暑いからか、混んでるからか、眠くなってきた。

休憩を取りたい…。

けれど、道の駅の類も無いし…。

休ませてくれ。

無理矢理、お酒屋さんの駐車場で休憩を取る。

日陰に座り込んで温くなってるお茶をがぶ飲みしていたら、隣に駐車していた車のおじちゃんが、興味津々に話し掛けてきた。

岩手にはよく仕事で行くそうだけど、それより、バイクに目が爛々。

「私も乗ってたんだよ!」

その後、恐ろしい事故体験を聞かせてくれた…。

一週間意識不明だったとか。

しかも、手術中に目覚めたそうで、麻酔が効いていなく、押さえ付けられて縫合されたそうだ…。

ヒー

「楽しいけど、危険だから気をつけて。」

そんな話しを聞いたら、嫌でも気をつけますよ。

用心深く発進したが、地図のチェックは甘かった。

Uターン。

向かったのは、日本三大稲荷の竹駒神社。
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稲荷神社って、敷地内にあったり、ひっそりとある所が多いけど、物凄い立派だった。

狐と言うと、人を化かしたり、悪さをするという昔話が多いが、白狐の精悍さたらなかった。
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古い神社で、何となくお寺っぽさもある。

稲荷神社、何だか好きだな。根差してるからかな。

社殿の下から裏側に回り、『命婦社』に参拝。
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説明を読むと、大神様に願い事が届くように…とお参りする所らしい。

参拝する位置に立つと、社を護る狐とちょうど目が合う。

何だか、見透かされてるみたいだった。


境内には、様々な神様が奉られていた。

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有名な八幡神社や出雲神社、天満宮等々、豪華な顔ぶれ。

ここに来れば、様々な祈願が出来るなぁ。

真っ赤な鳥居を出て、参拝終了。


では仙台に向かいます。

じっとしてるとあんなに暑かったのに、走り出したら涼しくてかなり爽快。

寒くなく、空気は暖かく、ベストコンディション。いい匂い。

くっきりと噴火の傷痕を見せる磐梯山、周りに広がる逞しい安達太良連峰…。

最高。

しかし、目の前にトンネルが迫る。

入ると寒い寒い!!

しかも長い長い!!

こんな直線のトンネルいつまで続くの?寝ちゃうよ?

かなり長かった。

そして、トンネルを抜けるとそこは…っっ


ひどく曇っているのでした…。

ホントに長かったのですね。

けれど、山が霞んで幻想的。

いつだって素敵な道なんだなきっと。


道の駅つちゆにて一休み。

絶景かなー!!空気が清々しい~!
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後ろの売店から、やまめの塩焼きが香ばしく薫る。

た、食べたい。けど、高い。

缶コーヒーでお口をごまかす。

飲み切った頃には空も晴れた!出発。


福島市内に入ると、尋常じゃなく暑くなった。

纏わり付く熱気。さすが盆地。

早く市内を抜けなければ…。抜ければきっと…。

信号にいちいち捕まりなかなか進まない。

やっとこ抜けたらしいが、またまだ暑い。

暑さにバテて、休憩。

冷たい野菜ジュースチャージ。

うっし!行くぞ!!4号線を北上。

これ、盛岡まで真っ直ぐ帰れる国道。

近い、近いぞ。

そういえば、茨城県に入った時点で、確か全都道府県制覇じゃなかったかしら。

うっかり何食わぬ顔で通り過ぎてるが…。


今更だけど、ワーイワーイ♪
夜に、雨が降り出して、「あー雨支度してないわ~」と心配になる。

けっこう降った。

けれど起き出して支度するのは面倒だった。

止むべ。スヤスヤ…

カラスの鳴き声が目覚ましになって、外を見ると、カラリ☆

い~い天気!!

私としたことが、炊事場からめちゃくちゃ遠いとこにテントを張ってしまったので、朝ご飯を炊事場で支度&食べる。

良いあんばいにテーブルと椅子もあるしまったり。

炊事場のすぐ側に、ハーレーとムーンライトが張ってある。

どこをどうしても間違いなく旅ライダー。

食べ終わる頃、主が出てきた。

主も炊事場でご飯の支度。

「バイク?」「はい。」

後は説明いらないでしょう。

もうすぐアラフォー旅ライダーISさんは、昨日まで盛岡にいたそうで、何故かじもてぃーの私が色々教えて貰っていた。

話しながら、テキパキと食事の支度をするISさん。
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『油を使わずに炒め物をする』ツーリングを敢行しているとな…。

ではどのように炒めるので…?

フライパンにはベーコン。

なーるほど~!!つか、何故そのテーマにしたのか。他にも色々あるだろうに…。

この様な、一風変わったお人柄。

持ってるツーリングマップルは10年程前の物。
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レア物ー!!

ちらりと見せて貰ったけど、随分昔に盛岡に合併された所が村で乗っていた。

それ、『地図』として、役に立ってますか?

「いいかなと思って。」

ゆーるーいー!!

旅話からその他諸々、『ラーメン大好き小池さん』雑学まで、ペチャクチャペチャクチャ。

いやー、夕べゆっくり話したかったわー!

ISさん、ゆるくてゆるくて愉快そのもの。

勤続15年ご褒美に戴いた一週間の休み中で、これから佐渡に渡るそう。

15年てすごいわ!


「もうキャンプしないから。」とラーメンを貰い、『いわてぬぐい』まで貰ってしまった。
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手ぬぐいに目の無い私。

与論のお父さんTKさんから小笠原手ぬぐいを貰った時も、有頂天になったもの。

ありがとです☆☆


時計見て無かったけど、かなりの時間が過ぎてたと思われる。

湖畔で記念撮影をして、名残惜しいけど、話し足りないけど、出発。

キャンプ場から逆方向に別れた。


また会いましょう~!!!
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桧原湖の周りを周遊してたら、さらに小さな湖が。

近づきながら、水面がまったく動いてないような…と思ったら、一面に植物が敷き詰められていた。
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ふわー、絵画みたい。

その少し先に『キャンプ場』とあったので、様子を見に行くと、何故か受付してしまった。

まだサイト見てないのに、私何をしとる!

けれど、湖畔の芝生サイトでなかなか。

さっさとテントを張って、さらに周遊。

とても静かな雰囲気の湖。

縦長いから、奥行きがあって見応えがある。

半分くらい回ったら、共同浴場があったから、2日ぶりのお風呂。
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源泉掛け流し!貸し切り!
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熱すぎたお湯に水を足し、適温。

っうい~~~!!

家風呂ばりのリラックス。

あったまり過ぎたから、少し休憩。

行こうと外に出ると寒かった。

湖畔といえど、今は夏なはずなのにっ。

走ればもっと寒い。

湯冷めしちゃうから帰ろ。

クネクネのレークサイドは走りがいある楽しい道♪

ひゃっほいひゃっほい☆とバイクを倒す。

ま、端から見ればやんわりだけど。

買い出しが出来そうな店が無かったから、キャンプ場の管理人さんの売店に行くと、『外出中なので、隣のドライブインへ』
と書き置きが…。

ドライブインには、もちろん食べ物がある訳で…

めんどくさくなってしまったから、磐梯高原みそラーメンを食べてみた。

またラーメン。

でも野菜山盛り!!
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野菜食べてる内に麺が伸びた…。

けれど、おいしゅうございました☆


サイトに戻ったら、恐ろしいほど人がいた。

何やら子供会の様。

賑やかで淋しくないわ。

と思ったが、20時前には解散。

子供会だものね。


さて、私ももう寝よう。

今日は禁酒なーのだー。

忘れるためにも寝るのだー。




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裏磐梯に行くにつれ、どんどん寒い。

どんよりしているし。

降らないでね…。今日はキャンプの予定なんだから…。


まず最新に行ったのは、磐梯山3Dワールド。
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1888年の大噴火が360度3Dで見れるのだ。

ワクワク♪

客は私一人。独り占め!

360度なので、全て立見。

入ってすぐに映像がかかる。一人だからね。

大爆発によって降り注ぐ岩。

うわっ!って思わず避けた。

平気と分かっていながらも、何度も「うわっ!」ってなる。

そして、CGだけれども、虫嫌いには拷問だと思われる、蝶の乱舞、カブトムシの特攻。

割と平気な私ですら気持ち悪かった。

虫が迫ってくるのはどうかと…。

けれど、磐梯山の自然は、臨場感があってとても良かった!

そうか、写真では何だか伝わらないと思ってたの、遠近感が無くなるからなんだ。

何かが迫って来る度、真ん中の扇風機が風を当ててくる。

最新はビクっとしてたけど、「ウワァァァァァァ!!!」と回転する音が聞こえるので、気が散ってしまった。

しかも、寒かった。

けっこう長めで、山々を映す映像に満足☆

3D眼鏡を外すと、目が非常に疲れていたほど。

外には3D眼鏡をかけた家族連れが待機していた。

ビビりますよ~ムフ。


お向かいに、磐梯山噴火記念館があったのでそちらも。
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というか、噴火なのに『記念』館でいいの?災害だよねえ。

噴火のシステムなんかが詳しく展示されていたが、難しくて覚えきれなかった。

読んでると面白い。

そして、うささんが(名前なんだっけなー)磐梯山の自然を案内してくれたのだけど、
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しょっぱい…。

うささん、動くたびにジーコジーコ言っとる。

動くカラクリ丸見えの水鳥はじっとしているし、説明ヵ所にライトを当てた説明は、どこがライトアップされているか探し当てる前に終了。

そして、うささんは動かなくなった…。

えっ!そこに熊いるけど、熊には触れないの!?

うーむ、しょっぱみプラス。


世界最初の中国で作られた地震計。
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竜やカエルの装飾…ではなく、地震を感じると、竜のくわえた玉が、カエルの口に落ちて、その位置によって方角が分かるのだそう。

竜とカエルじゃなくともいいのに、このセンス、ナイスです。


どちらにも共通していたのは、貸し切りがちと言う事。

後、磐梯山の噴火の凄まじさ。


裏磐梯の展望台から見た磐梯山は、噴火によってガッポリえぐれていた。


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