売り場は朝から何やら箱の山。

ソニーの新シリーズが今日の朝、売り場に来ました。

かなり高くまで積み上げられておりましたよ。



SONY ウォークマンAシリーズ 20GB バイオレット[NW-A3000/V]

ソニー

SONY ウォークマンAシリーズ 6GB ピンク[NW-A1000/P]

SONY ウォークマンAシリーズ 512MB バイオレット[NW-A605/V]

SONY ウォークマンAシリーズ 1GB ピンク[NW-A607/P]



などなど、他のカラーと容量も届いてました 。

発表がnanoと同時期だっただけに気になってた商品ではあります。



旧EシリーズSONY ネットワークウォークマン [NW-E507 P] と比べて、



商品の箱がバイオレットブルーに光ってる。



ってのが第一印象でした。

実際販売したので箱を開けてみる事に。

「おっ、旧タイプのより保証書が取り出しやすい」と心で思う。



次に少しドキドキしながらフタを開ける。



すると、実にさりげなく本体が収まりよく登場するではないですかっ!


箱の内装も少し高級感がある。



旧Eシリーズだと保証書と説明書の束とMORAのチラシやCDRなどなどを取り出してからでないと

本体の確認ができなかったのと、

箱の中身がダンボール素材で少し安っぽい印象があったので、

売り場的にかなりの好印象を受けました。



意外なところにけっこうSONYの本気を感じちゃいました。

ただ箱が光ってるだけじゃないです。



実機のイニシャルサーチやタイムマシンシャッフル機能は

曲が増えたら重宝しそうな機能でもあります。

USB2.0対応もされたようで何よりです。



箱だけでなく本体も光っているので、

旧シリーズと同じく若干ディスプレーが見にくいかもってところが気になりましたが、

なんだかディスプレーは近未来的な動きをしておりました。



あと、先日も書きましたがこのシリーズ12月にはWMA形式対応にファームアップできるようです。



でもこのシリーズから新しく「CONNECT Player」が採用されて、

対応OSがウインドウズ2000以降って事は、

ついに98や98SEやMeユーザーをついに切り捨ててしまったんですね。

旧Eシリーズのこの点評価してたので、ちょっぴり悲しいです。

Meユーザーけっこうまだいるはずなんだけどなぁ。売り場でも良く聞かれるし。


明日パナソニックの新製品も入荷してくるみたいです。


きのうソニーの対応形式 について12月にファームアップでWMA対応と少し書きましたが、

初心者の人は読み飛ばした事だろうと思います。

「ファームアップグレード」

パソコン用語チックな響きありますねぇ。

簡単に言うと、持っているデジタルーディオに無料で機能が追加されることなのです。


もう少し突っ込むと、

デジプレ本体にはそれを動かすソフトが組み込まれていて、

そのプログラムをファームって言うんですが、

そのファームをバージョンアップできるんですよ。

インターネットを介して不具合の修正や対応形式などの機能の追加ができるんですね。

自分の持っている各メーカーのホームページとかでファームアップできるはずです。


意外に知らない人も多いのでは。

ほとんどの機種は対応してますが、

中には対応してないモノもでているので、売り場で聞いてみましょう。

すべての機種の対応まで把握できている販売員は少ないと思う(商品パンフレットとかに載ってないもの多い)ので、たぶんあせりながら調べてくれると思いますよ。

売り場でそこまで調べてもらったらぜひ買ってあげて下さい。


あと、ファームアップすると不具合がなおるケースがけっこうあるようなので、

持っているデジプレの調子が悪い時にも試す価値ありです。


もうひとつ不具合ネタ。

デジプレってパソコンの技術が使われてるのでたまにフリーズします。

これ、売り場の実機みたいに電源入れっぱなし状態だったりするとわりとおこってしまう現象です。

実はリセットボタンがついていたり、リセット入力コマンドがあったりするのですよ。


売り場でとあるメーカーさんに「このプレーヤー最近調子悪いんですけど」って言ったら、

サクサクリセットして、あっさり直ってしまった経験があります。

失礼なこと言ってしまったと反省しましたが。

説明書読むとか、サポートセンターに電話してみたりするとかすると、

修理に出さなくても自分で解決できる不具合って意外にあるんですね。


売り場では不具合には柔軟に対応するように心がけてますけど、

商品の不具合があってもいきなり売り場に怒鳴り込みに来ないでくださいね、一応。

ご存知かも知れないですけどiPodは量販店売り場じゃ対応できませんし。

デジタルオーディオプレーヤーに曲は圧縮して入れます。


売り場で、

初心者の人に「圧縮」とか言うと

「難しそう」

「よくわかんない」

「やっぱもう少しパソコン詳しくなってから買おうかな~」

「そのへんが良くわかんなくて迷ってるんですけど」

「まだMDでいいや~」

などなど、

かなりネガティブなリアクションが返ってきます。

特にポータブルMDやCDプレーヤーと迷っている人なんかはかなり高確率でそっちに行っちゃいますね。


「簡単ですか?」

って言われると実は少し困ります。

売り場にはパソコンに触ったことがない人や

パソコン買ったばっかりの人とかもくるので、

人によって「簡単」のレベルがかなり違いますからね。

「簡単ですよー」って言いたいのですが。

パソコン知識を聞いてから「簡単です」って言うようにしてます。


パソコンを持っていてこのページを読まれている方々くらいのパソコン知識なら

簡単だと思います。

基本はソフトがなんでもやってくれますし。


ただ、少し注意して欲しいのが圧縮形式

メーカーによって採用している圧縮形式が違うので、

買い替えの時にクレームになるケースや、

他のメーカに乗り換えられずにがっかりされる方々がけっこういます。


先日も今までATRAC形式でパソコンに曲を保存し続けてきたお客様が、

今のところ(おそらく今後も)ソニー以外の製品では対応してないと知り、

本気で落ち込んで帰られました。

いろいろフォローになる情報を教えましたが、

きっとしばらくはデジタルオーディオに手を出さないでしょう。

ATRAC形式を否定するつもりは全然ありませんが、

販売していて悲しくなる瞬間でもあります。




なので、

現在のデジプレで主流の圧縮形式をいくつか。


mp3

ほとんどのデジタルオーディオプレーヤーに対応しています。

世界的に一番普及している形式。

この形式に対応していない製品はよほどの理由が無い限り購入してはなりません。

若干古い圧縮形式なので圧縮率と推奨ビットレートはやや他より落ちます。

売り場ではたいてい128kbpsでの曲数で表示されてます。


WMA

ウインドウズメディアオーディオ

対応しているメーカーは多い

mp3より少し高圧縮で音質が保持(96kbps推奨)

iPodとソニー製品(12月にファームアップ対応らしい)等は現在非対応

マイクロソフト規格、ウインドウズメディアプレーヤーで取り込める


ATRAC/ATRAC3 

ソニー規格

高圧縮で高音質保持(132kbps推奨)

現在の対応プレーヤーはソニーのみ


AAC

iPod対応

128kbps推奨

パナソニックもこの形式に対応しているが、iTunesとの互換性はないので気をつけたい。


ogg Vorbis

初心者は知らなくても問題ない形式

かなりの高圧縮高音質(48~64kbps推奨)

著作権フリー

今後普及可能性大

現在の対応プレーヤーは少ないが、ハイエンドモデルでは対応し始めている。

音質にこだわる方は512kbpsまで変換できるので試す価値ありだと思います。


他にも非圧縮WAVAIFFの形式など対応プレーヤーも出てます。

iPodならロスレスエンコードなんかも良いと思いますが、

他のプレーヤーで使えなくなっちゃうんですよね。

なれてきたら

パソコンには互換性のあるデータで保管して、必要に応じて圧縮してプレーヤーへ入れるといいと思うのですが、そこまで神経過敏になる必要もないですかね。

まぁ低圧縮でのmp3データ保管が今は一番良いのかも。

売り場で「何買ったらいいんだろう、でもよくわかんないなー」って人は、

見ていて良くわかります。ボーっと売り場のデジタルオーディオの説明パネル見てるからね。


そんな人に接客するとき簡単に説明する事が、

「デジタルオーディオには大きく分けて2種類あって、

HDDタイプメモリータイプです」ということ。

曲数や大きさやデザインで選ぶ人が多いので。


たまに

「小さくてたくさん曲が入るモノ!」

っていう無茶なオーダーしてくる人がいます。

今のところ小さいメモリタイプでは

iPod nano4Gの1000曲くらいが限界な気がします。

こないだ実際いたんですが、

「1000曲以上入るメモリタイプでiPod nano以外がいい」

って言われてもモノが無いので困ります。

そのうちでてくるんでしょうけど。



【HHDタイプ】 今は5G~60Gくらいが一般的(標準圧縮で1250曲くらいから15000曲くらい


・曲がとにかくたくさん入ります。

・写真やムービーが見れるタイプのものが多くなってきました。

・ディスプレーが大きいタイプも多かったり、カラーも増えました。

・ノートパソコンのHDDを少し小型化したものが入っています。

・そのため本体はやや大きいですし若干重い。

・強い衝撃には基本的に弱いです。

・ダイレクトエンコーディング機能がついている機種は少ないです。

・FMチューナーやボイスレコーダー機能付きなのも少ないです。


【メモリタイプ】 今は256MB~4Gくらいが一般的(60曲くらいから1000曲くらい


・かなり小さいものが多いです

・種類やメーカーも豊富にあります

・音飛びがありません

・バッテリーの持ちが良いものが多いです

・電池タイプのものもあります

・デザインもいろいろ出ています

・首から下げれるタイプです

・運動中にも使えます

・FMチューナー付きが多いです

・ボイスレコーダー付きも多いです

・ダイレクトエンコーディング(初心者編その1に詳細)機能も増えました

・ソニーやパナソニックやアップルなどからでている別売りのストラップ一体型イヤホンが使えます。

・iriver(アイリバー)T20やsigneo(シグネオ)F100/110・M600やiPod ShuffleなどのようにUSBに直接させるタイプもあります


USBに直接させるタイプ(本体にUSBつき」だとアイリバーとシグネオ、今はこの機種あたりが良く売れてますね。

サムスンやシーグランド等からも出ています。


SiGNEO SN-F100 デジタルオーディオプレーヤー 256MB レッド SN-F100-256R

SiGNEO SN-M600 デジタルオーディオプレーヤー 512MB ブルー SN-M600-512B

iRiver デジタルオーディオプレーヤー T20 512MB アイスブルー(ホワイト)
Apple iPod shuffle 512MB M9724J/A

けっこう多いんですよ↓この質問


「これ何なんですか?」


「音楽再生プレーヤーなんですよ~」


という普通の答えしかできないのですが、

モノ自体を知らなかった方々のリアクションは良いですね~。

たまにフリーズして??状態の方々とかもいらっしゃいますし。


ここから初心者用情報でございます。


呼ばれ方はまだ色々あるようですが、

一般に

デジタルオーディオプレーヤー

MP3プレーヤー

携帯音楽プレーヤー

デジプレ

メモリーオーディオ

ポータブルデジタルオーディオ

などなどと呼ばれております。


まぁ簡単に言うと


「本体の中に音楽入れて聞けるモノです。」


「どうやって入れるの?」

これも良く聞かれるんですが、

何通りかあるんですよ。


・CD→パソコン→デジタルオーディオプレーヤー(略してデジプレ)

・インターネット→パソコン→デジプレ

・コンポやMDプレーヤーとかオーディオ機器→デジプレ

・SDカード→デジプレ


特ににオーディオ機器から直接取り込む方法は

ダイレクトエンコーディング(録音)」って呼ばれていて、

パソコン持ってない人でもデジプレが使えてしまう機能なんですね。

ほとんどの量販店売り場にはおそらく表示してあります。

ダイレクトエンコーディング用ケーブルが付属してるメーカーもまだ多いです。


ケーブル経由なので音質は若干パソコンより下がりますが、

全然差が無いって感じる人もけっこういたりするようです。

MDのデータ移したいって人やレコードをデータにしたいって方もたまにいらっしゃいます。

「ダイレクトエンコーディング」・・・実はあなどれない機能なんです。

最近は多くのメーカーで対応機種出してます。


曲をネットからしかとりこめないって思っている人もわりといますが、

基本はCDから取り込んでる人がまだ1番多い感じがしますね。


SDカード対応なのは今はパナソニックがメインメーカー。

今後signeo(シグネオ)からも発売されるようです。

一応他にも数機種あるようです。


とりあえず、まぁいろんな人でも気軽に使えるモノなのです。

11/11でゴロもいいし。

さっき登録したばかりでいまいち使い方わかんないけどとりあえず初。


ipodの人気もあって

デジタルオーディオコーナーには人があふれかえってます。

気がついたらいつの間にかそんな中で販売員やってました。


接客しているといろいろなお客様がいらっしゃる。


ただ見ているだけの人

かなり真剣に悩んでいる人

防犯ブザーをならしてしまう人

高額商品をあっさり購入する人

手当たり次第パンフレットを集める人

マニアックな質問をしてくる人

最初から意味不明に怒ってくる人

妙に腰が低い人


イチャツキ度マックスなカップル

誕生日プレゼント選びのお父さん

ケンカしながら商品選びする親子

おばあちゃんと一緒にいらっしゃる外見ヤクザ風なのにやさしい兄貴

団体であーだこーだいいながら購入していく若者

とにかく値切り要求してくるサラリーマン

超美人だらけの女子大生集団

エリート風知的サラリーマン

結婚式2次会賞品選びの若者

かなりご年輩なのに商品知識豊富なご老人

とにかく騒ぎまくって帰られるおばちゃま方

などなど


電気量販店てコンビニ並みに客層が豊富なのである。



何が売れてるかと言えばやっぱりipod

他にも良いモノあるのだけれど

やっぱり知名度とブランド力が圧倒的なのである。

そういう自分もipodの代3世代ユーザーなのであるが。


電車の中でも白いイヤホン必ずいますよね。

確かに良い商品だとは思ってますし、否定はしないですが、

最近のipodの流行の仕方にはやや疑問も感じているのも確か。

ipod miniが発売する前までipodはマックユーザーの持ち物的イメージだったはずなのだが。


ipodイコールデジタルオーディオプレーヤー(mp3プレーヤー)と勘違いしている方々もいたり。

「ipodたくさん並んでますけど、どのメーカーのがお勧めですか?」みたいな。

どんな対応していいのか迷ってしまう瞬間でもあります。