53歳、クワガタムシを飼う〜その6 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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7月28日にオープンする

Miyashita Park内の

The Shibuya Souvenir Storeに

The Room ft.Shuya Okinoとして

Pop Up Shopを

スタートさせることが決まっていた

僕は、

商品の納品の為に

車で東京に向かう予定を組んでいた。

 

毛筆で描いたジャズメンの肖像画、

蒐集しているヴィンテージ品とは別に

Pop Upの為に仕入れた新品の花瓶、

展示用の書籍やCD等、

宅急便で送るには心配で

新幹線で運ぶには多過ぎる荷物を

車に積んで移動することを決めていたのである。

 

今回

クラッチ・バッグや蝶ネクタイ、

サングラス・ケースを

コラボで作った妻も

ディスプレイを確認したい

との事で同行を考えていた。

 

そんな妻に

出発する前夜、

僕はブログの事と

クワガタムシを連れて行きたい旨を

打ち明けた。

 

まだ、

"彼"は十分に回復していない。

いや、

自然に戻すことは彼にとって

死を意味するのだと・・・。

 

クワガタムシとゴキブリの区別のつかない

スコットランド出身の妻は

開口一番、

「Really?????」

と嘆いた。

 

ブログに書いてたの!

コロナ・ショックで

頭がおかしくなったんじゃない?

クワガタムシを連れて行くなんて

どうかしてる!!

 

罵詈雑言?

を浴びせられたけれど、

僕は、

自分の選択を信じた。

 

餌を与える為に

寝床から引っ張り出そうとする度に

抵抗し、

嚙みつこうとしていた

クワガタムシが

次第に

嫌がらなくなり

すっかり

僕に

身を任せるようになっていたからだ

(やっぱり頭がおかしいと思われても仕方ないですよねw)。

 

翌朝、

出発の準備が整い、

最後に

飼育ケースを

車に積み込んだ。

 

妻が呆れていた。

と同時に

諦めていた。

 

湖西道路から

名神、

新名神、

東名を経て、

渋谷へと向かう

約500キロ弱の旅。

 

運転中、

富士山をバックにして

ブログ用に

クワガタムシの写真を撮ることを

妄想する(ウケ狙いで)。

 

 

しかし!

あいにくの雨で

日本一の山はその姿を見せなかった。

 

もし、

撮影に成功していたら

妻に何と言われただろうか・・・。

 

(つづく)