題その他追記・編集すべき部分などなどなどについては、気分が乗っているときにでもやりたいと思っていますし、やらないかもしれません。

