悪性リンパ腫を患って -4ページ目

初日を終える

初日最後の日記
夜、激しい腰痛に悩まされる
ロキソニンの痛み止めとしての効果はでず

ボルタレンも、こちらでは、毎日の連続投与はすすめれないと、出してもらえず…
まぁ、どっちにしても飲んでも痛みが今は勝っている
よく効いてた座薬も求めたら、あれも常用は体によくないとのこと

どうしてもというなら、麻薬なみのもの使いますかと
注射ではなく、シロップを飲むだけとのこと、
しばらく痛みと戦うが堪えきれず、看護師を呼んで飲む

そして、ダメ元と思い、カイロみたいな、体を暖めるもの使いたいっていうと、

即OK先生からの許可も出ているとのこと
これは、大きいわ☆
向こうでは禁止されたのにな~…

まったく…

早速、頭がボーッとなり、ホットパックを腰に巻き、

その流れで、睡眠に入るも、3時間半経過で、おしっこに目覚める

どんなに眠りに入っても、
おしっこ、熱、腰痛によく起こされる(T-T)


熱さも感じたので
体温計を使うと…
40度超えている(汗






腰パックもある程度冷えてきたので、

・トイレへの移動補助
・アイスノン、ホットパックの交換
・熱冷まし薬(今回はロキソニン)
・他階へ行って、冷たい飲み物の購入依頼

を、一気にお願いした

最初の看護師以来、よくしてくれてると思う

こんな感じで、初日終了
これからなんとか寝らねば
それにしても、結構疲れた一日でありました

Re スタート?

朝、荷物をまとめようとしたら39度ジャスト、朝からだるい

転院は救急車と思い込んでたが、前の説明の時、自分で移動と聞いて驚いた

さて、嫁がきたが、他に誰もいない、時間もないのに多くの荷物をどう運ぶ気なんだろうと思ったら、

なんと、荷物運び要員においらが入ってたらしい(汗)
同然持てず、車椅子をリヤカー代わりにして、なんとか運ぶ

何も考えてないことは恐ろしい…てっきり、実家の人も一緒かと思いきや…

熱あるのに荷物運んで、相当、汗まみれ

二回もこけちまった(T-T)
慌ただしい中、挨拶を済ませ、県中央病院へ、

ここでも、いきなり荷物を持たされ転倒、案内係の人が慌てて来てくれて、車椅子をゲット

早速、紹介文をみた、主治医となる先生が、

受け取った検査の結果ですが、ちょっとなかなか考えられないもの過ぎるんで、

もう一回、色々検査させてくださいと…

げ…あの、嫌な検査をまたやるのかとブルーになる

が、考えられないもの過ぎると言う言葉が気になる

やっぱ、難解なタイプなのか、それとも、根本的に違う病気なのか…

この再検査は、新たなるスタートなのか

意外な、展開に、こちらも拍子抜け

早速、十数本血液採取、

肺に影があるとのことで胸部レントゲン

心電図

尿検査

をし、明日の15:30には、心臓超音波検査、

木曜日、午前には、なにやら大きい検査が入れられた
また、しばらく検査漬けかのう~

でも、またチャンスをもらった気分だ

楽観しすぎないように、でも一旦、気を緩めよう

病室は762号室
ベッドは残念ながら窓際でなく、真ん中

抗がん剤打ったりしてる人がいたりするので、風邪、及び風邪気味の人は、入れないらしい

部屋に入る前は、廊下にある、消毒液で手を消毒液しないといけない

携帯は使って良いとのことなので、わざわざ、移動しなくても電話とか良いらしい

市民病院は消灯後、TVとか見れたり、本読めたり、結構自由度高かったけど、ここはどうだろう

まぁ、病棟看護士との問診等のやりとりで相変わらずのバカトークかましたら、

先進ませてもらいますね~と、軽く流され、なかなかお固い感じ…

そして、ここに来るまでに三回こけたと話すと、嫁には雷が下る、

もちろん荷物持ちとかしたと話すと、とんでもないものである

横で見ていた、おいらもかなりの先制パンチを食らったみたいだ…

こき使われたせいか、お昼ご飯は、8割食べれた

ここのとこ、全然食べれてなかったり、半分の日がほとんどだから、嬉しいことだ

ところで、さっき、乾燥肌に加え、前に点滴の刺したあとが痒く、

看護士に相談したところ、『かいたら駄目』とのことなので、
かゆみ止めかなんか下さいと聞くと、医師の了解を得てないから駄目と…

明日になって聞いても遅いんじゃ~~(怒)
あ~メッチャ痒い…

書類も書いたら呼んでくれと言ったから、書いたあと、

ナースコールで連絡したら、そんなんでナースコールを使うなと怒られた(汗)
さすがに、ムッときて、呼べと言ったでしょう
他にどうやって、呼べと?
こちらの病院では当たり前かもだけど、違う仕様のとこもある。

入院のしおりはその為の資料じゃないのか?

また病棟、科ごとに決まりがあるなら、入院の資料として明確にしてくれと、つっかかった

そういうのかいたらキリがないので、ダメなとき、その都度注意してるとのこと
ならば、要領の分かってない時の言い方くらいあるでしょ

とても不快ですわ…
と、言い放つ
この人が担当看護士休日の代役で良かったわ

でも、ここに慣れるの、なかなか大変そうだな…


6時、計った様にその時間に熱が上がり、38度後半、今度こそはと、気合い入れてナースコール

ここでは、熱冷ましの薬は使わず、点滴
そして、ファーストアタックでミスられる、刺したり抜いたりして四回グリグリ…
おいらの右手でこんなにミスられるとは…




シートとかしてたのに、そこから漏れ、シーツは初日でこんな感じ(汗)
もちろん変えてもらったけど、


一時間して点滴も終わるも、体温は39.8 訳あって、この点滴に変えられたんだけど様子みるしかない


熱がそれだけ続いてるので当然喉が乾く、しかし、持ってくるはずの飲料を嫁が忘れている(汗


本来なら嫁に持ってきてもらうのだが、子どもも風邪をひき、熱を出して手が離せない状況


なんとか自分でと思うも
、ジュースの自販機は、不幸にも、同じ階にないのだ…
階を移動しては行けない規則なのだ

それもこの階に上がってきたときに言われた
せめて、1階の売店の前にいるとき、説明しろよと、例の看護士に思った

熱が出てるときは、ベッドから移動するときは『呼べ』と言われた

でも、移動したいけどここにはない…

熱したお茶はあるという
マジ困った、しかし方法は一つしかない

臨戦態勢でナースコールを押す
すると違う人が来てくれて、嫌な顔せず、上の階まで買ってきてくれた。
この体に冷えた飲み物は格別である

ここは嬉しいことに冷蔵庫は一日100円☆買いだめしておけば、いつでも熱出したとき助かるな

さっき、主治医が来た
腰の痛み止めの話だったが、痛みの原因はリンパによる腫れでの神経圧迫でなく、骨の可能性があると…

じゃあ、癌の可能性はなかったりしますか?
と、聞くと

はっきりしたことは言えないけど、木曜日の検査でなんか分かるかもしれないとのこと

小さくも深い安堵感を感じる

まだチャンスを与えられてるわけだ

でも、やはり腰か…
ここに転院してきて良かったと、この時思った


色んな約束

嵐の前の静けさのように、自分のなかで、この土日の時間が流れていった

いよいよ、明日
期待と不安
でも、覚悟と希望を持ち続けて乗り越える

いっぱい約束をしたし、
"その日"を共に過ごすために、何かを我慢してくれる人たちがいるから

先日、ある人が、僕が退院するまでモツは食べないから、その時一緒に食べようと言ってくれた
そう思ってくれること、その気持ちだけでも本当に嬉しかった


そして、人から伝え聞いたところ、もう一人、モツ鍋を食べずに待つと言ってくれてた人がいた
ありがとう


自分も昔20,21歳の頃、付き合ってた彼女が、長期入院したとき、

自分の好きなものとか、退院するまでは、我慢してたな~
共に闘う想いと、そして、退院した時、一緒に喜びを分かち合いたいって感じであの頃は若かったな~


そして、今日幸せな報告を耳にした 手作りのカードももらった、

手書きで書かれたメッセージの中に、こんな言葉が

『僕への席は、当日まで取っておきます。来れれば、是非来てください』と

友人の結婚式にも、なんとか間に合うようにしたい

だから、楽しいこと、ハッピーなこと、それらを期待して、頑張ろう


でも、この病院で過ごす最後の夜、夕方に飲んだ熱冷ましがあまり効かず、

ずっと38度台後半、最後まで看護士に迷惑をかけるなんて…