司法制度改革フルコース人生のブログ -6ページ目

”弱い人たちに詰め腹を切らせて、逃げてしまうのかしら”

 
早川先生は以前のエントリー

この不起訴処分が役所の方々の一層の劣化を助長しませんように・・
https://ameblo.jp/gusya-h/entry-12380458936.html

>私は、今回の大阪地検の不起訴処分は不承知である。
と断言し、佐川元理財局長らの起訴を求めています。
一方、最初から刑事告発されていない安倍総理大臣、麻生財務大臣は、最初から起訴不起訴の判断対象外です。

早川先生の言う通りにして佐川元理財局長らを起訴すれば、
公務員としての矩を超え、法を犯してまでして一生懸命守ろうとした人たちだけが起訴されて被告人になり刑事責任を追及され、肝腎の守られたご本尊たちは裁判にかけられないということになりますが、
それでいいんですか?

”お茶の間の皆さんは、さぞかし白けておられるだろうな”

「獣医師養成系大学設置に関わる内閣府藤原次長・柳瀬首相秘書官との面談結果について」
という愛媛県文書には、証拠価値があります。
愛媛県地域政策課長が、
4月2日に柳瀬首相秘書官と面談し 自分の目で見聞したことを
自ら書いたか部下に書かせて知事に報告したものですから、
愛媛県に嘘をつく動機がなければ、
書かれた柳瀬首相秘書官に会ったという事実も信用できます。

しかし、新たに出てきた
「獣医師系養成系大学の設置に係る加計学園関係者との打ち合せ会等について」 という愛媛県文書には、
前の文書ほどの証拠価値がありません。
これは愛媛県地域政策課長が、加計学園関係者との打ち合わせ会の内容を 知事に報告した文書です。
打ち合わせ会の中で加計学園関係者が、
2月25日に加計学園理事長が首相と面談した(15分程度) と愛媛県に報告したと書かれています。

愛媛県は信用できるし、文書の改ざんもないと私も思いますが、
そうだとしても信用できるのは 加計学園関係者が打ち合わせ会でこう言ってました という事実です。
愛媛県課長が自分の目で見たのは、 加計学園と愛媛県の打ち合わせ会だけです。
加計学園理事長が首相に会ったときに、 愛媛県課長が同席していたのではありません。
2月25日に加計学園理事長が首相と面談したという話は、
愛媛県課長が直接見聞きした事柄でなく,
加計学園関係者から間接的に聞いたことなのです.

新たに出てきた
「獣医師系養成系大学の設置に係る加計学園関係者との打ち合せ会等について」 という愛媛県文書は、
刑事訴訟法でいう伝聞証拠であり、
刑事裁判の証拠としては使えないものです。

裁判所公式サイト 伝聞証拠とはなんですか。 http://www.courts.go.jp/saiban/qa_keizi/qa_keizi_23/index.html

2月25日に加計学園理事長が首相と面談したという話が 信用できるかどうかは
愛媛県が信用できるかどうかではなく、
加計学園が信用できるかどうかの問題です。

加計学園の信用性は私にはわかりませんが、
加計学園にすれば、
順調に行ってますよと話を盛る動機はあります。

愛媛県が信用できるから
愛媛県文書に書かれた
2月25日に加計学園理事長が首相と面談した
という話 も信用できるという早川先生の考えは、
法律家の考えではありません。

早川先生は法律知識がないだけでなく、
文書の読み方が粗雑で 論理的思考力がありません。
事故を起こす前に、弁護士を引退されることをお勧めします。

”私の願いー出来るだけ長くこの国を、この人たちを見ていたい”

早川先生の言動は、未来があと30年ある人の言動ではなく、将来が何年もない人の言動です。
長期的視点で自らの信用を高めようという言動ではありません。とにかく注目されればいい、その結果信用は失われていくという言動です。

共謀罪審議を例にとれば、
俺は共謀罪に詳しいんだ、またたきと目くばせの違いがわかるか?、とはったりをかませてアピールし、
それを真に受けた松浪健太代議士に国会の参考人に呼んでもらいました。

参考人に呼ばれたら、案を出すのは国会議員の責任で、参考人の責任ではないと開き直り、審議しろ、審議しろ、と国会議員に発破をかけるだけで、具体策がない無内容な話で時間をつぶしました。

日本の将来のために共謀罪法案の内容を心配しているように見せかけて、実は、実国会に呼ばれて目立ちたいだけということがバレました。

これでは松浪さんに限らずもう誰も参考人に呼びません。次のチャンスはありません。参考人の役割は具体案を出すことであり、どの案を採用するか、どの案をどう組み合わせるかを決めるのが国会議員です。国会議員に案づくりを丸投げする参考人は要りません。