楽街の記事
https://www.rakumachi.jp/news/column/328562/2
2024年の不動産について、色々な評論が増えていましたので、代表的なものを一つ挙げておきます。
さて、
今後、不動産市場の方向性が、インカムゲイン重視からキャピタルゲイン重視に大きく舵を切ると思っています。
=バブル期に突入する?
2024年は、その始まりの年になりそうなのです。
これまでの不動産投資は、
主に、
・低金利
・フル・オーバーローンレバレッジ
・積算価格重視
と言う、デフレ型の仕組みの中で、安全に、資産を形成するやり方が可能な環境下にありました。
この仕組みで重要だったのは、「積算価格以内で、収支が合うものを買い、合わないものは買わない。」と言う法則でしたね。
ところが、下記のような事象のために、これからは、これが出来る環境ではなくなりつつあります。
1.金利上昇局面
2.建築費の高騰
3.物件価格の高騰
1の金利の上昇については、1980年代後半に、悪しき慣例がございます。
私の拙い記憶でも、
住宅ローン金利が、
1987年の4%台が、3年あまりに7%台まで3%近く上昇した記憶がございます。
もし今から、同じようなことが起こった場合、
銀行金利が、3年余りで、3〜4%の水準になるかもしれません。
当時、金利が急騰した理由は、行きすぎた不動産価格の高騰を抑えるために、
日銀が金融政策を返還し、金利を上げたためでした。
2024年現在はというと、
円安を是正するため、日銀が金利上昇を徐々に容認するような雰囲気になってきました。
2の建築費の高騰は、3の物件価格の高騰を招きます。
世界の分断が収まるまでは、建築資材の高騰が続くと思われますし、
建築業界の人手不足の影響で、人件費の高騰も続きます。
おまけに、労働時間の時短化で、工期も延長されますと、新築すると、高額となり、完成も2年後とかになった場合、
新築価格の上昇は勿論のこと、中古物件の価格も高騰しそうです。
納期が待てないユーザーが中古車価格を上げていく現象と似たことが起こるのでは。
このような環境下で、不動産で財を為すには、よほど気を引き締めて挑まないと、大変です。
もはや初心者では難しい時代に入ったと思われます。