『不動産×資産形成×事業承継 ― 富裕層・法人のための戦略ブログ』

『不動産×資産形成×事業承継 ― 富裕層・法人のための戦略ブログ』

富裕層・事業法人向けに、不動産を活用した資産形成・相続・事業承継のリアルな戦略を発信。収益不動産による財務改善や税務対策、専門家連携によるワンストップ支援など、実務に精通したコンサルタントが現場目線で語ります。

しあわせ不動産塾 3つの約束

中立公正な立場で、相続と投資の正しい判断軸をお伝えします
実体験と実務に基づく知識を、包み隠さず、丁寧にご提供します
無理な勧誘や物件販売は行いません
*ご希望に応じて、信頼できる専門家(税理士・司法書士等)をご紹介し、安心のワンストップ対応を実現します

しあわせ不動産塾とは

■ 不動産相続の問題を解決すること
■ 不動産投資・活用による資産形成を支援すること
この2つを大きな目標として、名古屋を拠点に活動しています。

しあわせ不動産塾は、
●「自力で解決する力」を育てるセミナーと塾
● 依頼者の想いに寄り添う個別コンサルティング
● 経験と学びを分かち合う大家の会(コミュニティ)
を通じて、不動産の課題に向き合い、解決へと導く実践の場です。

私たちは、人それぞれの想いや目標を何よりも大切にしています。
「学ぶ」ことで「できる」に変えていく――
そのプロセスをともに歩む、あなたのための不動産塾です。

最近、経営相談の場でこんな問いを感じることがあります。
「うちは順調なはずなのに、なぜか先が広がらない」

売上も利益も出ている。
社員も頑張っている。
それでも会社の成長がどこかで止まる。

もしその原因が、
経営の能力ではなく
“考え方のクセ”にあるとしたら。
これは、あなたの会社の話かもしれません。

ニュースでは人手不足や物価上昇、
金利環境の変化などが語られます。
確かに外部環境は厳しくなっています。

しかし現場で見ていると、
会社の成長が止まる理由は
必ずしも外にあるわけではありません。

多くの場合、
社長の判断基準が
「今の利益」に集中しすぎているのです。

売上を伸ばす。
利益を確保する。
税金を抑える。

どれも大切ですが、
それだけでは会社の構造は変わりません。
結果として、
本業一本のまま時間だけが過ぎていく。

ここで一つ、考えてみてください。

会社の経営判断は、
「今の利益」で決めていますか。
それとも
“10年後も動かせる構造かどうか”で
考えていますか。

たとえば法人の中に
収益不動産事業が組み込まれていれば、
本業とは別の収益の柱が生まれます。

それは単なる投資ではなく、
会社全体の資金の流れを安定させ、
将来の承継や資金移動の
選択肢を広げる役割を持つことがあります。

一方で、
本業だけに依存したままでは、
業界環境の変化や景気の波を
そのまま会社が受け止めることになります。

問題は、
能力ではありません。

「今の最適」を積み重ねる思考なのか、
「将来の構造」を考える思考なのか。

この違いが、
10年後の会社の姿を大きく変えていきます。

だからこそ今は、
新しい投資や事業を探す前に、
会社全体の構造を一度整理すること。

収益の柱は一つなのか。
資産はどこにあるのか。
承継後も資金は回るのか。

私は情報を並べる立場ではありません。
その判断を助けるために、
現場の視点で整理をお手伝いする立場です。

次回は
「相続は10年前から始めないと間に合わない理由」

なぜ多くの相続対策が
“時間切れ”になってしまうのか。
その構造を、現場の視点から整理していきます。

最近、相談の場でこんな言葉を聞くことがあります。
「とにかく税金を減らしたいんです」

気持ちはよく分かります。
税負担は確かに重く、経営者としては避けたいものです。
ですが現場では、
“節税を軸に考えた結果、身動きが取れなくなる”
というケースも少なくありません。
これは、あなたの会社の話かもしれません。

ニュースでは税制改正や相続対策の話題が増え、
「今のうちに節税を」といった情報が溢れています。
専門家のアドバイスも多く、
節税商品やスキームの説明を受ける機会もあるでしょう。
ただ、現場で見ていると
問題は制度の複雑さではありません。

「税金を減らすこと」が
いつの間にか経営判断の中心になってしまうことです。

税金だけを見て資産を動かすと、
融資、資金繰り、承継設計など、
本来つながっているはずの要素が
バラバラになってしまうことがあります。

ここで一度、判断軸を整理してみてください。

重要なのは、
「税金が減るかどうか」ではなく
“10年後も動かせる構造になっているかどうか”です。

不動産を法人で持つ場合でも、
節税目的だけで導入すると
資金計画や承継設計と噛み合わないことがあります。

一方で、
法人の中に収益不動産事業が組み込まれていれば、
本業とは別のキャッシュフローが生まれ、
将来の資金移動や承継の場面で
“動かせる資産”として機能することがあります。

つまり不動産の役割は、
税金を減らすことではなく、
会社の構造を安定させることにあります。

税金は結果として変わるもので、
判断の出発点ではありません。

だからこそ今は、
節税策を探す前に、
会社と資産の全体像を一度整理すること。

本業の利益構造、
法人と個人の資産配置、
そして将来の承継。

私は情報を並べる立場ではありません。
その判断を助けるために、
現場の視点で整理をお手伝いする立場です。

次回は
「会社が伸びない社長の共通思考」

成長が止まる会社には、
ある“共通した考え方”があります。
現場の視点から、その構造を整理していきます。

「今は動かない方が安全ですよね?」
そう問いかけられることが増えました。
金利は上昇傾向、物件価格も高止まり。
様子を見るという判断は、一見堅実に見えます。
ですが――
“買わない”という選択が、
将来の承継で重荷になるとしたら。
これは、あなたの会社の話かもしれません。

 

ニュースでは金利上昇や融資厳格化が報じられ、
不動産市場は慎重ムードだと言われます。

しかし現場で見ているのは、
「動かないこと」によって
法人の資産構造が固定化していく姿です。

本業一本で利益を出し、
現金を積み上げる。
一見健全です。

ですが承継の場面では、
その現金や自社株が
“分けにくい資産”になることがあります。

制度よりも先に、
資産の置き方そのものが
問われていると感じています。

 

ここでの判断軸は一つです。

「今、得か損か」ではなく
“承継時に動かせる構造かどうか”

不動産を買うべきだ、
という話ではありません。
問題は、選択肢を持っているかどうかです。

法人の中に収益不動産事業があれば、
本業とは別のキャッシュフローが生まれます。
それは株価対策や納税資金対策、
将来の資金移動の緩衝材にもなり得ます。

一方で、
何も持たない状態が続くと、
利益はそのまま内部留保となり、
株価は上がり、
承継時の負担が膨らむ可能性もある。

動かないという判断も、
一つの戦略です。
ですがそれは、
「何も設計しない」ことと同義ではありません。

重要なのは、
買うかどうかではなく、
“動かせる構造を意識しているか”という考え方です。

 

だからこそ今は、
物件を探す前に、
法人全体を一度整理すること。

本業の収益力、
株価の水準、
承継後の資金需要。

私は情報を並べる立場ではありません。
判断を助けるために、
全体像を一緒に整える立場です。

次回は
「節税だけ考えると必ず失敗する」
なぜ“税金”を軸にすると設計が歪むのか。
その考え方を整理していきます。

「数字は税理士に任せているから大丈夫」
そう言う社長は少なくありません。
忙しい日々の中で、
決算書まで細かく見ていられない。
気持ちはよく分かります。
ですがその姿勢が、
将来の選択肢を静かに減らしているとしたら。
これは、あなたの会社の話かもしれません。

 

ニュースでは金利上昇や融資姿勢の変化、
事業承継税制の話題が取り上げられます。
制度は確かに複雑になっています。

しかし現場で感じるのは、
制度より前の問題です。
社長自身が自社の数字を
「経営の道具」として使えていない。

損益だけを見て安心し、
貸借対照表を深く見ない。
資産がどこに置かれ、
どんな構造になっているかを把握していない。

その状態では、
銀行との対話も、
承継の設計も、
どうしても後手に回ります。

 

ここでの判断軸は一つです。

「黒字かどうか」ではなく、
“10年後も動かせる構造かどうか”

決算書は過去の成績表ではありません。
会社の設計図です。

現金は十分か。
借入のバランスはどうか。
資産は本業に偏りすぎていないか。
承継時に分けにくい構造になっていないか。

たとえば法人の中に
収益不動産事業が組み込まれていれば、
本業とは別の収益源が生まれます。
それは将来の承継時に
資金を回す“緩衝材”にもなります。

逆に、
数字を見ずに本業一本で走り続ければ、
景気や業界環境の変化を
そのまま会社が受け止める構造になります。

問題は能力ではなく、
設計の考え方です。
決算書を見ないということは、
設計図を確認しないまま建物を増築し続けるようなものです。

 

だからこそ今は、
利益を伸ばす前に、
決算書全体を一度整理すること。

資産はどこにあり、
将来どう動かせるのか。
承継後も資金は回り続けるのか。

私は情報を並べる立場ではなく、
その判断を助ける立場です。

次回は、
「不動産を買わない選択が命取りになるケース」
動かないという決断が、
なぜリスクになるのか。
現場の視点で考え方を整理していきます。

「現金は十分にあります」
融資相談の場で、社長がよく口にする言葉です。
確かに預金残高はある。
赤字でもない。
それでも融資が進まない。
なぜでしょうか。
お金があるのに評価されない状況は、
決して珍しい話ではありません。
これは、あなたの会社の話かもしれません。

 

ニュースでは金融機関の審査厳格化や
金利上昇が取り上げられます。
そのため
「今はどこも貸してくれない」
と感じている経営者も多いでしょう。

しかし現場では、
単に景気や金利の問題ではないケースを多く見ます。
キャッシュはあるが、
それが“どう使われ、どう残るのか”が見えない。
事業計画がなく、
資産の配置も整理されていない。
銀行から見ると、
お金はあっても“次の一手が読めない会社”
に映ってしまうのです。

 

ここで整理したい判断軸はひとつです。

「お金があるか」ではなく、
“お金をどう回せる設計か”

キャッシュは、
貯めているだけでは評価になりません。
将来、
・どこに投資されるのか
・どんな収益を生むのか
・承継後も機能するのか
これが見えて初めて、
銀行は安心します。

たとえば、
法人の中に収益不動産事業が組み込まれ、
本業とは別のキャッシュフローがあり、
その上で借入と返済の計画が示されていれば、
キャッシュは「余力」として評価されます。

一方、
使い道の見えない現金は、
守りの姿勢にしか見えません。
重要なのは金額ではなく、
動かせる構造かどうか。
この考え方がないと、
お金があるのに信用が積み上がらない、
という矛盾が起こります。

 

だから今は、
融資が通らない理由を
銀行や景気のせいにする前に、
会社全体を一度整理することが先です。

キャッシュは何のためにあるのか。
将来、どう使われるのか。
承継後も回り続けるのか。

次回は、
「決算書を見ない社長が迎える未来」
数字を見ない経営が、
どんな形で選択肢を奪っていくのか。
現場の視点で考え方を整理していきます。

「うちは借りるつもりはありませんから」
銀行面談で、何気なく出るこの一言。
社長としては堅実な姿勢のつもりでも、
その言葉が評価を下げているとしたらどうでしょう。
決算は悪くない。
資金繰りも安定している。
それでも“見えない減点”が積み重なっている。
これは、あなたの会社でも起こり得ます。

 

ニュースでは金融機関の融資姿勢が慎重になっていると言われます。
金利上昇、自己資本重視、リスク管理強化。
こうした流れの中で、
「借りない=安全」と考える経営者は少なくありません。

しかし現場では逆の現象が起きています。
銀行は“今いくら借りているか”よりも、
“将来どう付き合える会社か”を見ています。

融資の相談がない、
投資計画も見えない、
資産の整理もされていない。
そうした状態は、
慎重ではなく“消極的”に映ることがあります。

 

「銀行にどう見られるか」ではなく、
“自社は資金を回せる構造か”

銀行評価は結果にすぎません。
本質は、
・安定した収益源があるか
・資産がどこに置かれているか
・将来の承継まで見据えた設計になっているか

たとえば、法人の中に
収益不動産事業が組み込まれていれば、
本業とは別のキャッシュフローが見えます。

その上で計画的な借入と返済実績があれば、
銀行との関係は“点”ではなく“線”になります。

一方、
「借りない」「投資しない」と言い切る姿勢は、
資金を回す意思がない会社、
と受け取られることもある。

重要なのは、
強気か弱気かではなく、
“動ける設計かどうか”。
この考え方が抜けると、
知らないうちに選択肢が減っていきます。

 

だから今は、
銀行対策を考える前に、
会社の構造そのものを一度整理すること。

資産はどこにあるのか。
収益源は複線化されているか。
承継後も資金は回るのか。

次回は、
「キャッシュがあるのに融資が通らない理由」
なぜ“お金がある会社”が
評価されないのか。
現場の視点で考え方を整理していきます。

「不動産は個人で持っているから問題ない」
現場でよく聞く言葉です。
会社は会社、資産は個人。
長年そう整理してきたつもりでも、
本当にそれで“動ける状態”でしょうか。
相続、承継、融資。
いざという場面で、その分け方が
足かせになるケースが増えています。
これは、あなたの会社の話かもしれません。

 

ニュースでは金利上昇や融資姿勢の変化が語られ、
「銀行の目が厳しくなっている」と言われます。
専門家は節税や相続対策を勧めますが、
現場では別の詰まり方をしています。

それは、
会社には資産がなく、
個人に不動産が偏っている状態。

法人は利益が出ているのに、
バランスシートが軽く、
銀行評価が伸びない。
一方、個人には不動産があるが、
会社のためには使いにくい。

制度の話以前に、
この“分断された構造”が、
判断を難しくしているのです。

 

ここで一度、問いを立ててみてください。

判断軸はひとつ。

「その資産は、会社を守るために使えるか」

法人名義の不動産があることは、
節税テクニックの話ではありません。

それは、
・融資の裏付けになる
・安定したキャッシュフローを生む
・承継後も会社を支える
という“機能”の問題です。

個人名義の不動産は、
相続や家族の事情が絡むと、
一気に動かしにくくなります。

一方、法人の中に
収益不動産が組み込まれていれば、
会社の意思決定で使える資産になります。

重要なのは、
持つか持たないかではなく、
「どこに置いておくと、
10年後も動かせるか」。
この考え方が抜けていると、
守ってきたはずの資産が、
いざという時に役に立ちません。

 

だから今は、
法人名義が正解かどうかを
すぐに決める必要はありません。

まずは、
会社・個人・不動産の関係を
一度、同じ目線で整理すること。

どこに何があるのか。
それは、誰の判断で動かせるのか。

次回は、
「銀行評価を下げる社長の一言」
現場で実際に起きている、
“たった一言”が
なぜ評価を変えてしまうのか。
考え方の整理を続けていきます。

 

 

── 経営者として大家が考えるべきこと

本日のセミナーには、
家賃保証業界の中でも革新的なサービスを展開する
株式会社COMPASS の
代表取締役・鈴木 優介 社長 をお迎えしました。

カーサグループの中核を担う同社が、
近年さらにパワーアップさせているサービスの「肝」について、
非常に実務的で本質的なお話を伺うことができました。

 

不動産投資は「投資」ではなく「経営」

セミナーを通して一貫していたメッセージは、
「不動産投資は投資ではなく、経営である」 という考え方。

経営である以上、
重要なのは 収入と支出のコントロール
感覚ではなく、業務プロセスを理解し、数字で把握することが不可欠です。

賃貸経営は、突き詰めればとてもシンプル。

  • 収入をどう増やすか

  • 支出をどう減らすか

この2点に尽きます。

 

勝ち筋は「商品力 × プロモーション」

収入を増やすために必要なのは、
✔ 商品力=物件力を高めること
✔ その価値を正しく伝えるプロモーション

特に印象的だったのは、
写真の撮り方ひとつで反響は大きく変わる という話。

物件そのものだけでなく、
「どう見せるか」まで含めて経営である、という視点は、
すぐに実践できるヒントでもありました。

 

支出削減の切り札は「自主管理」

一方、支出を減らす方法として語られたのが 自主管理 という選択肢。

自主管理に切り替えることで、

  • 管理費が不要になる

  • 修繕・メンテナンスに含まれる“中抜きコスト”を削減できる

という、非常に大きなインパクトがあります。

ただし当然ながら、

  • 入居者対応

  • 退去立ち会い

  • 原状回復リフォームの手配

などを自分で行うことへの心理的ハードルは高く、
多くの大家さんが二の足を踏むポイントでもあります。

 

大家の背中を押す「新しい選択肢」

そこで提示されたのが、
「自主管理に踏み出す大家の背中を押す仕組み」 の存在。

詳細は時間の関係で懇親会へ…となりましたが、
「管理を手放す or 全部抱える」の二択ではなく、
経営者として合理的な第三の選択肢 がある、
そう感じさせる内容でした。

 

経営として賃貸を見る大家へ

賃貸経営は、
我慢や根性論ではなく、仕組みと判断の積み重ね。

今日のセミナーは、
「なんとなく続けている賃貸」から
「損失を止め、利益を残す賃貸経営」へと
視点を切り替えるきっかけになったと思います。

 

 

 

「借金はできるだけ減らした方がいいですよね」
現場の相談で、必ず出てくる言葉です。
無借金経営は安心。
そう信じて、融資を避け、返済を急いできた。
しかしその判断が、
後になって会社の首を絞めるケースがあります。
これは一部の失敗談ではありません。
あなたの会社にも起こり得る話です。

 

ニュースでは金利上昇や融資環境の変化が語られ、
「今後は借りにくくなる」と言われます。
税理士や金融機関からも、
「自己資本比率を高めましょう」
「借入は少ない方が安全です」
という助言を受けることが多いでしょう。

しかし現場では、
無借金であること自体が、
選択肢を減らしている会社を多く見ます。
融資実績がなく、
いざという時に資金調達ができない。
これは数字には表れにくい、
経営上の大きなリスクです。

 

ここで整理したい考え方があります。

判断軸はひとつ。

「借金があるかどうか」ではなく、
“借りられる状態かどうか”

借入はリスクでもありますが、
同時に「信用の履歴」でもあります。

計画的に借り、
事業や収益不動産に組み込み、
返済実績を積んでいれば、
会社は“いつでも動かせる”状態になります。

一方、借金を極端に嫌い、
借りる機会を持たなかった会社は、
相続や承継の場面で資金が必要になったとき、
一気に身動きが取れなくなります。

重要なのは、
借金をするかしないかではなく、
「資金を回せる構造かどうか」。
この考え方を持たないと、
安全だと思っていた経営が、
実は一番危うい選択になります。

 

だから今は、
借金を減らすかどうかを議論する前に、
会社全体を一度、整理することが先です。

資産、キャッシュフロー、
そして“借りる力”。
これらは切り離せません。

次回は、
「法人名義の不動産を持たないリスク」
なぜ多くの会社が、
ここでつまずくのか。
現場の視点で考え方を整理していきます。

「まだ元気だから」「もう少し先でいい」
相続対策の相談で、よく聞く言葉です。
会社も順調、資金繰りも問題ない。
だから今は手を付けなくていい。
そう判断してきた経営者ほど、
ある日突然、選択肢がなくなる。
これは特別な失敗談ではありません。
今まさに多くの現場で起きている話です。

 

ニュースでは相続税対策や事業承継税制が語られ、
専門家は「早めにやれば有利」と言います。
しかし現場では、
「何から整理すればいいのか分からない」
「会社・不動産・家族の話が混ざって止まっている」
という状態がほとんどです。

特に多いのが、
相続は“個人の問題”、
事業は“会社の問題”として分けてきたケース。
この分断が、いざという時に
資金・名義・意思決定を一気に詰まらせます。
制度の話以前に、
整理されていないこと自体がリスクなのです。

 

相続対策で最初に考えるべきことは、
節税でも、遺言書でもありません。

判断軸はひとつ。

“万一のとき、会社と資産が止まらずに動くか”

相続は、
「いつか起きるイベント」ではなく、
「突然起きる経営課題」です。

準備がなければ、
相続=資産凍結=経営判断の停止、
という事態が起こります。

一方、法人の中に
収益不動産事業を組み込み、
キャッシュフローと権限を整理していれば、
相続は“致命傷”になりません。

重要なのは、
対策をするかどうかではなく、
「止まらない構造になっているか」。
この考え方を持たずに後回しにすると、
選べたはずの道が、静かに消えていきます。

 

だから今は、
具体策を詰める前に、
会社・不動産・家族の関係を
一度、全体で整理することが先です。

何も起きていない今だからこそ、
選択肢は一番多い。
逆に、起きてからでは遅すぎます。

次回は、
「借金=悪だと信じている会社の危険性」
この思い込みが、
承継をどれだけ難しくしているのか。
現場の視点で整理していきます。