We Are One | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

 

今回、

KYOTO JAZZ SEXTETとしては

初の試みとなるボーカル曲を2曲収録しました。

 

ボーカルはNavasha Daya。

 

かつて僕のソロ・アルバム、

『Unitede Legends』

『Destiny』に参加。

通常プロジェクトごとに

ボーカリストを変える僕が、

禁を破って

Navashaのスライド投入です。

 

理由は、

「Thank You」や「Still In Love」で

ジャズとの相性の良さが

実証されているNavashaを

KJSで使わない手はないなと。

 

別ブログにも書きましたが、

モンテネグロのレストランのトイレで

メロディーを思い付きました。

眺めがとても良かったんですよね。

店が、

高台にある城に続く道の途中にあったので、

街を見下ろす感じで。

遠くに海も見えました。

 

当初、

頭の中にあったアレンジは

D'Angeroの'Spanish Joint'

みたいなリズムだったんですよ。

池田憲一とデモを作り出した時は

もっとラテン的なドラムでした。

 

しかし、

作業を進めて行く内に、

他の曲との関連性が薄いことに気付き、

徐々に軌道修正して行きました。

より生音のR&Bの方向にシフトし、

コードもモード風に・・・。

 

歌詞は

アルバムのコンセプトを

Navashaに伝え

書いてもらいました。

'Song For Unity'が

リード曲となる可能性が高かったので、

世代や人種を超えた統一が

アルバムのコンセプトになると。

 

以下、歌詞です。

 

We Are One

 

We must keep, love for one another

No matter what, shade, color or culture

You are my, sister and my brother

I know that, love is the answer

 

Humanity is one family, divided by many seas

No boundary or decree, can stop me from being free

 To love my sister and my brother from all the world’s countries

Gotta keep, love for one another

We Are One, and love is the answer

 

The world needs, more cooperation

Work together to better the situation 

To have world peace, and respect for all creation

Peace of mind and no agitation

 

To understand across the lands, the similarities

And I feel every child is my child, and I take this seriously

 

Let’s make them a better future, so they have what they need

Gotta keep, love for one another

We Are One, and love is the answer

 

We must keep, love for one another

No matter what, shade, color or culture

You are my, sister and my brother

I know that, love is the answer

 

Humanity is one family, divided by many seas

No boundary or decree, can stop me from being free

To love my sister and my brother from all the world’s countries

Gotta keeep, love for one another

 

To understand across the lands, the similarities

I feel every child is my child, and I take this seriously

Let’s make them a better future, so they have what they need

Gotta keep, love for one another

We Are One, and love is the answer

 

私たちは

お互いに愛し合わなくてはいけないの

肌の色や文化が違っても

あなたは私のシスターでありブラザー

私は知っている

愛が答えだということを

 

いくつもの海に区切られても

人類は一つの家族

国境も法令も

私が世界中の国のシスターやブラザーを愛する自由を

奪えない

お互いを愛することを止めないで

私たちは一つ

愛こそが答え

 

世界は協力を必要としている

世界を平和にする為に

状況を改善する為に

共に行動する

全ての想像を尊敬したい

煽動はいらない

心に平安を

 

より良い未来を作りましょう

子供達は必要なものを持っている

お互いを愛することを止めないで

私たちは一つ

愛こそが答え

 

まさに"Unity"な内容ですよね!

レコーディング中に発覚したんですが、

何とあのGil Scott Heronは、

Navashaの従兄弟なんだとか!!

 

「シューヤに言ったことあったっけ?」

とNavashaに切り出されたんです。

 

っていうか、

もっと早く言ってよ(笑)。

 

それから、

この曲で

歌詞と共に聴いて欲しい重要なポイントが二つ。

 

まずは、

栗原健が書いてくれたサックスのメロディー。

レコーディング直前に

「この曲、

僕と類家君吹かなくていいんですか?」

と尋ねられまして(苦笑)。

 

デモには

サックスもトランペットも

入れてませんでしたからね。

ソロも栗原本人が。

いい味出してます。

 

「何か書いて」と伝えたら、

その場でいくつか候補を作ってくれたので、

一番和風だったものを即採用。

この東洋的なラインがいいですよね?

僕達は日本人だから、

自分達のアイデンティティーを

曲にちゃんと入れたいなと。

 

そして、

もう一つは、

サビのベース・ライン!

小泉克人が昔のジャズじゃ絶対にあり得ない

(そして普通の人間は思いつかない)

ベースを弾いてくれてます。

これでないと困る!

とダダをこねたんですが、

ちゃんと希望を叶えてくれました。

 

こんな時代だからこそ

メッセージがあり、

和的で、

先鋭的。

 

We Are Oneは、

2017年のジャズに

なっている筈です。