不動産投資系優良銘柄の株急落!!不動産バブル崩壊の予兆?! | 『サラリーマンが家賃1億円の資産形成を目指す不動産投資日記』

『サラリーマンが家賃1億円の資産形成を目指す不動産投資日記』

知識ゼロのサラリーマンを、より安全なスキームで、10年後に家賃1億円の資産形成を成功させるために奔走するしあわせ不動産塾塾長前野の涙と感動の物語

 

 

この記事を見て、私のところに、連絡が相次いだので、

 

当初は、

(特に東京圏は、)用地の仕入れが困難な状況なので、「仕入れが思うようにいかないから?業績の下方修正かな?」と思っていました。

 

昨今

デベロッパーの用地の仕入れが、競争激化で難しくなってきており、

年々、分譲戸数が減少しています。

 

上の表からも、特に2023年は、仕入れの困難ぶりが際立っています。

 

その余波は、

販売物件が減った

新築の販売業者の倒産を招くなど、

 

 

 

ところが、背景を調べて見たら、

 

少々違う側面が見えてきたのです。

 

この会社は、仕入れは足りていたのです。

※仕入れのやり方が上手かつ面白いシステムを使っていましたが、これについては、また別の機会で。

 

リリースされた理由は、

「新規事業の私募ファンドの組成に関連して従来は23棟1190戸の物件売却を見込んでいたが、投資環境の悪化などでこれが見送りとなり、代替策のホールセールでの機関投資家向け1棟販売も販売価格で折り合えなかったという。」

 

 

 

これを見てもよくわからない方が多いと思われますので、

簡単にまとめますと、

 

「不動産投資市場に天井が来た。」

ということなのです。

 

ここ数年、

投資家の投資が増加し、物件取得競争が起こり、物件価格の高騰及び表面利回りの低下が続いていたのですが、

それが2023年に止まって、市場が静かになったのです。

 

この会社が、

ファンドの組成に失敗した理由は、

エクイティー投資家がつかなかったからと説明でありますが、

それは、

「この会社が、収益不動産価格の上昇がもっと続くと考えて、

より今までの相場より、価格の高い=低利回り の商品群を作ったため、

天井がついた相場では、割高な投資と思われ、成立しなかった。」

というように考えるのが、自然のように思えます。

というか、ここ数年、そのようにして相場を押し上げてきた成功法則だったので、致し方ないのかも。

 

ただいつか市況が止まると思って、ファンドを作って、逃げ切ろうとしたのでしょうが、間に合わなかったというのが実情では?

と推察して見ました。

 

だとすれば、

下方修正の数字の達成も今期は難しくなるのではと、思えます。

 

市場で割高と思われている物件なのでファンドが組成(まとめて売却)できなかった物件が、

個別に売って、売れるとは限りません。

 

おそらく、

裏技を使ってでもなんとか数字を達成しようとすると思われますが、

おそらくこの会社の来期以降の業況は、より厳しくなるかと思われます。

※裏技について知りたい方は、個別にて・・・。

 

こんな見方をする人が増えたため、株価のストップ安が発生したと思うのです。

 

リーマンショックの時には、このような不動産市況の変化に何も出来ず、倒産する不動産の新興上場企業が多かったのですが、

 

その時と違うのが、

 

変化が、当時ほど急激でないことです。

上手く乗り切って、次の成長モデルが作れれば、V字回復は可能でしょう。

ここからは、経営者の腕次第かと思います。