昨日は初めての通し稽古でした。
4月27日 雨
昨日16時30分より、初日まで10日を切った時点で、初の通し稽古を行った。
いい出来です。勿論問題点も無くはない。
稽古の後は総勢17名で新小岩駅前の中華料理店での飲み会もあった。
コロナ後は討ち入りの飲み会もやらなくなりました。
ですからのドガドガ稽古中の飲み会としては珍しい大人数で盛り上がった。
そこここで芝居に関する話が盛り上がっていて、大変よかったです。
11時過ぎに帰宅。追い酒を決めて1時ごろ寝ました。
老人ですからいったん6時に起きて、ぼんやり夢を思い出す。
すると、昨日の通し稽古の改良点を2つ覚えていました。
どうやら眠っている時も、お芝居の事考えているらしく、大変喜ばしい状態のようです。
再びうつらうつら、しているうちに二度寝に落ち、9時にベッドを出ました。
本日一時からの返し稽古で、夢のお告げの改良に取り掛かります。
楽しみだな。
今日はブログは昨日の予告通り、ベテランの客演陣についての雑記です。
まずは出演者最年長のコビヤマ洋一さんです。
90年代、テント芝居の雄『劇団新宿梁山泊』の一員だった。
唐十郎率いる赤テント『状況劇場』『唐組』の劇団員が結集した梁山泊には、アングラ的魅力の
役者陣が揃っていた。
その中でも、コビヤマさんは中核にあって存在感を放出していた怪優です。
長身で、見事な禿げ頭、声の迫力はすこぶるだ。
コンテンポラリーダンスから生まれた独特の肉体表現は奇怪で素晴らしい。
子供だったら笑うか泣くしか、逃れる道はないだろう。
『セクシー女優事変』シリーズでは5作通して、公安デカの鮫洲を演じて貰った。
はからずも現代の性問題を扱う部署に配属されてしまった、強面にして、人情に厚い好漢振りが素晴らしかった。
それ以前にも、幾度が出演をお願いしており、ドガの大きな柱の一本です。
異形のコビヤマさんだが、けいこ場では大変優しい存在です。
若い出演者にも芝居指導に、役者根性注入と有難い存在です。
今回の役どころは隅田の河原に巣食う鳥どもの主=鳶烏だ。
鳶烏は『生類憐みの令』が猛威を振るった元禄の世で、禁じられた犬鍋を振舞っています。
吉原の顔役=犬神弾左衛門との間に、濃厚な過去を持つ渋い役どころです。
昨日通し稽古後、出演者全員に誕生日を祝って貰った石井めぐみさんも梁山泊出身です。
『セクシー女優事変』シリーズでは、若い時分あらゆる性産業を渡り歩いた末、現在掃除婦として現代の垢の掃除人する、超人的人物=角筈濡羽を演じて頂きました。
男たちの欲望にまみれ、女たちの悲しみを雪ぎ、とうとう濡羽は特殊能力を身に着けています。現代の性の嵐の中で、自分を見失ってしまった数多のセクシー女優、少女、人妻達、の守護神的存在です。
『セクシー女優事変』シリーズについて書くと、我ながらなんのこっちゃ、と思うことが多いな。
60歳を過ぎた石井さんだが、シリーズ4作目『絶頂作戦篇』では十代も演じて貰って
大変好評でした。そんなぶっ飛んだ役どころ=濡羽が素敵なキャラクターに育ったのは、
石井さんの持つ清潔さと明るさの賜物だと思います。
で、『吉原ロミオとジュリエッタ』での役名は、やっぱり濡羽。
老いて吉原の掃除婦やっていますが、かつては花魁として鳴らした存在です。
不幸な女たちの悲しみを少しだけでも薄めたい、そんな心情の役どころです。
ちなみに、濡羽の由来は鴉の濡れ羽色から頂きました。
不吉なようでいて、奥深い光沢を湛える存在を考えての命名でした。
今作でも、かつて床上手と呼ばれてた『といちはいち』(日本いにしえのレズビアンテクニック)の達人という大変危なっかしい設定なのですが、同時に歌舞伎役者の追っかけもしている経緯から、大変明るい役作りに成功して、お陰で舞台に品格を与えてくれています。
吉原の川向う=向島でアングラ歌舞伎『百化宴』を率いる座長=馬里並二を演じているのが
ドガドガプラス久々の登場、中瀬古健です。ドガドガ復活祭公演『金色夜叉』の主演、間寛一以来の出演で舞台に華やかに盛り上げてくれます。
中瀬古健は益荒男ぶりと手弱女ぶりが同居しています。
まさに美しい甲虫のようにキラキラ、ギラギラした存在感は眩しい限りです。
アングラ歌舞伎の花形はまさにうってつけの役柄で、最後の最後には女形も演じています。
2幕冒頭にはデビットボウイにあやかったロックナンバーのステージングもある。
素晴らしい歌舞伎振りですから、ほんと乞うご期待です。
馬里並二の右腕、新進の戯作者=向島竜之介を演じるのは佐々木健こと、S健です。
10年以上に渡る連続出演のドガドガ出演常連組の筆頭で、僕の大事な飲み友達でもある。
もともとはプロのバレエダンサーなのだが(現役です)今回は座長の丸山正吾が思わず
「S健、上手くなったなあ」と感想を述べるほどの頑張りを見せている。
竜之介は『吉原ロミオとジュリエッタ』全体の語り部的存在です。
芝居の種を求めて楼閣に長逗留していたことで、物語を目撃し、さらに戯作者として物語を再構築する、大変重要な役どころなのです。
中瀬古健と佐々木健のW健ちゃんは実生活でも大変仲が良い関係です。
地下鉄湯島駅、徒歩1分のロックバー『道』でバーテンダーとして互いを助け合ってもいる。
そんな訳もあって『吉原ロミオとジュリエッタ』ではアングラ歌舞伎を盛り上げる二人の盟友=
バディとしての関係性にも注目して頂きたいです。
男同士が目標を定め、互いを尊敬して行動を共にする。
極めてカッコいいです。
安田ユーシさんは『セクシー女優事変』シリーズからの付き合いだ。
シリーズでは基本やさしいスケベ親父を演じて貰った、大事な飲み友達です。
丸山正吾から紹介されたのだが、ベテランでもあることだし、最初はどう関わって貰ったらいいか、手探りでした。しかし、もともとコメディアンでありから、軽妙が持ち味で間違いなかった。飄々として、それでいて楽しさが隠せない。実に憎めない存在です。
今作の役どころ=新男(ニューマン)は、影が薄い技が売りの廓の主です。
仕事は一切しない、何考えているかも不明な男を悠々と演じて貰いました。
物語の最終版にきらりと光る存在として登場しますのでお見逃しなく。
さて、いよいよ本日のブログのトリを飾るのは、アキポンこと古野あきほさんです。
ドガドガ初登場は10年前の『カゲキ・浅草カルメン』で犬神弾左衛門もイカレタ一人娘役=×××(役名失念・申し訳ない)だった。丸山の推薦での参加だったが、可愛い可愛いアキポンに僕は若い女の狂気を演じて貰いたくって、随分無理な注文をしたこと覚えています。
以降、ドガドガの常連出演者の美女担当。時々のお休みはありましたが、『肉体だもん』では
戦争未亡人のヒロインを哀しさ、お色気たっぷりに演じて貰って、素晴らしかった。
アキポンには、前回の『浅草ロメオとジュリエッタ』ではヒロインを演じて貰った。
これまた熱演でもちろん好評、僕の記憶にも鮮明に残っています。
今回の出演に際して僕は今までにない役どころ=汚れ役とも言って青鷺をお願いしました。
青鷺は、コビヤマ洋一演じる河原に巣食う鳶烏の命の連れ合いです。
青鷺は、宮崎駿の最新作『君たちはどう生きるか』の重要なキャラクターです。
美しくって、それでいて不気味で、神聖を持つ存在です。
それでいて、調べてみると大変に凄まじい鳴き声の持ち主です。
「グアー ガアーゴウ」
『生類憐みの令』が世界の重みになっている『吉原ロミオとジュリエッタ』は動物尽くしの設定になっています。
鳶鴉と青鷺が巣食う隅田川の河原は『ロメジュリ』の道行の終着地でもある。
僕は、アキポン登場で、青鷺に思い切り鳴いてもらいたいと考えていました。
同様に、コビヤマさんの鳶烏にも、迫力をもって鳴いて貰うつもりでした。
確かに二人とも、最初はおっかなびっくりだった。
そっりゃあ、どう演じていいか、いきなりだったら悩むだろうし、気も引けるだろう。
そこで僕は思いっきり、鳥の気迫を込めて鳴き叫んだ。
アキポンは、それで気持ちも定まり、肝も据わって、以降青鷺は素晴らしい存在になりました。
青鷺の最後の登場場面で、青鷺の過去=大きな秘密が明かされます。
このセリフの中には、青鷺の思い出=椿事『空が落ちる』有様が語られています。
エディットピアフのシャンソン『愛の賛歌』から頂いた設定で、僕のお気に入りです。
アキポンも実に颯爽と演じてくれて、めでたしめでたし、です。
さあ、今日も4時から通し稽古。その間に直しが待っています。それじゃあ。
今日は通し稽古です。
4月26日 晴天
昨日は1時半からダンス稽古だった。
まずは劇団員麻生金三が演じる岡っ引きの親分、猿轡噛蔵の登場を飾るナンバー。
銭形平次的な世界が楽しい『猿轡捕物帳』です。歌詞載せますね。
『♬猿轡捕物帳』
「♫事件の陰はイロイロで 色を巡って一大事
一生懸命の この俺が 一切合切 一気呵成 一網打尽ときたもんだ
一世風靡のいい男 水も滴る色男
お江戸に咲いた男伊達 誰か呼んだか やんややんやの……やさ男♫」
雛助 「親分…二番も唄うんですね」
「♫オイラの周りはイロイロで いろんな事件が一部始終
一心不乱の この俺が 一触即発 一世一代 一念発起でイチコロさ
一期一会の男ぶり どこから見ても男前
吉原流せば声が飛ぶ めくってみたら ニンニンニヤリの……二枚目さ♫」
舞台狭しと20名以上の群舞が楽しい。
前回は二枚目の中瀬古健が演じたが、今回は二枚目とは言い難い金ちゃんが演じる。
そこが味噌で、金ちゃんのド派手メイクや勘違いナルシスト振り堪能してください。
3枚目のコメディアンが二枚目のキザを気取る。
これはある面、喜劇の黄金的定番ともいえます。
名優渥美清の『フーテンの寅』もそうですね。
僕は、今回の役どころが金ちゃんの十八番(おはこ)になって欲しいと願っています。
演出や演技プランのヒントは、高校生が演じる伝統芸能お神楽を見たことだった。
平凡な、やや太めの高校生が、化粧をすると大変身。
いにしえの英雄を颯爽と演じていた。
配役を決定した際に僕は金ちゃんに、お神楽見ておくように、と告げました。
2曲目はオーラス、フィナーレを飾るナンバーのガールズロックです。歌詞載せますね。
『ジュリエット ロマンス』
「♫どうしてかな 何でかな 何でかな どうしてかな
大して好きでもないのに 口説き文句を待っている
何でかな どうしてかな どうしてかな 何でかな
大して上手くもないのに きっとあいつの匂いのせいよ
不幸になるのは好きじゃないけど 恋は病気っていうじゃない
結ばれた時のリスクに関しちゃ 幾度考えたかしれないし
かなり高めの確率で あたしが捨てられてジ・エンド
でもでもでもでも……心のままに走ってやる
だってあたしはジュリエット 恋するジュリエット ロマンス
あいつにメロメロにされて 恋するジュリエット ロマンス
どうしてかな 何でかな 何でかな どうしてかな
悲しい場面じゃないのに あたし泣き出しちゃってる
何でかな どうしてかな どうしてかな 何でかな
あたしまた嘘をついてる ドキドキが止まらない
不幸になるのは好きじゃないけど 恋は病気っていうじゃない
最悪、軽蔑されたっていい 嵐の中の恋だって決めた
かなり高めの確率で あたし当分立ち直れない
でもでもでもでも……心のままに走ってやる
だってあたしはジュリエット 恋するジュリエット ロマンス
あいつにメロメロにされて 恋するジュリエット ロマンス♫」
これまた、20名超の群舞で最終的には全出演者が登場します。
振り付けは、松尾耕先生。延々5時間の長丁場。
ドアを開けると稽古場の旧小学校音楽室の熱気は凄かったし、誰もが楽しそうで何よりです。
ダンスはスポーツではなくお遊戯に近い。
みんなの気持ちが一つになって、きつく辛くてもナンバー終了時にはみんな満面の笑顔です。
若いって素晴らしいなあ。
2曲とも今は亡き盟友、野島健太郎の作曲で本当に懐かしい。
『ジュリエットロマンス』はドガドガフィナーレの定番、AKB方式で女子出演者全員が唄う。
楽し気な皆の声も聞こえてきて、ほっこりできた。
ノジケン、ドガドガプラスは頑張ってるぞ。
6時半から8時半までは返し稽古が待っていた。いよいよ僕の出番ですね。
とは言うものの、返し稽古では座長、丸山正吾の役者的演技指導が大事で大切で適切。
僕はところどころ見栄えや所作に関しての注文を飛ばす係です。
僕の思い付きを丸山が解釈して、介錯して皆に伝えてくれもします。
昨日はヒロイン『ジュリエッタ』役のシミズアスナさんについてブログ書きました。
そこで今日はベテラン客演人を特集します。
まずはドガドガ久々の登場、劇団ホチキスの看板女優=児玉久仁子さんです。
児玉さんには2016年2月に第21回公演『カゲキ・浅草カルメン』に出演して頂いた。
はまり役の役どころは今回同様、吉原の大立者=犬神弾左衛門だった。
『カゲキ・浅草カルメン』は同じ江戸物ですが、黒船到来前のプレ幕末期が舞台でした。
今回は元禄時代で、花魁の世界を描いている分、華やかさが違うかな。
児玉さんは大迫力で登場し散々やらかして『一件落着!』と去っていく。
嵐のような一面を持ちながら、母娘の心情ばかりか、哀しい女心まで演じます。
感情がこもった歌唱も披露してくれます。
『私が犬なら‥‥ディープバージョン』も勿論、ノジケン作曲です。乞うご期待。
児玉さんは稽古場ではいつも静かに微笑んでいて、スタンドインも買って出てくれる。
若手にとっては本当にお手本のような存在です。
今作最大の悪役=丑島刑部を演じるのはドガ初登場の佐藤拓之さんです。
劇団唐ゼミ『少女仮面』で共演した丸山正吾が推薦し、口説いて、出演が決まりました。
丑島は、一言で言って嫌な男です。
出しゃばりで、尊大で、金に目がなく、蛇のようにねっちっこい。
しかし、僕はそんな丑島が大好きです。人間臭くて、何処か憎めない。
抜け目がないようでいて抜けてるお陰もあって、最後はドツボにはまってしまう存在です。
佐藤さんは、そんな丑島を、愛嬌たっぷりに演じてくれて有難い。
手下になった犬たちを可愛がる姿が、悪漢の愛犬家風で納得できます。
犬にとってはいい人、つまり本当はいい人なんだ、と安心できるのです。
何故だか、僕はエロいティディベアの映画=テッドを連想してしまいます。
稽古場ではいつも静かにニコニコ若者を見守ってくれてる。感謝。
明日のブログではベテラン常連客演陣をフューチャーしようかな。
今日は、いよいよ初通し稽古です。ワクワクが止まりませんね。
それじゃあ。
昨日は返し稽古でした。
4月25日 曇天
いよいよ初日まで10日となりました。
稽古もあと1週間。そして小屋入りです。
『吉原ロミオとジュリエッタ』の情報は現在SNSで見ることが出来ます。
その際、チラシ裏面の右下に注意してください。
公演スケジュールが記されています。
連休中、連休明けに掛かる前8回公演の為、各開始時間が微妙に異なります。
要チェックしてください。
劇団ドガドガプラスでは過去15年以上に渡って浅草東洋館劇場で公演を行ってきました。
しかし、劇場側の都合により今回公演は所を、錦糸町『すみだパークシアター』に移します。
マチネあり、その上本格的な劇場での公演はほとんど初めてです。
気分一新、装いも新たに‥‥そんな考え方も出来ましたが、僕は今までの良さも残したかった。
東洋館はかつてのストリップ劇場『フランス座』です。
大立者=ビートたけし・井上ひさし・渥美清を輩出した演芸場の面もちがあります。
その上ドガの舞台は、レヴューというか、掛け声も飛び交う世界です。
劇場内のお客様と出演者の一体感はドガの持ち味だと思っています。
今回の公演では可能な限り東洋館の雰囲気を再現することにしました。
常連のお客様にも、新規のお客様にもとにかく楽しんで頂きたい。
お行儀のいい演劇鑑賞ではなく演芸的要素を味わって欲しいのです。
こうご期待。
昨日の稽古では、一昨日の粗々通し稽古の仕上がり具合を受けて各シーンの再調整を行いました。
そんな中で、まさにドガドガの真骨頂ともいえる新趣向が誕生しました。
今回、ヒロイン=ジュリエッタを演じるのはドガドガ初登場のシミズアスナです。
座長丸山正吾の推薦で出演が決定しました。
ドガの前回公演『セクシー女優事変』完結篇を見た上で出演を決心して貰いました。
5作連作のシリーズ作品の完結篇の大団円はいわゆる一つの『セックス曼荼羅』でした。
ご覧にならない皆さまにとっては「なんのこっちゃ」って事でしょう。
しかし、僕としては大真面目。
空海による東寺における立体曼荼羅をリスペクトした挙句の発想です。
たとえ間違いだとして構わない、と突き進み、宇宙の再構築を目指した代物なのです。
全出演が生み出す歓喜天さながらの、曼荼羅は壮観で美しかった。
DVD絶賛販売中でもあります。ご覧あれ。
しかし、常識あるお客様なら、面食らうお芝居である事は請け負います。
そんな完結篇を見た上での初登場なのですから素晴らしい根性の持ち主ですね。
アスナさんは凛とした声と、日本的なルックスで、タテもいける。
座長丸山正吾の推薦も十分理解できる存在です。
吉原の顔役犬神弾左衛門の娘=樹里絵は女信長の異名を持つ火の玉だ。
仲間の危機を救うため、吉原大門で大喧嘩を繰り広げる。
ドガドガ名物のモブシーンの中心に咲く名花なのです。
男優相手のタテなので迫力やリアルも大事だが、僕は美しさ華やかさを追求したかった。
大喧嘩は4つの行程で深度を増していく構造になってます。
このスペクタクルにおいて、アスナさんは後半3つを受け持つのだから大変です。
僕は同じようなテイストでは持たないかと、思って一昨日の粗々通し稽古を見ていた。
そこで、僕はいったん進行を止めて口をはさみました。
「アスナさんは踊りは何か出来るの?」
「クラッシックバレエ出来ます」
「ちょっとやって見せてくれる」
で、一舞。素晴らしい。本当に嬉しかったなあ。
ドガドガ稽古場での音響担当でもある劇団員大岸明日香にフル活動をお願いした。
リリカルでいて激しいバレエナンバーを探し出して貰って、アスナさんに踊って貰った。
こいつはいけるぞ、とビビッと来ました。
勿論バレエは格闘技ではありません。
しかし、このバレエでもって対戦相手が負けちゃえば、場面が成立できるな、と思いました。
でもどうやって?とも思ったが、相手が勝手に負けちゃえばいいかな、とも感じた。
対戦相手=悪役武士役の山田龍弥と井出晋之介は今回ドガドガ初登場です。
それぞれ麻生金三、丸山正吾の推薦ですから、能力もあって、肝も据わっている。
僕の無理な要求にもその場で答えてくれて、本当にありがたかったです。
手ごたえを掴んだ時点で、粗々通し稽古は先に進めました。
翌日=昨日の返し稽古でこの場面、完成させたんです。
金三曰く「ここはバレエの振付会場みたいですね」と喜んでいた。
丸山曰く「初めて見ました。まるでにディズニーの世界です」と楽しそうだった。
演じる=踊るアスナさんも実にのびのびと喜んでいました。
いいことだなあ。
丸山からの提案で 数日前に書き足した道行の最後も見直した。
演じる丸山も気に入ったことを表明した上で張り切って声を張り上げていました。
武士集団にアングラ歌舞伎者、岡っ引きの親分子分の稽古もすんで本当に楽しい1日でした。
今日も一時から稽古です。
それじゃあ。