追記 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

早速、

「遊びでDJできないよー」

とか

「俺等DJって名乗ってるんすけど、喧嘩売ってんですかー」

とか

「もう沖野さんにDJ頼めないんですかー」

という

お声が耳に入って来てます(笑)。

 

ま、

その反応を期待してブログを書いた訳ですけどね。

 

僕も推敲することなくアップしたので

誤解を招いた部分、追記しておきます。

本にしたり、雑誌に寄稿してたらそんな余地を作っちゃいけないんですが、

アムステルダムの乗り継ぎでぱぱっと書いたから・・・。

 

以下箇条書きに。

 

①僕がDJという肩書きを使うのを止めるだけで、DJプレイを止める訳ではありません。選曲家がDJをする(選曲家でDJをしない人もいますからね)とか、作曲家がDJをするとご理解下さい。

 

②僕はDJという呼び名を決して否定していません。立派なプロのDJもいらっしゃるので、DJと名乗られている方に喧嘩も売っていません。DJで食べてる人の職業はDJ以外の何者でもありませんし。僕はDJとしての収入が少ないのと、個人的にDJと呼ばれるのに抵抗があるだけです。逆にDJの方々にその価値をもっと上げて頂きたい。クリエイティヴな作業であることを、これがプロの選曲か!と思わせるプレイで世の中に広めて欲しいと思っています(ま、それだけでエセDJを凌駕できるどうかは判りませんが)。そして、僕こそがDJという自負心もあります。ただ、僕にはDJという呼び名の価値を上げるだけの力はない。DJプレイの創造性や革新性については、これからも選曲家として道を極めて行きたいと思っています。

 

③僕は色んな人がDJをやっていいと思ってるんですよ。サラリーマンでも、モデルでも。もっと多くの人にDJの面白さを知って欲しいし、DJの奥深さに気付いて欲しい。その上で、プロとアマチュアは違うってことをやる側も見せつけなければいけない思ってます。ただ、オーディエンス側が知名度でDJを評価するのはいかがなものか?と問題を提起しているんです。DJの良し悪しは"選曲"で決まる筈(勿論、パフォーマンスも大切ですが)。芸能人やセレブがDJやれば、人来ますよ、ヒット曲かけたら盛り上がりますよ。そんなんでいいんですか?最近はクラブでも知命度が高い人しか集客できないっていうからなぁ・・・。僕は、有名人の盲目的崇拝に疑問を呈しているんです。これは何もDJに限ったことではありません。

 

以上、

ブログでの説明不足を補ってみました。

 

PS

 

ニナ・クラヴィッツに影響与えた沖野さんって凄い!って言われたりするんですが、じゃ、彼女にレコードあげなかったら俺は凄くないんか?って話ですよね。彼女は立派に成長し、僕はアムスの空港で誰が読んでくれるか判らないブログで、いつしかDJでは食えなくなっていたことを告白している・・・。彼女の写真をブログで使ったのはその対比が面白いかなと。人生って何があるか判らないなと。その上で、彼女が有名だから凄い!と手放しで誉めないで、ちゃんと彼女のプレイを聴いて判断してあげて欲しいなと。彼女が有名だからキャーキャー言ってるのって、反クラブ的な行為だと思うんですよね。勿論、彼女は自分の見え方に自覚的ですけど、15年前に出会った彼女はちゃんとしたいい子でした。去年会った時もそんなに変わってなかったし・・・。可能ならコラボしたいと思っているんですよ。それは彼女が有名だからじゃなくて、彼女が友達なのと、僕と彼女が一緒に曲を作るのってちっと想像しがたいことが理由です。新たなチャレンジ。ま、ギャラ高そうだからなぁ。